CHAPTER 15 人生の節目・記念
初節句祝いのプレゼント予算1万・2万・3万円|飾る品と使う品
初節句祝いのプレゼントを予算1万円・2万円・3万円で選ぶ方へ。立場ごとの相場と、金額別に選べる飾る品・使う品を具体的な価格で紹介します。現金と品の分け方、連名にしたときの合計の早見表、表書きと渡す時期、お祝いの席に招かれたときの手土産とお返しもまとめました。
公開日: 2026年10月5日
姪御さんの初めてのひな祭りに、お孫さんの初めての端午の節句に。お祝いの予算を1万〜3万円と決めたものの、その金額で何を贈ればよいのか分からない、というご相談をよくいただきます。ひな人形や五月人形には届かず、かといって絵本やお菓子だけでは少し寂しい金額です。この記事では、予算ごとに選べる品を、飾る品と使う品に分けてご紹介します。
予算1万円なら、名前旗のような小さな飾りか、赤ちゃんの名前の銀行印を1つ選びます。2万円なら、飾る品と使う品を1つずつ組み合わせられます。3万円あれば、素材にこだわった記念の品か、現金に品を添える贈り方ができます。初節句祝いの相場は、おじ様・おば様からが10,000円前後です。人形を用意しない側のお祖父様・お祖母様からは、30,000〜50,000円ほどが目安になります。
初節句祝いの相場と、予算1万〜3万円にあたる立場
日本人形協会の案内では、ひな人形や五月人形は、赤ちゃんのお母様のご実家から贈るのが一般的です。端午の節句では、その費用を両家で分け合う家もあります。それ以外の方は、現金か、人形と重ならない品でお祝いします。立場ごとの目安を並べました。
国税庁の案内では、個人から受け取るお祝いの金品のうち、社会通念上ふさわしい範囲のものには贈与税がかかりません。初節句のお祝いとして一般的な金額なら、税金の心配は要りません。
予算1万・2万・3万円で選べる品|飾る品と使う品
初節句の贈り物には、毎年その季節に出して飾る品と、ふだんの暮らしで使う品があります。飾る品には、出しておく場所と、季節が過ぎたらしまう収納が要ります。使う品はかさばりませんが、節句の日の写真には写りにくくなります。予算ごとに、両方の候補を並べました。
1万円おじ様・おば様から
- 飾る品:小ぶりの名前旗5,000〜10,000円ほど。人形の横に立てます
- 使う品:漆の子ども食器5,000〜10,000円ほど。祝い膳の器にもなります
- 名前の銀行印 黒水牛 7,000円節句の色のケースにすると7,950円
長く残る品を、1つだけ選びます
2万円おじ様・おば様の連名などで
- 飾る品:つるし飾り、室内用の鯉のぼり10,000〜20,000円ほど
- 使う品:アルバムと写真立ての組み合わせ10,000円ほど
- 銀行印・認印の2本セット 黒水牛 13,000円桐箱か化粧箱に入れてお届けします
飾る品と使う品を、1つずつ組み合わせられます
3万円お祖父様・お祖母様から
- 飾る品:ケース入りの人形20,000〜30,000円ほど。わらべ人形、金太郎など
- 現金と品の組み合わせ現金10,000円+名前の品20,000円など
- 白水牛の銀行印 19,100円、本象牙 24,000円〜素材にこだわった1本を贈れます
素材のランクを上げるか、現金に品を添えます
飾る品を贈るときは、ご両親に人形の大きさと置き場所を聞いてからにしてください。名前旗や鯉のぼりは、もう一方のご家族が用意していることもあります。彫る名前や直径の決め方は、初節句祝いに印鑑を贈る|人形と重ならない名前の銀行印の選び方で説明しています。
予算1万円|長く残る品を1つ選び、節句の色で贈る
