CHAPTER 15 人生の節目・記念
初孫へのプレゼントは何を贈る?親に喜ばれて記念に残る品の選び方
初孫へのプレゼントで迷っている祖父母の方へ。大きすぎる、育児の方針と合わない、両家で重なるといったすれ違いは、贈る前にひとこと聞くだけで防げます。生後1年の行事と贈る機会、息子・娘夫婦への聞き方の例、親が選んで祖父母が支払う品と祖父母が選んで残す品の分け方、両家の分担、金額の目安と贈与税、名前で彫る銀行印をおすすめする理由まで、親の負担にならない初孫への贈り物を紹介します。
公開日: 2026年9月24日
初めての孫が生まれると、何かしてあげたい気持ちでいっぱいになります。ベビーカーも、服も、おもちゃも、目に入るものすべてを買ってあげたくなるものです。ところが、良かれと思って贈った品が、息子さん・娘さん夫婦を困らせてしまうことがあります。この記事では、祖父母からの贈り物で起きやすいすれ違いと、その防ぎ方、そして何年たっても「おじいちゃん、おばあちゃんにもらったもの」として残る品の選び方をお話しします。
初孫へのプレゼントは、「親が選んで祖父母が支払う品」と「祖父母が選んで孫に残す品」の2つに分けて考えます。ベビーカーやチャイルドシートのような育児の道具は、使う本人である親に選んでもらいます。祖父母が自分で選ぶのは、場所を取らず、育児の方針とぶつからず、孫の名前が入った記念品です。当店では、下の名前で彫る銀行印をおすすめしています。
祖父母からの贈り物で起きやすい、4つのすれ違い
当店に印鑑を注文される祖父母の方から、「前に贈ったものが、あまり使われていないようで」というお話をうかがうことがあります。原因は、だいたい次の4つに分かれます。
大きくて、置き場所がない
室内用のジャングルジム、大きなぬいぐるみ、立派な節句人形。マンション住まいのご家庭では、しまう場所がありません。贈った側の気持ちを思うと処分もできず、親の負担になってしまいます。
贈る側でできること大きな品は、置く場所の寸法を先に聞きます。
育児の方針と合わない
音の鳴るおもちゃは置かない、キャラクターものは避けている、お菓子はまだ食べさせない。いまの親は、育児の方針をはっきり持っています。祖父母の世代の「当たり前」とは違うことがよくあります。
贈る側でできることおもちゃや食べものは、買う前に写真を送って聞きます。
もう一方の祖父母と重なった
初孫の場合、相手方のご両親にとっても初孫であることが多く、どちらも張り切っています。ベビーベッドが2台届いた、という話は笑い話では済みません。
贈る側でできること両家の分担を、息子さん・娘さん夫婦に決めてもらいます。
回数が多く、お礼が追いつかない
会うたびに何かを持っていくと、親はそのたびにお礼を言い、写真を送り、しまう場所を考えることになります。うれしい気持ちと同じくらい、気疲れもたまります。
贈る側でできること贈るのは行事の節目に絞り、ふだんは手ぶらで会いに行きます。
4つとも、祖父母の愛情が足りないから起きるのではありません。むしろ、愛情が先に走りすぎたときに起きます。贈る前にひとこと聞く、という手間をはさむだけで、ほとんどが防げます。
生後1年の行事と、祖父母が贈る機会
赤ちゃんが生まれてからの1年には、お祝いの行事が続きます。すべてに贈り物をする必要はありません。色の付いた3つの節目に絞ると、親の負担にならず、ひとつひとつの贈り物が印象に残ります。
- 誕生〜1か月出産祝いお祝い金や育児の道具。名前が決まったら、名前入りの記念品も
- 生後1か月ごろお宮参り祝い着や食事会の費用を祖父母が持つことが多い行事です
- 生後100日ごろお食い初め食器や祝い膳。親が用意することが増えています
- 3月3日・5月5日初節句ひな人形や五月人形。大きさは必ず親に聞いてから
- 生後6か月ハーフバースデー写真を撮って祝うご家庭が中心。贈り物はなくても構いません
