CHAPTER 05 印材・素材
チタン印鑑とは?重さ・押しやすさ・価格と向いている方
チタン印鑑は、金属のチタンを削って作る印鑑です。実印13.5mmで約39gという重さ、重みで押すコツ、錆びにくく色が変わらない点、彫り方、価格、向いている方をまとめました。実印は29,300円から、3本セットは54,900円からです。
公開日: 2026年10月6日 更新日: 2026年10月7日
印鑑の素材を調べていると、木や角に並んで、銀色の「チタン」が出てきます。眼鏡のフレームやゴルフクラブでおなじみの金属ですが、印鑑となると勝手が分かりません。重くて押しにくくないか、実印として登録できるのか、値段に見合うのか。この記事では、チタン印鑑を初めて検討する方に向けて、重さ、押し方、価格、向いている方を順にお話しします。
チタン印鑑は、金属のチタンを削って作る印鑑です。実印13.5mmで約39gと木や角より重く、強く押さなくても重みで圧がかかります。錆びにくく、乾燥や虫で傷むこともありません。実印として登録でき、銀行印や認印にも使えます。価格は実印が29,300円から、3本セットが54,900円からです。手入れに気を使わず、長く同じ見た目で使いたい方に向いています。
チタン印鑑とは|強くて錆びにくい金属で作る印鑑です
チタンは、元素記号Tiの金属です。世界大百科事典によると、色は銀白色で、金属のなかではマグネシウム、アルミニウムに次いで軽い部類に入ります。それでいて鋼のように強く、錆びにくいのが特長です。航空機や化学工場の装置といった、傷んでは困る場所で使われてきました。
同じ大きさの水の、約4.5倍の重さ
- 鉄より軽い金属です重さは鉄の約60%です
- 錆びにくい金属です海水での錆びにくさは、白金と同じ程度です
- 体に触れる品に使われます人工骨や眼鏡のフレームなどです
出典:改訂新版 世界大百科事典「チタン」、日本チタン協会「チタンの特性」。金属としては軽いほうですが、木や角の印材と比べると、ずっと重くなります。
このチタンの丸い棒に、お名前を彫ったものがチタン印鑑です。木や角のような天然の素材と違い、色や模様に個体差がありません。
- 素材
- 金属のチタンです。印鑑そのものに、動物由来の素材は使いません
- 色
- つや消しの銀色です。年月がたっても、色は変わりません
- 重さ
- 実印13.5mmで約39gが目安です
- 彫り方
- 職人が印影を設計し、金属用の彫刻機で刻みます
- 当店で作れる印鑑
- 個人の実印・銀行印・認印です。2本セットと3本セットもあります
- 耐久性の目安
- 当店の商品ページの評価で、最高の星5つです
チタン印鑑の重さ|実印13.5mmで約39g、500円玉5枚半ほどです
木や角の印鑑と比べて、いちばん違うのは重さです。どのくらい重いのかを、500円玉の枚数に置き換えてみます。造幣局によると、500円玉は1枚7.1gです。
チタン印鑑の重さの目安と、同じ重さになる500円玉の枚数
比重4.5、長さ60mmの円柱として計算した目安です。実際の印鑑は、形や仕上げで少し変わります。500円玉は、造幣局が公表している1枚7.1gで計算しました。
13.5mmの印鑑と同じ大きさの水は9gほどで、チタンはその約4.5倍の重さになります。木の多くは水に浮くほど軽いので、木をそのまま削った印鑑なら9gより軽くなります。
かばんに入れて持ち歩くには、気にならない重さです。違いを感じるのは、手に持って押すときです。
チタン印鑑の押しやすさ|重みがあるので、軽い力で押せます
木や角の印鑑は軽いので、きれいに写すには手で力を加えます。チタンは印鑑そのものが重いので、紙に当てて軽く手を添えれば、重みが圧を足してくれます。手の力に頼る分が少ないため、押すたびの写りがばらつきにくくなります。
