CHAPTER 15 人生の節目・記念
初節句祝いに長く使えるプレゼント|飾る品と大人まで残る記念品
初節句のお祝いに、長く使えるプレゼントを贈りたい方へ。名前旗、漆の食器、アルバム、赤ちゃんの名前で作る銀行印など、人形と重ならない記念品5つを比べました。贈る前にご両親へ確かめることや、銀行印の価格も紹介します。
公開日: 2026年10月5日
初節句のお祝いを選ぶとき、ベビー服やおもちゃでは「すぐに使えなくなってしまう」と感じる方がいらっしゃいます。かといって、ひな人形や五月人形は、すでに贈る人が決まっていることが多い品です。お孫さんや姪御さん・甥御さんのために、節句が終わったあとも手元に残る品を探している。そんな方に向けて、初節句の贈り物を「何歳まで使えるか」と「しまう場所をどれだけ取るか」の2つの面から比べます。
初節句のお祝いで長く使えるのは、毎年の節句に飾る品と、季節に関係なく使い続ける品の2種類です。飾る品なら、名前旗やケース入りの小さな人形があります。使い続ける品なら、漆の子ども食器、アルバム、赤ちゃんの名前で作る銀行印が候補になります。飾る品はしまう場所が要るので、贈る前にご両親へ相談します。名前の銀行印は引き出しの隅に収まり、大人になってからも口座の届出印として使えます。
初節句の贈り物は、使える年数がこれだけ違います
初節句によく贈られる品について、0歳から20歳までのどの時期に使うかを帯で表しました。色の濃い帯は、ふだんから出番がある期間です。斜線の帯は、しまっておいて、節句や節目のときだけ出す期間です。
贈ってから、何歳まで出番があるか
年数は一般的な目安です。人形や名前旗をいつまで飾るかに決まりはなく、成人や結婚を区切りにする家もあれば、その後も飾り続ける家もあります。
「長く使える」といっても、中身は品によって違います。人形や名前旗は、出番が年に1度だけですが、それが毎年続きます。食器は、毎日使う時期が数年あり、そのあとは記念として残ります。名前の銀行印は、赤ちゃんのうちはご両親が口座の管理に使い、大人になると本人が受け継ぎます。飾って楽しむ品がよいか、ふだん使う品がよいかを先に決めると、候補が絞れます。
ひな人形・五月人形を贈る人は、多くの家で決まっています
初節句の主役は、ひな人形と五月人形です。日本人形協会の案内によると、どちらも赤ちゃんのお母様のご実家から贈るのが一般的です。五月人形は、両家で費用を分け合う家もあります。小学館の日本大百科全書にも、初節句にはお母様のご実家や親戚から人形や幟が贈られる、という説明があります。
そのため、人形を用意しない側のお祖父様・お祖母様や、おじ様・おば様は、それ以外のお祝いを考えることになります。同じ案内には、親戚や友人から贈る品の例も挙がっています。女の子にはケース入りのわらべ人形や市松人形、男の子には金太郎や桃太郎の人形、鯉のぼりです。ただ、飾る品がいくつも集まると、ご両親が置き場所に困ることもあります。何を贈るかは、次の順に考えると決めやすくなります。
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ひな人形や五月人形は、もう決まっていますか
まだ決まっていない誰が用意するかを、先にご両親に聞きます。人形の費用を両家で分け合う方法もあります決まっている人形以外の品を選びます。次の質問へ進みます -
人形のほかに、飾る品を置く場所がありますか
ある名前旗や小さな人形が候補になります。人形の大きさと色を聞いてから選びますない、または分からない飾らずに使う品か、しまっておける品にします。次の質問へ進みます -
名前を入れた品を、ほかの方が用意していませんか
用意している同じ品にならないよう、食器やアルバムなど別の品を選びます用意していない名前の銀行印や、名前入りの食器が候補になります
人形と重ならず、長く残る5つの候補