予算1万円では、品をいくつも組み合わせるより、1つに絞ったほうが見栄えがします。おじ様・おば様からのお祝いとして当店でご相談が多いのは、赤ちゃんの名前で作る銀行印です。出産祝いやお宮参りでいただいたお金を、赤ちゃんの口座に移すときの届出印になります。ケースの色を節句に合わせると、初節句の贈り物だと伝わります。
名前の銀行印を、節句の色のケースで贈る場合予算1万円
- 銀行印 黒水牛12mm下の名前で、京都の職人が1本ずつ彫刻します
- 7,000円
- 牛革ケースの色を変更桃の節句ならピンク、端午の節句ならブルーなど
- 950円
- 包装(赤)または包装(青)和紙調の包装紙に、飾りひもを掛けます
- 0円
- 送料
- 0円
- 合計
- 7,950円
残りの2,000円ほどで、節句の絵本や、ひなあられ・柏餅などのお菓子を添えられます。ケースは黒と赤なら無料です。
飾る品を選ぶなら、小ぶりの名前旗がこの予算に収まります。赤ちゃんの名前と生年月日を刺繍で入れて作る旗で、注文から届くまでに2〜3週間かかるお店もあります。早めに手配しておくと安心です。
予算2万円|飾る品と使う品を1つずつ組み合わせる
予算が2万円になると、品を2つ選べます。節句の日に飾って写真に残る品と、そのあとも使う品を組み合わせると、当日にも、その先にも出番があります。銀行印と認印の2本セットにして、大きくなってから使う印鑑まで同じ素材でそろえる贈り方もあります。
小ぶりの名前旗10,000円ほど
+名前の銀行印 黒水牛12mm7,000円。ケースの色を変えると7,950円
銀行印・認印の2本セット 黒水牛13,000円。桐箱か化粧箱入り
+漆の子ども食器5,000円ほど
銀行印 白水牛12mm19,100円。乳白色の印材です
+ピンクのケース950円
2本セットの認印は、お子様が自分で印鑑を使う年齢になるまで、銀行印と一緒にしまっておきます。同じ2本を単品で買うと13,700円ですが、セットなら13,000円です。桐箱か化粧箱も、追加料金なしで付けられます。
予算3万円|素材のランクを上げるか、現金に品を添える
予算3万円は、人形を用意しない側のお祖父様・お祖母様からのお祝いにあたる金額です。この立場では現金を包む方も多いのですが、お金だけでは、初節句の記念として手もとに残る品がありません。その一部を赤ちゃんの名前の銀行印に替えると、お祝い金を預ける口座の届出印として使ってもらえます。
現金を多めにする使い道はご両親に任せます
半分ずつに分ける将来の認印までそろえます
品を主役にする素材にこだわった1本を贈ります
現金を添えずに品だけで贈るなら、2本セットの素材のランクを上げる方法があります。白水牛(柄)が21,000円、チタンが27,000円です。名前の画数を見てから作りたい方には、開運銀行印があります。赤ちゃんのお名前と生年月日をもとに鑑定して作り、鑑定書と桐箱を添えてお届けします。12mmで、白水牛なら26,000円、黒水牛なら16,000円です。鑑定の流れは、赤ちゃんの名前を鑑定して印鑑を作るで説明しています。
全国銀行協会の案内によると、お子様名義の口座は、ご両親が代理人になって開けます。窓口には、親子それぞれの本人確認書類と届出印を持っていきます。現金と印鑑を一緒に贈るときののしの掛け方は、お祝いに現金と印鑑を一緒に贈るにまとめました。
連名で贈るなら、人数と1人あたりの金額で決めます
ご両親のごきょうだいが何人かいるなら、連名にすると、1人あたりの負担を抑えながらまとまった品を贈れます。人数と1人分の金額ごとに、合計額と選べる品を早見表にまとめました。
人数と1人あたりの金額で、合計がいくらになるか
- 絵本、お菓子、花
- 名前の銀行印(7,000円)、小ぶりの名前旗、銀行印・認印の2本セット(13,000円)
