CHAPTER 16 印鑑の贈り物・マナー
長寿祝いに開運印鑑を贈る|健康を願う気持ちの伝え方と選び方
古希・喜寿・米寿などの長寿祝いに、開運印鑑を贈りたい方へ。年祝いの年齢とお祝いの色、名前と生年月日から印影を設計する仕組みをまとめました。「健康になる」と言わずに願いを伝える言い換え、合わせやすい運気、70代・80代で使う印鑑の種類、注文に必要な情報、添える言葉の文例まで説明します。
公開日: 2026年9月29日
70歳の古希、77歳の喜寿、88歳の米寿。長寿のお祝いには、「これからも元気でいてほしい」という気持ちを込めた品を選びたくなります。その願いを形にする品として、名前を鑑定して作る開運印鑑を選ぶ方がいらっしゃいます。ただ、開運印鑑は健康を約束する品ではありません。贈るときに「これで病気にならない」と伝えてしまうと、受け取った方も戸惑います。願いをどう言葉にして手渡すか。そこがこの贈り物のいちばん大事なところです。
「健康になる印鑑」ではなく「元気でいてほしいという願いを込めて作った印鑑」として手渡します。開運印鑑は、名前の画数と生年月日をもとに印影を設計し、願う運気を3つまで選べます。長寿のお祝いでは、健康と財産に関わるとされる蓄財運や、家族の結びつきを表す家族運が選ばれています。1本だけ贈るなら、年金の口座で使う開運銀行印です。薩摩本柘15mmで16,500円。一式でそろえるなら開運3本セットで、薩摩本柘46,900円から。どちらにも鑑定書、桐箱、印鑑のお守りが付きます。
長寿の年祝いと、お祝いの色
長寿のお祝いは、60歳の還暦から始まり、節目ごとに呼び名とお祝いの色があります。
長寿の年祝いと、お祝いの色年齢は満年齢で祝う場合の目安です
- 還暦60歳干支が生まれた年に還る。赤
- 古希70歳「古来稀なり」から。紫
- 喜寿77歳「喜」の草書体が七十七に見える。紫
- 傘寿80歳「傘」の略字が八十に見える。金茶・黄
- 米寿88歳「米」の字が八十八に分けられる。金・黄
- 卒寿90歳「卒」の略字が九十に見える。紫
- 白寿99歳「百」から一を引くと「白」。白
- 百寿100歳百歳の祝い。白・桃色
年祝いは、もともと数え年で祝うものでした。神社本庁の案内でも、還暦は61歳、古稀は70歳と数え年で紹介されています。今は満年齢の誕生日に祝う家庭が多く、どちらで祝っても構いません。お祝いの色は一般に言われている例で、地域や家庭によって違います。
厚生労働省の発表によると、2026年9月1日現在、百歳以上の方は全国で107,677人です。老人福祉法ができた昭和38年には153人でしたから、長寿のお祝いを重ねる方は年々増えています。
2026年9月1日現在
- 昭和38年の百歳以上153人
- 今年度中に100歳を迎える方54,294人
- 百歳以上のうち女性94,298人
出典:厚生労働省「令和8年度百歳の高齢者へのお祝い状及び記念品の贈呈について」。
開運印鑑は、名前をもとに印影を設計します
開運印鑑は、名前の画数による姓名鑑定と生年月日をもとに、印面の文字の配置や、枠に接する部分の太さを設計して彫る印鑑です。見た目は普通の印鑑と変わらず、実印・銀行印・認印として使えます。
願う運気の方位を、文字で太くつなぎます
印相学では、印面の方位ごとに8つの運気が割り当てられています。ご注文のときに願う運気を3つまで選ぶと、その方位で文字を枠に太く接するように設計します。鑑定の内容と、印影のどこを整えたかは、鑑定書にまとめてお渡しします。
印面八方位について詳しく見る開運印鑑の効果は、科学的に確かめられたものではありません。昔から伝わる縁起の考え方を、印鑑の設計に取り入れたものです。仕組みは開運印鑑とは?で、効果についての考え方は開運印鑑は効果がある?で詳しく説明しています。
