CHAPTER 04 印鑑登録・各種手続き
コンビニで印鑑証明を取る方法|必要なもの・手順・取れないときの理由
印鑑証明(印鑑登録証明書)は、マイナンバーカードと4桁の暗証番号があれば、コンビニのマルチコピー機で取れます。持って行くもの、操作の手順、取れる時間と手数料、取れない8つの場合と対処法を説明します。
公開日: 2026年10月11日
契約の日が近いのに、平日は役所の開いている時間に行けない。そういう方に向けた記事です。印鑑証明(印鑑登録証明書)は、コンビニのマルチコピー機でも取れます。ただし、持って行くものが役所の窓口とは違い、コンビニでは取れない場合もいくつかあります。仕事帰りに寄って「取れなかった」とならないよう、出かける前に確かめることをまとめました。
コンビニで印鑑証明を取るには、マイナンバーカードと、カードを受け取るときに決めた4桁の暗証番号が要ります。実印と印鑑登録証は使いません。マルチコピー機の画面で「行政サービス」を押して進めます。取れるのは、毎日6時30分から23時までです。ただし、印鑑登録が済んでいて、お住まいの市区町村がコンビニでの交付に対応している場合に限ります。
印鑑証明を取りにコンビニへ持って行くのは、この3つです
役所の窓口では、印鑑登録をしたときに受け取った印鑑登録証を出します。コンビニではこの印鑑登録証が使えず、代わりにマイナンバーカードを使います。
マイナンバーカード
本人確認に使う「利用者証明用電子証明書」が入っているカードです。紙の通知カードでは取れません。電子証明書を入れたスマートフォンも、対応する機種なら使えます
4桁の暗証番号
カードを受け取るときに、ご自分で決めた数字4桁です。マルチコピー機の画面で入力します
手数料
金額は市区町村ごとに違います。札幌市と大阪市は1通200円、京都市と福岡市は250円です。マルチコピー機の投入口に入れます
実印は持って行かなくてかまいません。証明書には、役所に登録してある印影がそのまま印刷されます。印鑑登録証も、申請書も、本人確認の書類も要りません。そのかわり、取れるのはカードの持ち主ご本人の証明書だけです。
マルチコピー機の操作は、6つの手順で終わります
店員さんに声をかける必要はありません。申し込みから受け取りまで、マルチコピー機だけで済みます。コンビニの会社によって画面の見た目は少し違いますが、進む順番は同じです。
- 01画面の「行政サービス」を押す利用上の同意事項が出たら、読んで「同意する」を押します。続けて「証明書交付サービス」を選びます。
- 02マイナンバーカードを置くマルチコピー機のカード置き場に置くと、読み取りが始まります。続いて「お住まいの市区町村の証明書」を選びます。
- 034桁の暗証番号を入れて、カードを取る番号が合うと、カードを取り外すよう案内が出ます。この先は使いませんので、ここで財布にしまいます。
- 04「印鑑登録証明書」と通数を選ぶ取れる証明書の一覧から選び、必要な通数を入れます。
- 05内容を確かめて、手数料を入れる確認の画面で、証明書の種類と通数を見ます。違っていれば、前の画面に戻って直せます。
- 06証明書と領収書を受け取る印刷が終わると、取り忘れを防ぐ音声が流れます。証明書を取ってから、音声を止めるボタンを押します。
置き忘れに気をつけたいのは、マイナンバーカードと印刷された証明書です。証明書には住所、氏名、生年月日、実印の印影が載っています。店を出る前に、どちらも手元にあるかを確かめてください。
コンビニで印鑑証明を取れる時間と場所
コンビニで証明書を取るサービスは「コンビニ交付」と呼ばれ、毎日6時30分から23時まで使えます。土曜、日曜、祝日も取れます。市区町村によっては、使える時間がこれより短くなります。
コンビニで印鑑登録証明書を取れる時間土日祝日も同じです
- 役所が閉まっている時間も取れます出勤前の朝、仕事帰りの夜、週末に使えます
- 年末年始は休む市区町村があります京都市は、12月29日から1月3日まで取れません
- 点検で止まる日があります市区町村がシステムの点検をする日は、時間内でも取れません
