CHAPTER 15 人生の節目・記念
出産祝いに長く使えるプレゼント|成長しても残る実用品と記念品
出産祝いの定番のベビー服やおもちゃは、1〜3年で役目を終えます。長く使えるプレゼントや記念品を探している方へ、品ごとに使える年齢の目安と、成長しても手元に残る品の3つの条件を紹介します。木の椅子・食器・アルバム・銀のスプーン・印鑑の選び方と予算、すぐ使う品との組み合わせ方、贈る立場ごとの選び方も説明します。
公開日: 2026年9月24日
出産祝いを選ぶとき、「せっかく贈るなら、長く使えるプレゼントを」と考える方は多いと思います。ところが、定番の品の多くは、赤ちゃんの体の大きさや月齢に合わせて作られています。半年で着られなくなる服や、1年で遊ばなくなるおもちゃは、喜ばれても長くは残りません。この記事では、お子さんが成長しても手元に残る品の共通点と、具体的な候補をお話しします。
長く使える出産祝いは、「体の大きさに左右されない」「お子さんの名前が入る」「場所を取らない」の3つを満たす品です。木の子ども椅子、漆器や陶器の食器、アルバム、銀のスプーン、そしてお子さんの名前で作る銀行印が当てはまります。なかでも銀行印は、お祝いを貯める口座に届け出て、大人になってもそのまま使えます。ベビー服やおむつのようなすぐ使う品と組み合わせれば、産後すぐにも、何年も先にも役に立ちます。
出産祝いの品は、何歳まで使えるのか
定番の品を、使える年齢の目安で並べてみます。横軸は0歳から20歳です。
出産祝いの品と、使える年齢の目安
年齢は一般的な目安です。18歳ごろからは、お子さん本人が銀行印を使います。
短い期間しか使えない品が悪いわけではありません。ベビー服やおむつは、産後すぐのご家庭で特に助かる品です。ただ、何人もの方から同じサイズの服が届くと、着せきれないうちに大きくなってしまうこともあります。ほかの方と重ならず、記念にも残る品を探している方は、図の下のほうから選んでみてください。
成長しても手元に残る品に共通する、3つの条件
服、靴、抱っこひも、ベビーカーは、体が大きくなると使えなくなります。食器、アルバム、印鑑のように、持ち主の体格と関係のない品は、何歳になっても使えます。椅子なら、座面の高さを変えられるものを選びます。
名入れの品は、兄弟姉妹に譲られたり、人に渡されたりせず、その子のものとして残ります。ご両親が考えて付けた名前を、初めて形に残す品にもなります。
赤ちゃんが生まれると、家の中のものが一気に増えます。大きな品は、使わなくなると処分されがちです。引き出し1つに収まる大きさなら、引っ越しのときも一緒に運ばれ、20年後まで残りやすくなります。
長く使える出産祝いの候補と、選ぶときの目安
| 品 | 使い方 | 選ぶときの目安 | 予算の目安 |
|---|---|---|---|
| 木の子ども椅子 | 離乳食のころから小学生まで | 座面と足置きの高さを変えられるもの。置く場所があるかを先に聞きます | 15,000〜40,000円 |
| 漆器・陶器の食器 | お食い初めから、ふだんの食卓まで | 子ども向けの絵柄より、大人も使える無地のもの | 5,000〜20,000円 |
| アルバム、写真立て | 生まれてからの写真を残す | 台紙を足せるもの。名前と生年月日を入れられるものもあります | 5,000〜15,000円 |
| 銀のスプーン | 離乳食に使い、そのあとは記念として | 名前と生年月日を刻印できるもの。黒ずんだら磨けば戻ります | 5,000〜20,000円 |
| 絵本のセット | 読み聞かせから、自分で読むころまで | 長く読み継がれている定番の本。すでに持っていないかを聞きます | 5,000〜10,000円 |
| 銀行印 | お子さん名義の口座に届け出て、大人になっても使う | 下の名前だけで彫り、欠けにくい素材を選びます | 7,000〜30,000円 |
椅子や食器は毎日使う実用品、アルバムやスプーンは思い出を残す記念品です。どちらを選ぶかは、贈る相手との間柄で決めてかまいません。両方を兼ねる品は多くありませんが、銀行印はその1つです。
印鑑は、実用品でもあり記念品でもあります
赤ちゃんに印鑑と聞くと、意外に思われるかもしれません。出産祝いとして選ばれているのは、その子の名前で作る銀行印です。いただいたお祝いやお年玉を、ご両親のお金と分けて、お子さん名義の口座に貯めておくご家庭は多くあります。その口座を窓口で開くときに届け出るのが、銀行印です。
ご両親が、口座の管理に使います
- 0歳お子さんの名前で口座を開き、出産祝いを預けます
- 毎年お年玉や誕生日のお祝いを、同じ口座に貯めていきます
- 6歳〜入学のお祝い、学資の積み立てにも同じ口座を使えます
お子さん本人が、そのまま使います
- 18歳進学や就職で家を出るときなどに、通帳と銀行印を本人に渡します
- 20代給与の振込口座や、家賃の引き落としの届け出に使います
- その先下の名前で彫ってあれば、結婚して姓が変わっても使えます