当店にご相談いただく方が、印鑑と並べて検討されることの多い品を5つ紹介します。それぞれ、出番が来る時期と、贈る前に確かめておきたいことを添えました。
名前旗
赤ちゃんの名前と生年月日を刺繍した小さな旗です。ひな人形や五月人形の横に立てて飾ります。
- 出番
- 毎年の節句。人形と一緒に出します
- 使える年数
- 人形を飾るあいだは、ずっと使えます
- 確かめること
- 人形に名前の札が付いていないか。人形の色や大きさと合うか
ケース入りの小さな人形
わらべ人形や市松人形、金太郎や桃太郎の人形です。ガラスやアクリルのケースに入っていて、そのまま飾れます。
- 出番
- 毎年の節句。玄関や棚の上にも置けます
- 使える年数
- 決まりはなく、何年でも飾れます
- 確かめること
- 飾る場所と、しまう場所があるか
漆の子ども食器
お椀と皿、さじを組にした品です。お食い初めや初節句の祝い膳で使ったあとも、毎日の食卓に出せます。
- 出番
- 離乳食が始まるころから、毎日使います
- 使える年数
- 小学校に上がるころまで。その後は記念の器として残します
- 確かめること
- お食い初めで、すでに用意していないか
アルバム・写真立て
初節句の日に、人形の前で撮った写真を収めます。写真立てなら、節句が終わってからも居間に飾れます。
- 出番
- 節句のあと。撮った写真を入れて使います
- 使える年数
- 大人になってからも、節目ごとに見返せます
- 確かめること
- ご両親が写真をどう残しているか。データだけで保存する家もあります
赤ちゃんの名前で作る銀行印
下の名前を彫った印鑑です。お祝い金を貯める口座の届出印として、ご両親がすぐに使えます。
- 出番
- 口座を開くときに届け出ます。その後も、窓口での手続きに使います
- 使える年数
- 大人になってからも、就職後の給与口座などに使えます
- 確かめること
- 出産祝いなどで、すでに銀行印をもらっていないか
飾る品は、しまう場所まで考えて選びます
日本人形協会は、五月人形について「大切なのは毎年飾ること」と呼びかけています。節句の飾りは、贈った年だけで終わる品ではありません。毎年出すには、飾る場所に加えて、残りの11か月をしまっておく収納の空きも要ります。置いたときに占める広さを、品ごとに比べました。
横棒の長さは、置いたときに占める広さの目安です。寸法は一般的な例で、商品によって違います。人形をしまう箱は、飾ったときより小さくなります。
マンションなど収納の限られた住まいでは、人形そのものを小さめにするご家庭もあります。そこへ飾る品をさらに贈ると、並べきれなくなることがあります。名前旗などを考えているなら、先に「人形の横に置けそう?」とご両親に聞いてみてください。
きょうだいが増えたときのことも、考えておきたい点です。日本人形協会は、ひな人形も五月人形も、1人に1つずつ用意することをすすめています。次女や次男が生まれて、それが難しいときは、その子の記念になる人形を買い足して、一緒に飾る方法もあります。飾る品は、お子様の人数分だけ増えていきます。事情があって手放すときは、社寺の人形供養に納めることができます。
使う品・残す品は、節句が終わっても出番が続きます
飾る品と違い、食器やアルバム、印鑑は、節句の時期に関係なく使えます。置き場所もあまり取りません。なかでも名前の銀行印は、初節句のころにちょうど使い道ができる品です。
初節句を迎えるころには、出産祝いやお宮参りでいただいた、赤ちゃん宛てのお金が手元にあるご家庭も多いでしょう。全国銀行協会の案内によると、お子様名義の口座は、ご両親が代わりに開けます。窓口には、親子それぞれの本人確認書類と届出印を持っていきます。初節句に贈った印鑑は、その届出印になります。通帳と一緒にご両親が預かり、進学や就職のころに本人へ渡します。
