CHAPTER 15 人生の節目・記念
銀婚式・金婚式の名入れプレゼント|2人の名前を残す記念品の選び方
銀婚式・金婚式の名入れプレゼントは、入れる文字(名前・結婚した日・年数)と品の種類で選びます。迎える年齢の目安、夫婦箸や写真立てと印鑑の違い、銀や金の色の添え方、贈る立場ごとの予算、のしと注文の時期も紹介します。
公開日: 2026年10月5日
ご両親が、今年で結婚25年、あるいは50年を迎えます。きょうだいで何か贈ろうと話していて、花と食事だけでは形に残らないという声が出ました。せっかくなら、お2人の名前が入った品にしたい。けれど、どの品に何と入れればよいのかが決まりません。ご夫婦でお互いに贈り合う方も、同じところで迷います。
名入れの文字は、お2人の名前、結婚した日、年数の3つです。飾る品には3つとも入れ、毎日使う品には名前だけを入れます。迎える年齢の目安は銀婚式が50代、金婚式が70代後半で、合う品も変わります。印鑑は名前そのものを彫る品なので、お1人に1本ずつ作ります。印面に彫れない日付やお祝いの言葉は、桐箱のふたの裏に書いて添えます。
銀婚式と金婚式は、迎える年齢も祝い方も違います
銀婚式は結婚25年、金婚式は50年のお祝いです。もとは西洋の風習で、日本では1894年(明治27年)に明治天皇が銀婚式を祝われたころから広まりました。同じ名入れの記念品でも、25年と50年では、受け取るご夫婦の暮らしが大きく違います。
銀婚式は、50代で迎えるご夫婦が多い節目です
- 年齢の目安ご主人54歳、奥様52歳前後。2001年に結婚した夫婦の平均初婚年齢(夫29.0歳、妻27.2歳)に、25年を足した数です
- お祝いの席ご夫婦お2人で祝うことも、お子様や知人が席を設けることもあります
- 暮らし仕事を続けている方が多く、子育てが一段落するころです
- 合う品これから長く使える、実用の品
金婚式は、70代後半で迎えるご夫婦が多い節目です
- 年齢の目安ご主人77歳、奥様75歳前後。1976年に結婚した夫婦の平均初婚年齢(夫27.2歳、妻24.9歳)に、50年を足した数です
- お祝いの席お子様やお孫さんが、お祝いの会を開くことが多くなります
- 暮らし家の中の品を少しずつ減らしている方もいらっしゃいます
- 合う品場所を取らず、お2人の名前と日付が残る品
銀婚式なら、これからの暮らしで出番のある品が合います。金婚式なら、場所を取らない大きさで、今使っているものと入れ替えられる品を選ぶと、家の中のものが増えません。
名入れの文字は、名前・日付・年数の3つから選びます
記念品に入れる文字は、お2人の名前、結婚した日、「銀婚式」「金婚式」のように年数を表す言葉の3つです。全部入れるか、名前だけにするかは、品の大きさと使い方で決めます。
「子供一同」のような贈る側の名前は、品には入れずに、のし紙やカードに書きます。品に残すのは、受け取るお2人の名前だけです。
名入れの品は、できあがってから文字を直せません。注文の前に、次の3点を紙に書いて確かめてください。
注文の前に確かめること
- 名前の字 「髙」や「﨑」のように、ふだん書く字と戸籍の字が違う方がいらっしゃいます。ご両親宛ての郵便や年賀状で分からなければ、ご本人に尋ねます。確かめ方は印鑑のプレゼントで名前の漢字を間違えないでも紹介しています。
- 結婚した日 式を挙げた日と、婚姻届を出した日が違うご夫婦もいます。お2人がどちらを記念日にしているかを聞いてから、日付を決めます。
- 年数 結婚した年に25か50を足して、数え違いがないかを見直します。たとえば2026年は、2001年の結婚なら銀婚式、1976年の結婚なら金婚式にあたります。
名入れできる記念品を、置き場所と使う回数で比べます
名前を入れられる記念品は、食器から置き時計までさまざまです。どこに置いて、どのくらい使うのかを思い浮かべると、候補を絞れます。定番の4種類と印鑑を並べました。
夫婦箸・夫婦湯呑み
毎日の食卓で使う、2つで1組の品です。色や大きさを変えてあるので、どちらが誰の分かをひと目で見分けられます。
- 入れる文字
- 下の名前を1つずつ
- 合う節目
- 銀婚式。これからの食卓で長く使えます
- 確かめること
- 今使っている品に愛着がないか
写真立て・置き時計
居間や玄関に飾る品です。お祝いの会で撮った家族写真を入れて渡すと、その日の記念になります。
- 入れる文字