- 1歳初めての誕生日一升餅、ファーストシューズ、記念に残る品
出産祝いの時点で名前入りの品を贈りそびれた場合は、初節句か1歳の誕生日が次の機会です。1歳の誕生日の贈り物については、1歳の誕生日に一生ものを贈る|おもちゃ以外で残る記念品の選び方でくわしく紹介しています。
贈り物を2つに分けて考える
祖父母からの贈り物は、性格の違う2種類に分けられます。ここを分けておくと、「何を聞いて、何を自分で決めるか」がはっきりします。
育児の道具は、親に選んでもらって支払いを持ちます
- 品の例ベビーカー、チャイルドシート、ベビーベッド、抱っこひも
- 理由毎日使うのは親です。車の大きさ、玄関の広さ、体格によって合う品が違います
- 贈り方「好きなものを選んで。お祝いに出させてね」と伝え、品番を教えてもらうか、お祝い金として渡します
孫に残す記念品は、祖父母が自分で選びます
- 品の例名前で彫る銀行印、漆器の食器、アルバム、節句人形
- 理由親は日々の育児で手いっぱいで、20年先に残すものまで気が回りません。ここは祖父母の出番です
- 贈り方重なりがないかだけを親に確かめ、あとは祖父母の目で上質なものを選びます
息子・娘夫婦への聞き方
「何が欲しい?」と聞くと、たいていは「気を遣わないで」と返ってきます。具体的な品を挙げて、「はい」か「いいえ」で答えられる形にすると、相手も答えやすくなります。
「ベビーカーはもう決めた? まだなら、お祝いに出させてほしいんだけど」育児の道具は、選ぶのを任せて支払いを申し出ます
「ありがとう。実は向こうのお母さんが買ってくれることになってて」
「そう、よかった。じゃあうちは、陽向くんの名前で銀行印を作ろうと思うの。口座を作るときに使えるでしょう。もう用意してある?」記念品は、品を決めたうえで重なりだけを確かめます
「まだ。口座は作らなきゃと思ってたから助かる」
「名前の字を、あとでメッセージで送ってね。間違えると大変だから」字は必ず文字で受け取ります
息子さんの家庭に贈る場合は、息子さんを通すより、お嫁さんに直接聞いたほうが話が早いこともあります。ただ、間柄によっては断りにくく感じる方もいますので、「要らなければ、遠慮なく言ってね」とひとこと添えてください。
両家の祖父母で、贈るものを分ける
両家で分担を決めるときは、祖父母どうしで直接やり取りするより、息子さん・娘さん夫婦に間に入ってもらうほうがうまくいきます。分け方の例を挙げます。
- 一方の祖父母
- ベビーカーやチャイルドシートなど、大きな育児の道具
- もう一方の祖父母
- 銀行印、アルバム、食器など、名前の入った記念品
- 良いところ
- 性格の違う品ですので、金額に差が出ても比べられにくくなります
- 一方の祖父母
- お宮参りの祝い着と、食事会の費用
- もう一方の祖父母
- 初節句の人形と、1歳の誕生日の贈り物
- 良いところ
- 地域の習わしがある場合は、それに合わせると話がまとまりやすくなります
祖父母が選ぶ記念品として、銀行印をおすすめする理由
置き場所を取らず、方針ともぶつかりません
印鑑はケースに入れても手のひらに収まります。音も出ず、キャラクターも付いていません。先ほどの4つのすれ違いのうち、1つ目と2つ目が起きない品です。
親が、近いうちに必要とする品です
初孫には、お祝い金がたくさん集まります。全国銀行協会の案内によると、子どもの口座は親が代わりに開設でき、窓口では届出印を用意します。まだ口座を作っていないご家庭がほとんどですので、印鑑が届くとすぐに役立ちます。
下の名前で彫るので、姓が変わっても使えます
届出印に彫る名前についての決まりはなく、下の名前だけの印鑑を届け出られます。お孫さんが将来結婚して姓が変わっても、同じ印鑑を使い続けられます。
祖父母がいなくなったあとも、手元に残ります