対応しているのは、セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、セイコーマートなどです。このうち、マルチコピー機を置いていない店では取れません。
コンビニで印鑑証明を取れない8つの場合と、そのときの対処法
マルチコピー機の前まで行っても、証明書を取れないことがあります。主な場合は次の8つです。契約の前日に気づくと間に合わないこともありますので、当てはまるものがないか先に見ておいてください。
場合1印鑑登録をまだしていない
理由証明書は、登録してある印影を印刷したものです。マイナンバーカードを持っているだけでは取れません。
対処実印を用意し、役所の窓口で印鑑登録をします。コンビニでは登録できません
場合2市区町村が対応していない
理由コンビニ交付を行うかどうかは、市区町村ごとに決めています。印鑑登録証明書を対象にしていない市区町村もあります。
対処地方公共団体情報システム機構のサイトにある「利用できる市区町村」で調べ、対象外なら役所の窓口で取ります
場合3時間外、年末年始、点検の日
理由23時を過ぎると、翌朝6時30分まで取れません。点検中は、利用できないという案内が画面に出ます。
対処契約当日の朝ではなく、前の日までに取っておきます
場合4暗証番号を3回続けて間違えた
理由暗証番号にロックがかかり、そのカードではコンビニ交付を使えなくなります。
対処市区町村の窓口で、暗証番号を設定し直します。2回間違えたら、3回目は試さずに窓口へ行きます
場合5電子証明書の期限が切れている
理由カードに入っている電子証明書は、原則として発行から5回目の誕生日まで有効です。カード本体の有効期限より先に切れることがあります。
対処市区町村の窓口で、電子証明書を更新します
場合6引越しや氏名変更の届けを出したばかり
理由京都市では、戸籍や住所の届けを出してから2週間以内は、証明書を発行できないことがあります。届けの内容が反映されていない証明書が出ることもあります。
対処届けを出した役所の窓口で取り、氏名と住所が新しくなっているかを見ます
場合7氏名や住所の字数が多い、特殊な字がある
理由板橋区では、氏名や住所の字数が印刷できる範囲を超える方の証明書を、コンビニで発行できません。規格外の文字が使われている方も同じです。
対処役所の窓口で取ります
場合8ご家族の証明書を取りたい
理由コンビニで取れるのは、カードの持ち主ご本人の印鑑登録証明書だけです。
対処ご家族の印鑑登録証を預かって、役所の窓口で申請します
ほかの市区町村へ引越した方は、前の住所での印鑑登録が消えています。新しい住所の役所で、印鑑登録からやり直してください。引越しのときに済ませる手続きは、引越しを機に印鑑を整理するにまとめています。
コンビニの手数料を、窓口より安くしている市があります
手数料は市区町村が決めています。次の4市では、コンビニで取るほうが50円から200円安くなります。
400円
札幌市200円
350円
京都市250円
300円
大阪市200円
300円
福岡市250円
京都市の場合、役所の窓口なら免除になる方でも、コンビニでは手数料がかかります。操作を間違えて違う証明書を出したときは、返金も交換もできません。確認の画面で、証明書の種類と通数をよく見てから進んでください。
コンビニで取った印鑑証明も、窓口のものと同じように使えます
コンビニの証明書は、A4の普通紙に印刷されます。役所の窓口で受け取る証明書とは紙が違いますが、契約や登記には同じように使えます。普通紙でも通用するのは、偽造や書き換えを防ぐ仕掛けが印刷に入っているからです。
証明書に入っている3つの仕掛け
- 1コピーすると「複写」の文字が浮かぶ
けん制文字と呼ばれる仕掛けです。コピー機にかけた紙には「複写」と出ますので、受け取った相手は原本かどうかを見分けられます。
- 2スクランブル画像が入る
京都市の証明書では、裏面に印刷されます。証明書を受け取った会社や役所は、インターネット上の問合せサイトで、内容が書き換えられていないかを確かめられます。
- 3偽造防止の検出画像が入る
ふだんは見えない画像が、印刷のなかに隠れています。この画像を確かめると、偽造された紙でないことが分かります。
