CHAPTER 15 人生の節目・記念
初節句祝いの相場はいくら?祖父母・親族の金額と人形代・渡す時期
初節句祝いの相場を、お祖父様・お祖母様、おじ様・おば様、友人の関係別に紹介します。ひな人形・五月人形を誰が用意するかで、お祝いの形は変わります。人形代とお祝いをいつ渡すか、祝儀袋の表書き、現金と品の分け方、内祝いの考え方もまとめました。
公開日: 2026年10月13日
お孫さんや姪御さん・甥御さんが、初めての節句を迎えます。ひな人形や五月人形は、どちらの実家が用意するのでしょうか。人形を贈らない側は、いくら包めばよいのでしょうか。出産祝いを渡してからまだ数か月で、また包むのかと迷う方もいらっしゃいます。この記事では、初節句祝いの金額の目安を関係別に示し、人形代やお祝いを渡す時期、祝儀袋の書き方まで順に説明します。
初節句祝いの相場は、人形を用意しない側のお祖父様・お祖母様なら30,000〜50,000円です。おじ様・おば様からは10,000円前後、友人からは3,000〜5,000円の品が目安です。人形を贈る側は、その人形がお祝いになるので、現金は要りません。現金や品は、節句の当日か前の晩に開くお祝いの席で手渡します。席に出られないときは、節句の1週間前までに届くように送ります。人形代として包むお金だけは、ご両親が人形を選び始める前に渡してください。
関係別に見る初節句祝いの相場。人形を贈る側と贈らない側で分かれます
初節句祝いの金額は、赤ちゃんとの関係と、人形を用意する立場かどうかで決まります。当店でのご相談と一般的な慣習をもとに、目安を図にしました。
人形を贈るお祖父様・お祖母様は、現金を包まなくて構いません。ひな人形や五月人形、鯉のぼりが、そのままお祝いになるからです。図に挙げたのは、人形を用意しない立場の方の目安です。
目安の幅のなかでいくらにするかは、ほかに受け持つ費用と、これまでに贈った額を見て決めます。
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現金は控えめにする
祝い膳や記念写真の費用を受け持つ
お祝いの席の食事代や、写真館の費用を出すなら、その分だけ現金を減らします。受け持った費用と現金を合わせて、目安の幅に収まるようにします。
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多めに包む
出産祝いを渡せていなかった
遠方に住んでいて出産祝いを贈りそびれていたなら、その分も合わせて包みます。表書きは「御祝」にして、「遅くなりましたが」とひとこと添えます。
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同じ額にする
2人目、3人目のお孫さんが初節句を迎える
上のお子様のときと同じ金額にします。日本人形協会も、ひな人形や五月人形は、できれば1人ずつ用意するよう勧めています。
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品だけを贈る
ご両親から「お祝いは気にしないで」と言われた
現金は包まず、節句の絵本や名前の入った品を1つ贈ります。値段は、ご両親がお返しを考えなくて済む程度にとどめます。
金額ごとに選べる品は、初節句祝いのプレゼント予算1万・2万・3万円で紹介しています。
ひな人形・五月人形を誰が用意するかを、先に確かめます
日本人形協会によると、ひな人形は、赤ちゃんのお母様の実家から贈るのが普通です。五月人形も同じですが、今は両家で費用を半分ずつ出すこともあります。鯉のぼりはお母様の側、鎧や兜はお父様の側が用意する例もあります。協会は、両家でよく話し合って決めるよう勧めています。
飾る場所の広さに合わせたいからと、ご両親が自分たちで人形を選ぶご家庭もあります。誰が用意するかによって、お祝いの形は次の3つに分かれます。
母方が人形を贈る場合
父方は、現金か祝い膳の費用でお祝いします
包む金額の目安は30,000〜50,000円です。お祝いの席の費用を受け持つ方法もあります。人形と重ならない名前旗や、赤ちゃんの名前の品を添える方もいます。
現金、祝い膳、名前の品両家で人形代を出し合う場合
人形を選ぶ前に、ご両親へ人形代を渡します