銀行印は、先ほどの3つの条件にも当てはまります。体の大きさと関係がなく、その子のためだけに彫る品で、ケースに入れても手のひらに収まります。全国銀行協会の案内にも、届出印に彫る文字の決まりは書かれていないので、下の名前だけの印鑑でも届け出られます。実印は、京都市をはじめ多くの市区町村で15歳になるまで登録できません。そのため、出産祝いに贈る印鑑は銀行印になります。
- 彫る名前
- 下の名前だけ漢字でも、ひらがなでも彫れます
- 直径
- 12mm画数が多ければ13.5mm。どちらも大人の銀行印に使われる大きさです
- 素材
- 黒水牛 7,000円、チタン 16,600円、白水牛 19,100円いずれも12mmの価格です。長く使うので、欠けにくい素材を選びます
- 付くもの
- 黒か赤の牛革ケース送料は無料、5年間の保証が付きます
種類や名前の決め方は出産祝いに赤ちゃんの印鑑を|銀行印の名前・サイズ・素材で、素材の違いは赤ちゃんの銀行印におすすめの素材は?で詳しく説明しています。
すぐ使う品と組み合わせると、いまも将来も役に立ちます
長く残る品は、産後すぐの暮らしを助けてくれるわけではありません。そこで、いま助かる品と将来に残る品を1つずつ選んで、組み合わせて贈る方法があります。予算ごとの例を挙げます。
10,000円
おむつケーキやスタイすぐ使う品 3,000円前後
+銀行印黒水牛12mm 7,000円
20,000円
ベビー服とおくるみすぐ使う品 8,000円前後
+銀行印白水牛(柄)12mm 11,900円
30,000円
カタログギフトご両親が選べる品 10,000円前後
+銀行印白水牛12mm 19,100円
金額ごとの選び方は出産祝いのプレゼントを予算1万〜3万円で選ぶにまとめています。
贈る立場によって、向いている品が変わります
お祖父様・お祖母様から贈るときの選び方は、孫の誕生祝いに印鑑を|祖父母から贈る最初の1本と孫に残す贈り物は?をご覧ください。
名前の入る品を贈る前に、確かめること
ご両親に確かめる3つのこと
- 同じ品を、すでに持っていないか 銀行印や名前入りの食器は、ご両親がすでに用意していたり、お祖父様・お祖母様が贈っていたりすることがあります。
- 名前の正しい字 同じ読みでも、使う漢字が違うことはよくあります。メッセージの文字は変換違いのこともあるので、出生届に書いた字をご両親に確かめます。
- 渡す時期 出産祝いは、生後7日から1か月ごろに贈るのが一般的です。名入れの品は届くまで日数がかかるため、お宮参りやお食い初めに合わせて渡す方もいらっしゃいます。
印鑑は、名前が決まってから注文します。当店の発送は通常3〜7営業日ほどなので、渡す日の3週間前までにご注文いただくと余裕があります。
よくある質問
長く使える品は、産後すぐのご両親には負担になりませんか
大きな家具や、手入れの要る品は負担になることがあります。置き場所を取らず、しまっておくだけでよい品を選べば、その心配は少なくなります。銀行印は、口座を開くまで引き出しに入れておくだけなので、ご両親の手間を増やしません。
名前入りの品は、好みに合わなかったときに困りませんか
タオルやリュックのように人前で使う品は、絵柄や色の好みが分かれます。食器の裏やスプーンの柄、印鑑のように、名前が目立たないところに入る品なら、好みが分かれにくくなります。
現金と一緒に、プレゼントも贈ってよいですか
問題ありません。親族からは、現金にお祝いの品を添えて贈ることがよくあります。国税庁の案内では、お祝いとして贈る金品のうち常識的な範囲のものに、贈与税はかかりません。現金をお子さんのために貯めてほしいなら、口座を開くときに使う銀行印を添えると、お金の使い道も一緒に伝わります。
2人目、3人目の出産祝いにも、長く使える品は向いていますか
向いています。服やおもちゃはお下がりを使えるので、2人目以降は、その子だけの品が喜ばれます。上のお子さんが銀行印を持っているなら、同じ素材で作り、ケースの色だけ変えると見分けがつきます。
印鑑を贈ると、縁起が悪いと思われませんか
出産祝いに印鑑を贈ってはいけないという決まった習わしはありません。名前を彫った印鑑は、成人や就職、出産などの節目に贈られてきた品です。気にする方がいる言い伝えについては、印鑑を贈ると縁起が悪い?で説明しています。
まとめ|長く使える出産祝いを決める順番
長く使える出産祝いは、次の順番で決めていきます。まず、すでに持っている品と、家に置く場所があるかを、ご両親に聞きます。次に、3つの条件に当てはまる候補の中から、贈る立場に合わせて選びます。最後に、予算に合わせて、おむつや服のようなすぐ使う品と組み合わせるかを決めます。
名前の入る品にするなら、出生届に書いた字と渡す日を確かめてから注文します。銀行印なら、渡す日の3週間前までに注文しておくと安心です。
お子さんの名前で、銀行印をお作りします
京都の職人が1本ずつ彫刻してお届けします。黒か赤の牛革ケース付き、送料は無料です。5年間の保証が付きます。
将来使う認印も同じ素材で揃えておきたい方には、銀行印・認印の2本セット(黒水牛13,000円〜)があります。名前の字や直径で迷ったらお問い合わせください。