提出するのは、マルチコピー機から出てきた紙そのものです。ご自分でコピーした紙は、原本の代わりになりません。
受け取ったら、その場で印刷の状態を見てください。印影の枠が欠けていたり、文字がかすれていたりしたら、持ち帰らずに店員さんへ伝えます。店員さんが証明書に無効の印を押し、手数料を返金してくれます。家に帰ってから気づいた場合は、店では対応してもらえません。その証明書を持って、発行した市区町村の窓口に相談してください。
- 氏名と住所が、契約書に書く内容と同じになっている
- 印影が、枠の線まで欠けずに印刷されている
- 通数が、提出先から言われた数だけある
- マイナンバーカードを、マルチコピー機に置いたままにしていない
役所の窓口で取るほうが向いている方
コンビニが便利なのは、ご本人がマイナンバーカードを持って行ける場合です。次のような方には、役所の窓口のほうが向いています。
コンビニが向いている方
- 平日の昼間に役所へ行けない方
- 暗証番号を覚えていて、ご自分で店へ行ける方
- 出張先や勤め先の近くで取りたい方
ご家族に頼むとき頼めません。カードと暗証番号を人に預ける使い方は、避けてください
役所の窓口が向いている方
- マイナンバーカードを持っていない方
- 引越しや氏名変更の届けを出したばかりの方
- 手数料の免除を受けられる方
ご家族に頼むとき印鑑登録証を預ければ、代わりに取ってきてもらえます
よくある質問
印鑑登録証(カード)しか持っていません。コンビニで取れますか
取れません。コンビニのマルチコピー機が読み取るのは、マイナンバーカードです。お持ちの印鑑登録証は、役所の窓口で申請するときに使ってください。なくしたときの手続きは、印鑑登録証をなくしたら?で説明しています。
マイナンバーカードを作ったら、印鑑登録証は捨ててもよいですか
捨てずに取っておいてください。役所の窓口で証明書を取るときは、これまでどおり印鑑登録証が要ります。マイナンバーカードでは窓口で申請できない市区町村もあります。ご家族に代わりに取ってきてもらうときにも、印鑑登録証を使います。
暗証番号を忘れてしまいました
思い当たる数字を何度も試すのは、おすすめしません。3回続けて間違えるとロックがかかります。マイナンバーカードを持って市区町村の窓口へ行き、暗証番号を設定し直してください。
スマートフォンでも取れますか
マイナンバーカードの電子証明書を入れたスマートフォンなら、カードの代わりに使えます。Androidは2023年12月から、iPhoneは2025年6月から使えるようになりました。ただし、店と市区町村の両方がスマートフォンに対応している場合に限ります。
コンビニで取った証明書は、何日前のものまで使えますか
期限の考え方は、窓口で取った証明書と同じです。証明書には発行した日だけが載り、いつまで使えるかは提出先が決めます。不動産の登記や自動車の登録では、発行から3か月以内のものが求められます。提出先に期限を聞いてから取ってください。
実印がまだありません。先に証明書だけ取れますか
取れません。印鑑証明は、役所に登録した印影がご本人のものだと示す書類です。先に実印を作り、役所で印鑑登録を済ませてから取ります。登録までの流れは実印とは?で説明しています。
まとめ|出かける前に確かめる順番
まず、お住まいの市区町村がコンビニ交付で印鑑登録証明書を出しているかを調べます。次に、マイナンバーカードの4桁の暗証番号を思い出せるかを確かめます。自信がなければ、コンビニで試す前に役所の窓口へ行くほうが確実です。引越しや氏名変更の届けを出して間もない方も、窓口を選んでください。どれにも当てはまらなければ、契約の前の日までに近くのコンビニで取っておきます。

印鑑登録に使う実印を、京都の職人がお名前に合わせてお作りします
証明書に載るのは、登録した実印の印影です。お名前の字に合わせて、職人が1本ずつ印面を設計し、彫刻します。ご注文から3〜7営業日で発送、送料無料、5年保証です。3本セットは桐箱か化粧箱に収め、朱肉と押印マットを添えてお届けします。
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