銀行印は、進学や就職のときに通帳と一緒に本人へ渡されます。そのとき親が「これは、生まれたときにおじいちゃんとおばあちゃんが作ってくれたものだよ」と伝えてくれます。おもちゃや服にはできない役目です。
素材は、親世代が自分では選びにくいものを
若いご夫婦が自分たちで子どもの印鑑を買う場合、いちばん手ごろな素材を選ぶことがほとんどです。祖父母から贈るのであれば、ひとつ上の素材を選ぶと、贈り物としての意味が出ます。
直径や書体の決め方は、孫の誕生祝いに印鑑を|祖父母から贈る最初の1本で説明しています。小学校に上がってから使う認印も一緒に贈りたい場合は、銀行印と認印の2本セットがあります。セットには化粧箱か桐箱が付きますので、お祝いの品として形が整います。
金額の目安と、税金のこと
国税庁の案内では、お祝いとして贈る金品は、社会通念上ふさわしい範囲であれば贈与税がかかりません。また、祖父母が孫の生活費や教育費を、必要になるたびに直接出す場合も非課税です。ふつうのお祝いで税金を心配する必要はまずありません。まとまった金額を孫の名義の口座に入れたい場合は、年110万円の基礎控除を目安にしてください。
お祝い金と品物を組み合わせる場合は、出産祝いを現金以外で贈るなら?成長しても残る記念品の選び方に、予算の分け方の例を載せています。
渡すときに添えるひとこと
印鑑は、箱を開けただけでは使い道が伝わりにくい品です。短いカードを添えると、親は安心して受け取れます。
陽向くんの名前で銀行印を作りました。いただいたお祝いを貯める口座に使ってください。大きくなったら、通帳と一緒に渡してあげてね。
名前だけで彫ってもらったので、大人になってもずっと使えるそうです。使うかどうかは2人に任せます。しまっておくだけでも構いません。
あなたが生まれた年に、京都の職人さんに彫ってもらいました。自分の力で稼いだお金を、この印鑑で守ってください。
よくある質問
「何もいらない」と言われました。本当に何も贈らなくていいのでしょうか
物が増えることを心配しての言葉であることが多いようです。お祝い金に、場所を取らない記念品をひとつ添える形であれば、負担になりません。それでも遠慮される場合は、1歳の誕生日など次の節目まで待ってください。
遠方に住んでいて、直接渡せません
ご注文の際に、お届け先を息子さん・娘さんのご住所にしていただければ、直接お送りします。届く日を先に伝えておくと、受け取りの手間をかけずに済みます。
名前が決まる前に注文できますか
印鑑は名前を彫って作りますので、出生届を出して字が確定してからご注文ください。ご注文から3〜7営業日で発送しますので、お宮参りのころには十分間に合います。
2人目の孫が生まれたら、同じものを贈るべきですか
同じ素材、同じ直径で揃えることをおすすめします。孫どうしで差をつけないのが、祖父母からの贈り物の基本です。ケースの色を変えておくと、きょうだいで見分けがつきます。
名前の画数を見てもらってから作ることはできますか
できます。お名前と生年月日をもとに鑑定し、鑑定書と桐箱を添えてお届けする開運銀行印をご用意しています。ただ、縁起に対する考え方は人それぞれですので、親御さんが気にされない方かどうかを先に確かめてください。
まとめ|育児の道具は親に任せ、残す品は祖父母が選ぶ
初孫への贈り物で起きるすれ違いは、大きさ、育児の方針、両家の重なり、回数の4つです。育児の道具は親に選んでもらって支払いを持ち、祖父母が自分で選ぶのは、場所を取らない名前入りの記念品にすると、どれも起きません。贈る機会は、出産祝い、初節句、1歳の誕生日の3つに絞ります。下の名前で彫る銀行印は、親がすぐ口座開設に使え、20年後には「祖父母からもらったもの」として本人の手に渡ります。
お孫さんの名前で、銀行印をお作りします
京都の職人が1本ずつ彫刻し、ご注文から3〜7営業日で発送します。送料は無料で、息子さん・娘さんのご住所へ直接お届けすることもできます。
銀行印・認印の2本セットを見る