気をつけたいのは朱肉の量です。木や角は表面が朱肉を少し吸いますが、金属は吸いません。つけすぎた分がそのまま紙に移り、線が太くにじみます。
朱肉に強く押しつける必要はありません。印面全体に薄くのれば足ります。
下に押印マットを敷きます。紙に当てたら、ぐりぐり回さずに、そのままひと呼吸おきます。
ティッシュかやわらかい布で拭けば、元の銀色に戻ります。朱肉の色が染みつくことはありません。
押印マットは、当店のチタン印鑑なら単品にも付いています。2本セットと3本セットには、朱肉も付きます。印材ごとの押し心地の違いは、押しやすい印鑑の選び方でも比べています。
チタン印鑑のメリット・デメリット|よいところと気をつけたいこと
チタン印鑑のよいところ
- 置き場所を選びません乾燥でひびが入ったり、虫に食われたりしません。金庫や書類ケースに入れたままでも傷みません
- 色が変わりません白水牛や象牙は、年月とともに飴色へ変わります。チタンは、買ったときの銀色のままです
- 水で洗えます朱肉が溝にたまったら、水で洗い流せます。洗ったあとは、布で水気を拭き取ります
- 動物由来の素材ではありません角や牙を避けたい方にも、お選びいただけます。付属のケースは牛革です
気をつけたいこと
- 木や黒水牛より高くなります実印13.5mmは29,300円です。同じ直径の黒水牛は11,900円です
- 冬は、ひんやりします金属ですので、寒い部屋では冷たく感じます。気になる方には、木や角の印材が向いています
- 細かい擦り傷はつきます鍵や小銭と一緒に入れると、表面に擦り傷がつきます。持ち歩くときは、ケースに入れてください
- チタンで作れるのは個人の印鑑だけです当店では、会社の印鑑と開運印鑑にチタンはありません
象牙と比べた丈夫さや押し心地は、象牙とチタンの違いで詳しくお話ししています。贈る相手が角や牙を避けたい方なら、動物由来の素材を避けて印鑑を贈るもご覧ください。
チタン印鑑の彫り方|印影は職人が設計します
チタンは硬い金属なので、印刀(印鑑用の小刀)で彫るのには向きません。当店では、木や角の印鑑と同じ職人が印影を設計し、金属用の彫刻機で刻みます。
チタン印鑑ができるまで
- 1お名前に合わせて、印影を設計します
文字の形と配置を、ご注文ごとに職人が決めます。同じお名前でも、同じ印影にはなりません。
- 2金属用の彫刻機で、印面を刻みます
決めた文字の形と配置のとおりに、チタンの印面へ彫り込みます。
- 3印鑑ケースに収めて、お届けします
彫り上がった印面を確かめてから、ご注文の3〜7営業日後を目安に発送します。
ご注文ごとに印影を作るオーダーメイドの印鑑なので、実印や銀行印に使えます。注文のときに「印影のご確認」を選ぶと、彫る前のデザインがメールで届きます。その分、発送までの日数が延びることがあります。
チタン印鑑の価格|実印1本から3本セットまで
まず、実印1本の価格を直径ごとに並べます。チタンには象牙のような等級がないので、同じ実印なら直径だけで値段が決まります。
チタンの実印|直径ごとの価格(税込)
銀行印は12mmが16,600円、13.5mmが23,700円です。認印は10.5mmが11,900円、12mmが16,600円です。
実印、銀行印、認印をまとめて作るなら、セットのほうが安くなります。
3本セット実印・銀行印・認印
- 13.5・12・10.5mm54,900円
- 15・13.5・12mm68,400円
- 16.5・15・12mm77,100円
- 18・16.5・13.5mm92,200円
2本セット実印・銀行印
- 13.5・12mm43,600円
- 15・13.5mm52,700円
- 16.5・15mm61,300円
- 18・16.5mm69,700円