金額は、ご両親に人形の予算を聞いてから決めます。両家が同じ額を出すなら、節句の席には手土産だけを持っていけば足ります。
人形代ご両親が自分たちで選ぶ場合
両家とも、現金を「人形代の足しに」と渡します
飾る場所と好みは、ご両親がいちばんよく知っています。現金なら、大きさも顔立ちも自由に選んでもらえます。
現金おじ様・おば様や友人は、ひな人形や五月人形を贈る立場ではありません。日本人形協会は、ご親戚や友人からの品として、ケース入りのわらべ人形や金太郎の人形、鯉のぼりを挙げています。ただ、住まいによっては、飾りが増えると置き場所に困ります。現金か、かさばらない品にしておくと、ご両親の負担になりません。
人形と重ならない品の候補は、初節句祝いに長く使えるプレゼントにまとめました。
初節句祝いはいつ渡す?人形代なら人形を選ぶ前に、お祝いなら節句の席で渡します
桃の節句は3月3日、端午の節句は5月5日です。日本人形協会によると、ひな人形を選ぶ時期は1月初旬から2月中旬です。五月人形は、3月初旬から4月中旬に選びます。どちらも、準備は節句の2か月ほど前から始まります。この日程に合わせて、渡す時期を図に並べました。
人形を選ぶ時期と飾る時期は、日本人形協会の案内をもとにした目安です。ひな人形は立春のころから、五月人形は春分の日を過ぎたころから飾ります。
渡す日の候補を、早い順に並べます。
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人形を選ぶ前
人形代は、ひな人形なら12月までに、五月人形なら2月までに渡す
ご両親が店を回り始める前に渡せば、予算を決めてから選んでもらえます。表書きは、お祝いと同じ「初節句御祝」です。「人形代に使ってください」とひとこと添えます。
先に渡すとき -
節句の1〜2週間前
席に出られないときは、この時期に届くように送る
現金は現金書留で、品は宅配便で送ります。届く日を先にご両親へ知らせておくと、受け取りやすくなります。
送るとき -
当日か前の晩
お祝いの席に招かれたら、その場で手渡す
お祝いの席は、節句の当日か、前の晩の「宵節句」に開くのが習わしです。両家のお祖父様・お祖母様や、ふだん親しくしている方が招かれます。
手渡すとき -
節句のあと
間に合わなかったら、「御祝」として渡す
節句を過ぎたら、表書きを「御祝」に替えます。「遅くなりましたが」とひとこと添えて渡します。
遅れたとき
節句の直前に生まれた赤ちゃんは、初節句を翌年に回すことがあります。1月や2月に生まれた女の子、3月や4月に生まれた男の子がそうです。お祝いをする年を、先にご両親に聞いてください。生まれ月ごとの考え方は、初節句祝いに印鑑を贈るで説明しています。
祝儀袋の表書きと、現金の包み方
初節句は、お子様が生まれるたびに迎えるお祝いです。そのため水引は、何度でも結び直せる紅白の蝶結びを選びます。飯田水引協同組合によると、結び方には「結びきり」と「花結び(蝶結び)」の2つがあります。結びきりは、結婚のように繰り返さないお祝いに使います。
下の段には、贈る方の氏名を書きます。ご夫婦で贈るなら、ご主人をフルネームで書き、その左に奥様の名前を並べます。中袋の表には「金 参萬円」のように金額を、裏には住所と氏名を書きます。お札は新札を用意します。
遠方で手渡しできないときは、郵便局の現金書留で送ります。日本郵便の案内では、専用の現金封筒は1枚21円です。現金書留にすると、通常の郵便料金に480円が加わります。この480円で補償されるのは10,000円までで、それより多く送るときは5,000円ごとに11円を足します。30,000円を送るなら、加わる料金は524円です。
現金だけにするか、品を添えるか
人形を贈らない立場なら、現金だけでも失礼にはなりません。祝い膳や記念写真の費用として、ご両親に使ってもらえるからです。ただ、現金は使えば形が残りません。記念に残したい方は、予算の一部を品に回します。下の図は、赤ちゃんの名前の印鑑を添える場合の分け方です。
予算 10,000円おじ様・おば様から
予算 30,000円前後お祖父様・お祖母様から
予算 50,000円前後お祖父様・お祖母様から、初めてのお孫さんへ
図の2本セットは、銀行印12mmと認印10.5mmの組み合わせです。桐箱か化粧箱を、追加料金なしで選べます。お子様の印鑑は、下の名前だけで彫るご注文をよくいただきます。大人になって姓が変わっても、そのまま使えるからです。
