CHAPTER 12 開運印鑑・姓名判断
開運印鑑を買わないと不幸になる?不安をあおる勧誘への対処法
「この印鑑のままでは不幸になる」と言われて不安な方へ。印鑑を買わなかったことで不幸になることはありません。不安をあおる説明によくある言い回し、その場での断り方、消費者契約法で契約を取り消せる場合とクーリング・オフ、相談先の消費者ホットライン188、すでに買った印鑑の扱い、当店が開運印鑑を「願いを込める縁起物」として作っている考え方までお伝えします。
公開日: 2026年9月24日
「今お使いの印鑑は凶相です。このままではご家族に良くないことが起こります」。無料の鑑定を受けたら、そんなふうに言われて怖くなった。ご相談のなかには、こうしたお話が今もあります。開運印鑑を作っている店として、はじめにはっきりお伝えします。印鑑を買わなかったからといって、不幸になることはありません。この記事では、不安をあおる説明の見分け方と、その場での対処、すでに契約してしまった場合にできることを順にお話しします。
開運印鑑を買わなくても、不幸にはなりません。今の印鑑を使い続けて、悪いことが起こる根拠もありません。開運印鑑は、願いや決意を込めて持つ縁起物で、持たない人に災いが降りかかるという性質のものではないからです。「買わないと不幸になる」と不安をあおって結ばせた契約は、消費者契約法によって取り消せる場合があります。その場では決めずに持ち帰り、迷ったら消費者ホットライン「188」に相談してください。
印鑑を買わないことで、不幸になることはありません
印鑑は、書類の内容を本人が確かに認めたことを示すための道具です。実印は役所に、銀行印は金融機関に届け出て使います。どちらの窓口でも確かめるのは、届け出た印影と同じかどうかだけで、印相の吉凶を問われることはありません。欠けやひびがなく、きちんと押せる印鑑であれば、道具としての役目は十分に果たしています。
開運印鑑は、その道具に願いを込めたものです。お守りやだるまと同じ縁起物の仲間で、「こうなりたい」という前向きな気持ちを形にして手元に置くために作ります。お守りを持っていない人に罰が当たらないのと同じで、開運印鑑を持っていない人に悪いことが起こる、という考え方は、縁起物の成り立ちから見ても筋が通りません。効果についての当店の考え方は、開運印鑑は効果がある?に書いています。
不安をあおる説明には、決まった言い回しがあります
国民生活センターは、「このままでは不幸になる」と告げて開運グッズや祈祷を次々に勧める商法について、注意を呼びかけてきました。相談の事例を見ると、使われる言葉はよく似ています。先に知っておけば、言われたときに落ち着いて受け止められます。
「今の印鑑は凶相です。このまま使うと、ご家族に災いが及びます」
家族や健康の話は、だれでも不安になります確かめようのない将来の不幸を告げるのは、あおる説明の典型です。印相の見立ては流派ごとに違い、同じ印鑑でも店によって評価が変わります。
「今日決めていただければ、特別にこの価格にします」
急がせるのは、考える時間を与えないためです印鑑は何十年も使う品です。1日や1週間考えたところで、困ることは何もありません。
「お名前の画数が大凶です。印鑑で補わないと運気が下がり続けます」
凶の出る名前のほうが多数派です当店の簡易鑑定の表でも、81の画数のうち35が凶か大凶です。5つの格のどこにも凶がない名前は、ごくわずかです。
「この印鑑だけでは足りません。もう1段上の品と、ご祈祷も必要です」
買うたびに次の品が出てくるなら、離れてください個人の印鑑は、実印・銀行印・認印の3本があれば足ります。それ以上に必要な品はありません。
「家族に相談すると、運気が逃げます」
相談を止める店は、相談されると困る店ですまともな買い物で、家族に話して困ることはありません。
姓名判断で悪い結果が出たときの受け止め方は、姓名判断が悪くても印鑑は作れる?でくわしくお話ししています。
その場でできる対処は、決めずに帰ることです
不安をあおる説明は、その場で決めさせることで成り立っています。ですから、いちばん効く対処は、その場で決めないことです。断る理由を説明する必要はありません。
- 01「家族と相談します」と言って帰る電話なら「検討します」とだけ伝えて切ります。理由を言い返す必要はありません
- 02説明と金額を書面でもらう何が、いくらで、何のために必要なのか。書面を出せない説明は、信用しなくてかまいません
- 031晩置いて、だれかに話す家族や友人に話すと、自分でもおかしな点に気づきます
- 04迷ったら「188」に電話する契約する前でも相談できます
消費者ホットライン188
消費者庁が案内している全国共通の電話番号です。「契約してしまったが取り消せるか」「しつこく勧誘されて困っている」といった相談を、専門の相談員が聞いてくれます。相談は無料です。
不安をあおられて結んだ契約は、取り消せる場合があります
すでに契約してしまった方も、あきらめないでください。消費者契約法には、霊感などを理由に不安をあおる勧誘によって結んだ契約を、あとから取り消せるという定めがあります。2023年1月の改正で、取り消せる範囲と期間が広がりました。
消費者契約法 第4条第3項|霊感などによる告知を用いた勧誘