- 白水牛の銀行印(19,100円)、白水牛(柄)の2本セット(21,000円)、飾る品と使う品の組み合わせ
- 本象牙の銀行印(24,000円〜)、開運銀行印(白水牛 26,000円)、品に現金を添える
印鑑の価格は当店の例で、銀行印は12mm、2本セットは銀行印12mmと認印10.5mmの組み合わせです。
連名ののし紙には、年齢が上の方から順に、右から名前を並べます。全員を書けるのは3人までです。4人以上なら中央に代表者を書いて左に「外一同」と添え、全員の名前は別紙に書いて中に入れます。
初節句祝いの表書きと渡す時期
当店でのし紙をご希望の場合は、ご注文の前にお問い合わせからご相談ください。のしの書き方の基本は、印鑑の贈り物にのしは必要?で説明しています。
お祝いの席に招かれたときの手土産と、お返しの考え方
日本人形協会の案内では、初節句は当日か前の晩に、両家のお祖父様・お祖母様やお祝いを贈った方を招いて祝います。ひな祭りにはお寿司とはまぐりのお吸い物、端午の節句にはちまきや柏餅が付きものです。席に招かれたら、お祝いの品とは別に、取り分けやすいお菓子や果物を手土産に持っていくと、その場で皆さんと分け合えます。
同じ案内によると、お祝いの席に招いた方には、お返しは特に要りません。席に招けなかった方には、お祝いの日から1週間以内に、赤ちゃんの名前で内祝いを贈ります。小学館の日本大百科全書によると、初節句のお返しには、客を招いてもてなすか、菱餅やちまき、柏餅を贈る習わしがあります。席に出られない方が多めに包むと、ご両親はそれに見合う内祝いを用意することになります。遠方から贈るときは、目安の範囲で控えめにしておくと、相手の負担が軽くなります。
よくある質問
出産祝いを贈ったばかりです。初節句にも同じくらい包みますか
出産祝いより控えめで構いません。おじ様・おば様なら10,000円前後が目安です。生まれてすぐに節句が来る場合は、初節句を翌年に回す家もあります。お祝いをする年を、先にご両親に聞いておいてください。
人形の費用を一部出したいのですが、失礼になりませんか
失礼にはなりません。日本人形協会も、五月人形は両家で費用を分け合うことがあると説明しています。人形を選ぶのは相手のご家族に任せ、「費用の一部に」と伝えて現金を包むと受け取ってもらいやすくなります。
男の子と女の子で、金額を変えるものですか
変える必要はありません。ひな祭りも端午の節句も、目安は同じです。性別の違うきょうだいがいても、そろえておけば、あとで比べられても困りません。
予算1万円で、2本セットは選べませんか
薩摩本柘なら、銀行印・認印の2本セットが11,500円です。木の印材で、黒水牛より軽く、やわらかな色合いです。予算より1,500円高くなりますが、2本が桐箱か化粧箱に入って届くので、贈り物らしい形になります。
出産祝いで銀行印をもらっているかもしれません
赤ちゃんの口座が1つなら、届出印も1本で済みます。先にご両親に確かめてください。すでに持っている場合は、それと同じ素材の認印を贈ると、2本がそろいます。黒水牛の認印は10.5mmで6,700円です。
まとめ|予算から品を決めるまでの順番
はじめに、ご自分の立場の目安を見て予算を決めます。次に、初節句を祝う年と、人形や名前旗を誰が用意するかをご両親に聞きます。そのうえで、飾る場所に余裕があれば飾る品から、少なければ使う品から、予算に合うものを選びます。字の間違いを防ぐため、名前を入れる品は、漢字をご両親にメッセージで送ってもらってから注文します。ひな祭りなら2月中旬、端午の節句なら4月中旬までに注文すると、お祝いの日に間に合います。