「健康になる」と言わずに、願いを伝える
長寿祝いの開運印鑑でいちばん気をつけたいのが、渡すときの言葉です。効き目をうたう言い方をすると、「体の具合が悪いと思われているのかな」と受け取られることがあります。のちに体調を崩したとき、がっかりさせてしまうこともあります。願いを込めた贈り物だと伝わる言い方に替えてみてください。
「この印鑑を持っていれば、病気にならないよ」
「いつまでも元気でいてね、という気持ちを込めて選びました」効き目ではなく、贈る側の気持ちを伝えます
「健康運が上がる印鑑なんだって」
「名前を鑑定してもらって、健康に関わるとされる運気を選んだよ」「とされる」と添えると、押しつけになりません
「長生きできるように、開運の印鑑にしたから」
「これからも、自分の名前のこの印鑑で、いろいろ決めていってね」これからの暮らしで使う道具として手渡します
「古い印鑑は縁起が悪いから、もう使わないで」
「今の印鑑は大事にしまっておいて、お祝いの記念に新しい1本を使ってみて」今まで使ってきた印鑑を否定しない言い方に
開運印鑑を「持たないと不幸になる」と不安をあおって勧める売り方には、注意が必要です。家族がそうした勧誘を受けていないか心配なときは、開運印鑑を買わないと不幸になる?もあわせてご覧ください。
長寿祝いに合わせやすい運気
当店の開運印鑑では、8つの運気から3つまで選べます。長寿のお祝いの気持ちに合わせやすいのは、次の4つです。迷ったら「おすすめ」にしておけば、鑑定の結果をもとに職人が決めます。
蓄財運
健康や財産の蓄えに大きく影響すると言われる運気です。「体を大事に」という気持ちを込めたいときに。
家族運
夫婦や親子の結びつきを表すとされる運気です。お孫さんやひ孫さんと過ごす時間を願って。
住居運
住まいに恵まれるかどうかを見る運気です。住み慣れた家で穏やかに過ごしてほしいときに。
希望運
新しい発見や、これからの広がりを表す運気です。趣味や習いごとを続けている方に。
70代・80代で、印鑑を使う場面
長寿祝いの印鑑は、飾っておく記念品ではなく、これからの暮らしで使う道具として選びます。70代・80代で印鑑を使う場面に合わせて、種類を決めます。
年金の口座と、預金の整理
開運銀行印年金を受け取る口座の届出印は、窓口で手続きをするたびに使います。出番がいちばん多いので、1本だけ贈るなら銀行印にすると使い道に困りません。
確かめること今の届出印がどれか
家の住み替えや、相続の準備
開運実印住まいをご家族の近くへ移す、家や土地を引き継ぐといった手続きで、実印と印鑑証明書を使います。
確かめること実印として登録している印鑑があるか
介護サービスや郵便の受け取り
開運認印介護サービスの契約書や、書留の受け取りなどで、認印を求められることがあります。手元に置いておく1本です。
確かめること浸透印だけで済ませていないか
手の力が弱くなってきた方には、細すぎない15mmほどの太さが持ちやすく、押すときに安定します。薩摩本柘は軽いので、手に取ったときの負担も少なくて済みます。新しい実印や銀行印に替えたときは、市区町村での登録のし直しや、金融機関での届け出の変更が要ります。ご本人が窓口に行くのが難しいときの進め方は、前もって窓口に確かめておいてください。
注文のときに必要な情報
開運印鑑は、名前と生年月日をもとに鑑定するため、普通の印鑑よりも入力する項目が多くなります。家族で贈るときは、次の内容をあらかじめそろえておきます。
商品ページの入力欄(開運銀行印の場合)
鑑定と彫刻に使います。旧字体の名前や、カタカナの名前も、住民票のとおりの字で入力します