初節句のころは、出産祝いや節句のお祝いのお金が、ご両親の手元にまとまる時期です。赤ちゃんの名前で口座を作るご家庭では、贈った銀行印を届出印にできます。全国銀行協会も、お子様の口座を作るときに用意するものとして、届出印を挙げています。窓口へ持っていく書類は、赤ちゃんの口座開設に印鑑は必要?をご覧ください。現金に品を添えて渡すときの包み方は、お祝いに現金と印鑑を一緒に贈るで説明しています。
お返し(内祝い)は、お祝いの席のごちそうが代わりになります
日本人形協会によると、お祝いの席に招いた方へのお返しは要りません。席に招けなかった方には、ご両親が、お祝いの日から1週間以内に内祝いを贈ります。贈り主は、赤ちゃんの名前にします。端午の節句ならちまき、桃の節句なら赤飯や紅白の角砂糖が昔からの品です。協会は、お礼の手紙と赤ちゃんの写真を添えることも勧めています。
国税庁によると、個人から受け取るお祝いの金品は、常識に照らしてふさわしい額なら贈与税がかかりません。この記事で挙げた相場は、その範囲に収まる金額です。
よくある質問
出産祝いを贈ったばかりです。初節句のお祝いも必要ですか
お祖父様・お祖母様は、人形か現金のどちらかでお祝いするのが一般的です。おじ様・おば様や友人は、お祝いの席に招かれたときに用意します。招かれていなければ、お祝いの言葉を伝えるだけでも構いません。
父方と母方の祖父母で、金額をそろえたほうがよいですか
そろえる必要はありません。人形を贈る側と現金を包む側では、お祝いの形が違うからです。差が気になるときは、ご両親に人形の予算を聞き、それに近い額を包みます。
初節句祝いに10,000円は少ないですか
おじ様・おば様からなら、相場どおりの金額です。お祖父様・お祖母様でも、祝い膳の費用を別に出すなら、10,000円で少なくはありません。
人形代を現金で渡すのは、失礼になりませんか
失礼にはなりません。飾る場所や好みに合わせて、ご両親が人形を選べるからです。渡すときに「好きな人形を選んでね」と添えると、気持ちが伝わります。
次女の初節句です。長女のときと同じ額にするべきですか
同じ額にします。ひな人形も、上のお子様と共有せず、1人ずつ用意するのが基本です。2人目のお孫さんにも、同じようにお祝いをしてください。
お祝いの席に招かれていません。何か贈ったほうがよいですか
贈らなくても失礼にはなりません。贈りたいときは、3,000〜5,000円ほどの品を節句の前に届けます。ご両親がお返しに悩まない額にしてください。
節句を過ぎてから、初節句だったと知りました
表書きを「御祝」にして渡します。名前の入った品なら、時期が遅れても使ってもらえます。1歳の誕生日に合わせて贈る方法もあります。そのときの金額の目安は1歳の誕生日祝いの相場をご覧ください。
まとめ|祝う年、人形を用意する人、金額、渡す日の順に決めます
最初に、初節句を今年祝うのか、お祝いの席を開くのかをご両親に聞きます。次に、人形を誰が用意するのかを確かめます。人形代を出すと決まったら、ご両親が店を回る前に渡してください。
人形を用意しない立場なら、関係別の目安から金額を選びます。祝い膳の費用を受け持つときは、その分だけ現金を控えます。品を添えるなら、赤ちゃんの名前の字をご両親に確かめ、節句の2週間前までに注文します。当日は、お祝いの席で手渡します。
赤ちゃんの名前の銀行印を、職人が1本ずつお作りします
京都の職人が、お名前の字に合わせて印面を設計し、1本ずつ彫刻します。ご注文から3〜7営業日で発送、送料は全国無料、5年保証付きです。ケースの色と包装は、注文画面で選べます。
桃の節句3月3日・2月中旬までのご注文で
黒水牛の銀行印+ピンクのケース12mm 7,000円+ケース950円見る → 白水牛(柄)の銀行印12mm 11,900円。1本ずつ模様が違います見る →端午の節句5月5日・4月中旬までのご注文で
黒水牛の銀行印+ブルーのケース12mm 7,000円+ケース950円見る → チタンの銀行印12mm 16,600円。錆びにくい金属の印材見る →名前の画数を鑑定して作る開運銀行印は、鑑定書と桐箱付きで黒水牛12mm 16,000円からです。名前の字や日程のご相談はお問い合わせからどうぞ。