- お祝いの言葉、お2人の名前、結婚した日
- 合う節目
- 金婚式。お孫さんと写った写真を飾れます
- 確かめること
- 置く場所があるか
銀や金にちなんだ酒器・スプーン
銀婚式には銀の器やスプーン、金婚式には金杯や金の蒔絵の漆器が、お祝いの品として選ばれてきました。
- 入れる文字
- 名前か、結婚した日
- 合う節目
- どちらにも。節目の名前と品の色がそろいます
- 確かめること
- 銀は空気にふれて黒ずむので、ときどき磨けるか
名前入りのお酒・お菓子
ラベルや箱に名前と日付を入れる品です。お祝いの席で開けて、その場の全員で味わえます。
- 入れる文字
- お2人の名前、年数、日付
- 合う節目
- どちらにも。会を開くときに向きます
- 確かめること
- あとに残るのが瓶や箱だけでもよいか
印鑑
名前の字から印面を作る品です。口座や契約の手続きで、お2人それぞれに出番があります。
- 入れる文字
- お1人ずつの名前。フルネーム、名字、下の名前から選びます
- 合う節目
- どちらにも。古い印鑑と入れ替えて使えます
- 確かめること
- お2人が今、どんな印鑑を使っているか
会の席で開けるお酒と、あとに残る品を組み合わせる方法もあります。ものを増やしたくないご両親への贈り方は、物を増やしたくない人へのプレゼントで詳しく説明しています。
銀と金の色は、印材やケース、桐箱で添えられます
銀婚式には銀、金婚式には金にちなんだ品を贈る習わしがあります。金婚式という名前は、光沢が美しく、変質しにくい金にあやかったものです。印鑑の素材に銀や金はありませんが、色を添える方法がいくつかあります。
印鑑に、銀と金の色を添える4つの方法銀婚式には銀色、金婚式には金色と縁起のよい柄が合います
- 銀色の印材、チタン金属のチタンで作る印鑑です。強度が高く、さびにくい素材で、銀色のつやがあります銀婚式に
- 銀花のケース銀箔で花の模様を入れたケースです。地の色はイエロー、パープル、ピンクの3色です。黒水牛や薩摩本柘の印鑑にも、ケースで銀色を添えられます銀婚式に
- 金の文字が入った桐箱2本・3本セットで選べる桐箱は、ふたの表に金色で「御印章」と入っています金婚式に
- 鶴亀のケース金色の地に、縁起のよい鶴と亀を描いたケースです。50年の節目を祝い、これからの健康を願う気持ちを込められます金婚式に
ケースは、黒と赤が追加料金なしの標準です。銀花と鶴亀は追加料金がかかります。色と料金は印鑑ケースのご案内でご覧いただけます。
印鑑は、名前そのものを彫る名入れです
箸や写真立ては、できあがった品にあとから名前を入れます。印鑑は、名前の字に合わせて印面を設計するところから作ります。同じ「山田」でも、お父様の分とお母様の分では印影が変わります。
ご夫婦で1本の印鑑を、それぞれの実印として使うことはできません。たとえば京都市では、同じ世帯の方がすでに届け出ている印鑑は、登録できません。実印を贈るなら、お1人ずつフルネームで彫ると、2本を取り違えずに済みます。
金婚式を迎えるご夫婦には、結婚したころに作った印鑑を、50年使い続けている方もいらっしゃいます。縁が欠けていたり、1本を実印と銀行印の両方に使っていたりすることもあります。年金の口座、住まいの手続き、相続の書類と、70代からも印鑑を使う場面は続きます。節目に新しい1本へ入れ替えると、これからの手続きに備えられます。
日付とお祝いの言葉は、桐箱のふたの裏に書きます
印面に彫るのは名前だけで、日付や「金婚式」の文字は入れられません。印鑑の側面への名入れも、当店ではお受けしていません。日付と言葉を残したいときは、セットに付く桐箱のふたの裏に、贈る方が筆やペンで書き入れます。
ふたの表
当店の桐箱は、この形で届きます。表には何も書き足しませんふたの裏
贈る方が書き入れます。右から順に、縦書きで書きます- 1お祝いの言葉「祝 銀婚式」「祝 金婚式」を、右端に大きく書きます
- 2相手の名前ご両親なら「お父さん お母さんへ」や、お2人の名前を書きます
- 3日付お祝いの日か、結婚した日を書きます
- 4贈る方の名前きょうだいで贈るなら「子供一同」とまとめます
箱書きの筆記具や字の配り方は、名入れの桐箱で印鑑を贈るで順を追って説明しています。
贈る立場ごとの、印鑑の組み合わせと予算
銀婚式・金婚式に印鑑を選ぶときの組み合わせを、贈る方の立場ごとに3通り、黒水牛の価格で並べました。