彫るのは下の名前だけ、という方が多くいらっしゃいます。名字が変わっても使い続けられ、ご両親の印鑑とも取り違えずに済むためです。直径は12mmが基本で、大人の銀行印にも使われる大きさです。ケースは黒と赤が無料です。ピンクやブルーなどは、12mmなら950円の追加になります。名前や直径の決め方は、初節句祝いに印鑑を贈る|人形と重ならない名前の銀行印の選び方で詳しく説明しています。節句の色に合わせたケースの選び方も、そちらで紹介しています。
将来使う認印も同じ素材でそろえておきたい場合は、銀行印・認印の2本セットがあります。黒水牛なら13,000円からです。桐箱か化粧箱に、2本を並べてお届けします。箱ごとしまっておけるので、20年後に本人へ渡すときも、贈られたときと同じ箱で手渡せます。素材ごとのしまい方は、子どもの印鑑を大人になるまで保管する方法にまとめています。
贈る前に、ご両親へ確かめておくこと
贈る前に確かめること
- 初節句を祝う年 生まれてすぐに節句が来る場合は、翌年に回す家もあります。お祝いをする年に合わせて贈ります。
- ほかの方が贈る品 人形、名前旗、鯉のぼりは、両家のお祖父様・お祖母様のどちらかが用意していることがあります。同じ品が2つにならないよう、先に聞いておきます。
- 飾る場所としまう場所 飾る品を贈るなら、人形を置く部屋の広さと、押し入れの空きを聞きます。ご両親の返事に迷いがあるようなら、飾らない品にします。
- 名前の字 名前を入れる品は、出生届と同じ字で注文します。「結衣」と「結依」のように、読みが同じで字の違う名前があります。口頭ではなく、メールやメッセージで字を送ってもらってください。
赤ちゃんは、手に取ったものを何でも口に入れようとします。消費者庁によると、子どもの口の大きさは直径約4cmで、これより小さいものは誤飲の原因になることがあります。飾りの小さな部品や印鑑は、赤ちゃんの手が届かない場所に置いてほしいと、渡すときにひとこと添えてください。
よくある質問
人形を贈る側ですが、ほかにも何か贈りたいです
人形は毎年飾る品なので、もう1つは節句に関係なく使える品にすると、役目が重なりません。名前の銀行印やアルバムなら、置き場所を増やさずに贈れます。
ひな人形は、何歳まで飾るものですか
何歳まで、という決まりはありません。日本人形協会は、ひな人形をその子の成長と幸せを祈る品と説明しています。大人になってからも、実家や新しい住まいで飾り続ける方がいます。
2人目の初節句です。上の子と同じ品を贈るべきですか
同じ種類の品を同じくらいの金額で贈っておくと、きょうだいで差がつきません。印鑑なら、同じ素材で作り、ケースの色を変えておくと取り違えにくくなります。見分け方は兄弟の銀行印は別々に作る?で紹介しています。
現金を包むのと、品を贈るのでは、どちらがよいですか
どちらでも構いません。現金はご両親が使い道を決められ、品は初節句の記念として残ります。お祝い金に小さな品を1つ添える方もいらっしゃいます。
節句に間に合わせるには、いつまでに注文すればよいですか
当店の印鑑は、ご注文から通常3〜7営業日で発送します。ひな祭りなら2月中旬まで、端午の節句なら4月中旬までにご注文いただくと、余裕をもって間に合います。
まとめ|長く使える初節句祝いを決める順番
はじめに、人形を誰が用意するかをご両親に聞きます。それが決まっていれば、次に、ほかの飾りを出す場所と、しまっておく収納の空きがあるかを確かめます。余裕があるなら、名前旗やケース入りの人形から、節句飾りの色と大きさに合う品を選びます。場所が限られているなら、食器やアルバム、名前の銀行印のように、飾らずに使える品にします。名前を入れる品に決めたら、出生届と同じ字をメッセージで送ってもらい、節句の2〜3週間前までに注文します。
赤ちゃんの名前で、口座に届け出る銀行印をお作りします
京都の職人が、お名前の字に合わせて印面を設計し、1本ずつ彫刻します。ご注文から3〜7営業日で発送、送料は全国無料、5年保証付きです。
ほかの素材は銀行印の一覧で、ケースの色は印鑑ケースのご案内でご覧いただけます。のし紙や名前の字のご相談はお問い合わせからどうぞ。