3年不安から抜け出し、取り消せると分かったときから
10年契約を結んだときから
この定めに当てはまるかどうかは、どんな言葉で勧誘されたかによって決まります。言われた内容、日時、相手の名前を、覚えているうちに書き留めておいてください。契約書、領収書、パンフレット、届いた品も捨てずに取っておきます。
訪問販売と電話勧誘には、クーリング・オフがあります
自宅に来た販売員から買った場合や、店のほうから電話をかけてきて契約した場合は、契約の書面を受け取った日から8日以内であれば、理由を問わず契約をやめられます。クーリング・オフと呼ばれる制度です。はがきなどの書面か、メールなどの記録が残る方法で通知します。
自分からインターネットで注文する通信販売には、クーリング・オフの制度がありません。返品できるかどうかは、店が表示している返品の条件によります。名前を彫る印鑑は、注文を受けてから作る品ですので、お客様の都合による返品を受けていない店がほとんどです。だからこそ、注文は不安なときではなく、落ち着いて決められるときになさってください。勧誘のしかたと解約の関係は、開運印鑑は怪しい?購入前に確認したい説明・価格・勧誘方法でも説明しています。
不安に押されて買った印鑑は、使ってもかまいません
「あおられて買ってしまった印鑑を、使い続けてよいのでしょうか」と聞かれることがあります。契約を取り消して返品するのでなければ、使っていただいてかまいません。売り方に問題があったとしても、印鑑そのものに罪はありません。名前が正しく彫られ、きちんと押せるのであれば、実印として登録することも、銀行に届け出ることもできます。
どうしても嫌な気持ちが残るなら、使わずにしまっておき、必要になったときに改めて気に入った1本を作る、という方法もあります。どちらを選んでも、運勢に差が出ることはありません。
当店は、開運印鑑を「願いを込める品」として作っています
当店の開運印鑑は、不安を取り除くための品ではなく、願いを形にするための品です。鑑定で凶と出た格は、悪い知らせとしてではなく、「印影で補うとよい場所」の手がかりとして読みます。
「買わないと、悪いことが起こる気がする」
「実印が必要になった。せっかくなら、家族への願いを込めた1本にしたい」
「今の印鑑が凶相と言われたから、すぐ替えなければ」
「今の印鑑は欠けもなく使えている。姓が変わるときに、新しく作ろう」
「高い印材にしないと、効果が弱いのでは」
「印材は好みと予算で選ぶもの。鑑定と印影の設計は、どの印材でも同じ」
それでも今の印鑑が気になるときは、傷みがないかを見てください
言われた言葉が頭に残って、今の印鑑が気になってしまう。そんなときは、吉凶ではなく、道具としての状態を確かめてみてください。見るのは2つだけです。
欠けやひびがあれば、縁起とは関係なく、実用のうえで買い替えをおすすめします。くわしい点検のしかたは印鑑の買い替え時期の目安をご覧ください。傷みがなければ、今の印鑑を安心してお使いください。新しい印鑑は、結婚で姓が変わるとき、実印を登録するとき、口座を開くときなど、必要になったときに作れば十分です。
よくある質問
無料の鑑定を受けただけです。買わないと失礼でしょうか
失礼ではありません。無料の鑑定は、店が自分の判断で提供しているものです。受けたからといって、買う義務は生まれません。当店の簡易鑑定も、結果を見るだけでかまいませんし、入力した情報は保存していません。
親が高額な印鑑を契約してしまいました。家族が代わりに取り消せますか
取消しの手続きは、原則として契約したご本人が行います。まずはご本人と一緒に、消費者ホットライン188へ相談してください。契約書や領収書、勧誘のときに言われた言葉のメモがあると、相談が進みやすくなります。
三文判や既製品の印鑑を使っていると、運が悪くなりますか
なりません。ただ、既製品の印鑑は同じ印影のものが数多く出回っているため、実印や銀行印に使うのは防犯のうえでおすすめしていません。運勢ではなく、安全のために替える、と考えてください。
開運印鑑を持っているのに、悪いことが起きました
印鑑のせいでも、あなたのせいでもありません。開運印鑑は、悪いことを防ぐとお約束する品ではないからです。「もっとよい印鑑が必要だ」と勧める声には、耳を貸さなくて大丈夫です。
まとめ|不安なときは買わない。必要になったときに、願いを込めて作る
開運印鑑を買わなくても、不幸にはなりません。「このままでは災いが起こる」「今日決めないと」という説明は、不安をあおって契約を急がせるための決まった言い回しです。その場では決めずに帰り、書面をもらい、家族に話し、迷ったら188に電話してください。霊感などを理由に不安をあおられて結んだ契約は、消費者契約法によって取り消せる場合があり、訪問販売や電話勧誘なら8日以内のクーリング・オフも使えます。
印鑑は、実印の登録や口座の開設など、使い道ができたときに作るものです。そのときに「せっかくなら願いを込めたい」と思われたら、開運印鑑を思い出してください。当店は、急がせることなくお待ちしています。
印鑑が必要になったときに、ゆっくりご覧ください
鑑定の結果がどうであっても、価格は変わりません。鑑定の内容と、印影のどこをどう整えたかは、すべて鑑定書でお渡しします。送料無料、5年保証です。