年・月・日を選ぶ形式で、年は西暦です。「昭和24年」のように和暦で覚えているときは、西暦に直して選びます
迷う運気は「おすすめ」にすると、鑑定の結果をもとに職人が選びます
包装は青か赤から選べます。お祝いの内容は備考欄に書いてください
生年月日が正確に分からないときの対処は生年月日なしで開運印鑑を贈れる?で説明しています。開運印鑑には、鑑定書、桐箱、朱肉、押印マット、保証書と、下鴨神社でご祈祷いただいた印鑑のお守りが付きます。
渡す日と、添える言葉
長寿祝いの印鑑は、誕生日のほか、家族が集まりやすい敬老の日に渡す方もいらっしゃいます。敬老の日は9月の第3月曜日です。国民の祝日に関する法律では「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日とされています。老人福祉法では、9月15日が老人の日、そこから21日までが老人週間と定められています。
当店はご注文から3〜7営業日で発送します。お祝いの席に間に合わせるなら、2週間前までに注文しておくと安心です。印鑑に添える言葉の例を並べました。
古希の母へ、子どもたちから
「70歳、おめでとう。いつまでも元気でいてね、という気持ちを込めて、お母さんの名前で印鑑を作ってもらいました。これからも、自分のことは自分で決めていくお母さんでいてください」
喜寿の祖父へ、孫から
「喜寿おめでとう。おじいちゃんの名前を鑑定してもらって、家族の絆に関わる運気を選びました。お正月にまた、みんなで集まろうね」
米寿の祖母へ、家族一同から
「88歳のお祝いに、年金の口座で使う印鑑を新しくしました。これからも、体を大事に、ゆっくり過ごしてください」
当店の荷物には手紙を同封できないため、言葉はカードにして手渡すか、郵便で別に送ってください。のし紙の表書きは「祝古希」「喜寿御祝」のように祝い名を入れるか、長寿のお祝い全般に使える「寿」とします。
よくある質問
開運印鑑を贈れば、健康でいられますか
お約束はできません。開運印鑑は、昔から伝わる縁起の考え方を印鑑の設計に取り入れたもので、効果が科学的に確かめられたものではありません。「元気でいてほしい」という気持ちを形にする贈り物として選んでください。
本人に内緒で開運印鑑を作れますか
作れます。名前の正しい字と生年月日、性別が分かれば注文できます。名前の字は、住民票のとおりの字で作ります。旧字体が入っていないか、家族に確かめておきます。
80代で、印鑑を使う機会が少なくても贈っていいですか
使う機会が少ないなら、年金の口座で使う銀行印を1本にする考え方があります。今の印鑑をそのまま使い続けたいという方には、記念の1本として桐箱ごと大事にしまっておいてもらう形でも構いません。
両親2人の長寿祝いに、開運印鑑をそろえられますか
そろえられます。開運印鑑は1人ずつ名前と生年月日で鑑定するので、2本の印影はそれぞれ違うものになります。素材とケースの色でお揃いにする方法は両親へのペアの記念品に印鑑をで紹介しています。
まとめ|決める順番
開運印鑑に決めたら、4つを順に固めていきます。まず、彫るお名前の正しい字です。住民票のとおりの字が要りますので、ご家族に確かめておきます。次に生年月日と性別で、これが鑑定の土台になります。3つ目が種類で、出番がいちばん多いのは年金の口座で使う銀行印です。最後に運気を選びます。迷う分は「おすすめ」にしておけば構いません。あとはお祝いの2週間前までにご注文ください。渡す日は、効き目ではなく気持ちのほうを言葉にしてください。
お名前と生年月日から印影を設計し、職人が1本ずつお作りします
鑑定の内容と、印影のどこをどう整えたかは、すべて鑑定書でお渡しします。桐箱と印鑑のお守りが付き、包装は青か赤から選べます。送料無料、5年保証です。