2本セット銀行印・認印
- 12・10.5mm27,000円
- 13.5・12mm38,200円
- 15・12mm42,800円
- 16.5・13.5mm53,300円
実印13.5mm、銀行印12mm、認印10.5mmを単品で1本ずつ注文すると、合計は57,800円です。同じ組み合わせの3本セットなら54,900円で、2,900円安くなります。セットの箱は、桐箱か化粧箱からお選びいただけます。
ほかの印材と比べた価格
チタンの価格は、白水牛と本象牙のあいだです。黒水牛との差は、実印13.5mmで17,400円、3本セットで30,600円になります。この差額で、乾燥や虫を気にしなくてよい丈夫さと、買ったときのまま変わらない銀色が手に入ります。
チタン印鑑が向いている方、ほかの印材をおすすめする方
-
印鑑の置き場所や手入れを、気にせずに使いたいですか
はいチタンが合います。乾燥、湿気、虫のどれも心配が要りませんケースにしまうのは苦にならない黒水牛でも長く使えます。3本セットは24,300円からです -
手に持ったときの、ずっしりした重みはお好みですか
重いほうが好きチタンが合います。重みが押す力を助けるので、力に自信のない方にも向いています軽いほうがよい木の薩摩本柘や彩樺、角の黒水牛が向いています -
会社の印鑑や開運印鑑も、同じ印材でそろえたいですか
個人の印鑑だけでよいチタンで、実印・銀行印・認印の3本をそろえられますそろえたいチタンは、会社印と開運印鑑にはありません。黒水牛か薩摩本柘なら、どちらも作れます
実印の印材をほかの候補とも比べたい方は、実印の印材(素材)はどう選ぶ?も参考になさってください。
よくある質問
チタン印鑑は、実印として登録できますか
登録できます。京都市の案内では、ゴム印のように押すたびに形が変わりやすいものは登録できませんが、金属はこれに当たりません。条件は市区町村ごとに違いますので、お住まいの役所でも確かめてください。
金属アレルギーが心配です。チタンの印鑑でも大丈夫ですか
日本チタン協会によると、チタンは金属アレルギーなどを起こしにくく、人工骨にも使われています。ただ、肌の反応は体質によって違います。金属で肌がかぶれやすい方は、木や角の印材をお選びください。
チタン印鑑は、名前が変わったら彫り直せますか
チタンは硬い金属なので、印面を削って彫り直すのは難しい印材です。お名前が変わったときは、新しく作ることをおすすめしています。姓が変わる予定のある方は、下のお名前だけで彫っておく方法もあります。
チタンは、毎日使う認印にも向いていますか
向いています。認印の10.5mmは約23gで、500円玉3枚あまりの重さです。押すたびに印面を拭いておけば、溝に朱肉が詰まりにくくなります。認印は11,900円からです。
チタン印鑑は、贈り物にできますか
できます。贈るなら、実印・銀行印・認印がそろう3本セットがおすすめです。セットの箱は桐箱か化粧箱から、包装は青か赤からお選びいただけます。ケースの色も、1本ずつ決められます。
まとめ|チタン印鑑を決める順番
はじめに、重さが好みに合うかを考えます。500円玉を5〜6枚手にのせると、実印13.5mmの重さが分かります。次に、作る本数を決めます。実印・銀行印・認印をそろえるなら、単品を1本ずつ買うより3本セットのほうが割安です。続いて、お名前の文字数から実印の直径を選びます。最後に、ケースの色と箱を決めます。彫る前に印影を見たい方は、「印影のご確認」も選んでください。
チタンの印鑑を選ぶ
実印、銀行印、認印を1度にそろえられる3本セットが、いちばん割安です。印鑑ケース付き、送料無料、5年保証。ご注文から3〜7営業日で発送します。
チタン 3本セット(実印・銀行印・認印)54,900円〜 →