3本セットを、お1人に1組ずつ
実印・銀行印・認印を、お父様とお母様それぞれの名前でそろえます。古い印鑑を一度に入れ替えられ、桐箱を2つ並べて渡せます。お父様は16.5mm・15mm・12mm、お母様は15mm・13.5mm・12mmの組み合わせです。
2組で67,600円。きょうだい3人なら、1人あたり約22,500円実印を、1本ずつ贈り合います
銀婚式のころは、住まいの買い替えやローンの見直しで、実印を使う場面が出てきます。ご主人は16.5mm、奥様は15mmにすると、大きさで見分けられます。
2本で35,700円。チタンの15mmなら1本31,800円銀行印を、お2人に1本ずつ
口座の届出印を新しくする贈り物です。15mmと13.5mmの2本で、下の名前だけを彫る方法もあります。
2本で21,500円予算を抑えたいときは、薩摩本柘の3本セットを2組にすると53,800円です。ご両親が持っている印鑑の確かめ方と、お揃いに見せるケースの色は、両親へのペアの記念品に印鑑をで紹介しています。ご夫婦で贈り合う場合の素材と名前の決め方は、結婚記念日に印鑑を贈るをご覧ください。
お祝いの会の日から逆算して注文します
名入れの品は、ご注文を受けてから作ります。当店の印鑑は、ご注文から3〜7営業日で発送しています。お祝いの会の日が決まったら、次の順で準備を進めてください。
-
1か月前
名前の字と、結婚した日を確かめます
きょうだいで贈るなら、品と1人あたりの金額もここで決めます。ご両親が今使っている印鑑の本数も、聞ける範囲で確かめておきます。
-
3週間前
注文します
配達希望日は、ご注文日の9日後から指定できます。彫る前に印影を確かめたい方は、「印影のご確認」を選び、その分の日数を見込んでください。
-
1週間前
届いた品を確かめ、箱書きをします
名前の字と本数を見て、桐箱のふたの裏に日付と言葉を書きます。墨やインクが乾くまで、ふたを開けたまま置いておきます。
-
当日
お祝いの席で手渡します
「お父さんの分」「お母さんの分」と、1つずつ渡します。当店の荷物には手紙を同封できないので、カードは別に用意して添えてください。
ご夫婦で贈り合うなら、のし紙を付けなくても構いません。包装は青と赤から選べるので、ご主人の分を青、奥様の分を赤にすると、開ける前に見分けがつきます。表書きと水引の選び方は、印鑑の贈り物にのしは必要?にまとめています。
よくある質問
両親の結婚した日が分かりません。どう確かめればよいですか
ご両親に「今年で結婚何年になるの」と尋ねるのが確実です。内緒で用意したいときは、ご親戚に聞くか、結婚式のアルバムに残った日付を探します。式の日と婚姻届の日が違う場合は、お2人が毎年お祝いしている日を選んでください。
印鑑に、日付や「金婚式」の文字を彫れますか
印面に彫るのは名前だけです。側面への名入れもお受けしていません。日付やお祝いの言葉は、セットに付く桐箱のふたの裏に書くか、カードに書いて添えてください。
父は「もう何も要らない」と言います。名入れの品を贈ったら、かえって困らせませんか
身の回りを整理している方には、今使っているものと入れ替えて使える贈り物が合います。印鑑なら古い1本の代わりに使うので、数が増えません。大きさも手のひらに収まります。それでも迷うときは、お祝いは食事会にして、小さな品を1つだけ添える方法もあります。
母の名前に旧字体が入っています。そのまま彫れますか
彫れます。ご注文の画面で入力できない字は、備考欄に「高は、はしごの形の髙」のように、字の形を書いてください。実印にする印鑑は、住民票に記載された字に合わせておくと、登録のときに困りません。
まとめ|年数、品、入れる文字、予算、注文日の順に決めます
まず、結婚した日から数えて、銀婚式か金婚式かを確かめます。次に、飾る品か毎日使う品かを選ぶと、入れる文字が決まります。
文字は紙に書き出して、名前の字と日付を確かめてください。そのあと、贈る人数で予算を割り、お祝いの会の3週間前までに注文します。印鑑を選んだ方は、届いたあとで桐箱のふたの裏に日付を書き入れます。これで、名前は印面に、結婚した日は箱に残ります。
銀婚式に銀色を添えるならチタンの実印、口座の届出印を新しくするなら銀行印もお選びいただけます。お2人分は1回のご注文でまとめてお届けします。のし紙のご希望や名前の字のご相談は、お問い合わせからご連絡ください。