CHAPTER 05 印材・素材
白檀の印鑑とは?香り・色・価格と長く使うための手入れ
白檀(びゃくだん)は、扇子やお線香に使われてきた香木です。白檀の印鑑の香りはいつまで続くのか、色と木目の変化、実印・銀行印・認印とセットの価格、薩摩本柘や黒水牛との違い、朱肉の油と乾燥から守る手入れ、白檀が向いている方をまとめました。
公開日: 2026年9月24日
白檀と聞くと、お線香や扇子を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。その香木を印鑑の形に削り出したものが、白檀の印材です。「香りはいつまで続くのか」「木の印鑑で実印にしても大丈夫なのか」「柘とは何が違うのか」。店頭でもよくいただく質問です。この記事では、白檀がどんな木なのかというところから、価格、手入れ、向いている方までを順に説明します。
白檀は、インドなどで育つ香木です。木そのものに甘くやわらかい香りがあり、黄みがかった薄茶色の木肌は、使ううちに少しずつ深い色に変わっていきます。当店では、お名前を鑑定して作る開運印鑑の印材としてご用意しています。価格は実印13.5mmで29,700円、実印・銀行印・認印の3本セットで59,500円からです。実印にも銀行印にも登録できます。香りは何年かかけておだやかになります。香りだけを目当てにするより、「香りも楽しめる上品な木の印鑑」として選んでいただくのがおすすめです。
白檀とは|お線香や扇子に使われてきた香木です
- 木の種類
- ビャクダン科の常緑樹英語ではサンダルウッドと呼ばれます
- 産地
- インドやインドネシアなどの乾いた地域日本には自生しない木で、古くから輸入されてきました
- 色と木目
- 黄みがかった薄茶色。木目は細かくまっすぐ使い込むと、少しずつ赤みのある深い色に変わります
- 香り
- 甘くやわらかい、お香のような香り幹の中心に近い「心材」という部分が香ります
- 価格
- 開運実印29,700円〜、3本セット59,500円〜鑑定書、お守り、桐箱が付きます
白檀は少し変わった育ち方をする木です。芽が出てから1年ほどは自分の根だけで育ちます。そのあとは近くの木の根に根をつなぎ、養分を分けてもらいながら大きくなります。根をつなぐ木がまわりにないと育たないうえ、香りのよい心材が取れるまでには長い年月がかかります。そのため、昔から貴重な木として扱われてきました。
日本の暮らしのなかでも、白檀は長く使われてきました。あおぐたびに香る扇子、お線香や匂い袋、仏像や数珠。どれも、この木を削ったり彫ったりして作られています。香りがよいだけでなく、木目が細かくて彫刻に向いているため、細工の材料として重宝されてきました。印鑑に使われているのも、同じ理由からです。
白檀の印鑑の特徴|香り、色、彫りやすさ
白檀の香りは香料を塗ったものではなく、木そのものに含まれる成分によるものです。強く主張する香りではありません。印鑑ケースを開けたときや、手に取って顔に近づけたときに、お香に似た甘い香りがします。大切な書類に押す前に、香りで少し気持ちが落ち着くというお客様もいらっしゃいます。
薩摩本柘が淡い黄色なのに対して、白檀はもう少し茶色がかった落ち着いた色です。手の脂や空気に触れるうちに、何年もかけて赤みのある濃い色に変わっていきます。革の財布が使い込むほど色を深めるのと同じで、傷んだわけではありません。
仏像の細かい表情や扇子の透かし彫りに使われてきた木ですので、印鑑の細い線や枠もきれいに彫れます。開運印鑑は、文字の線を枠に向かって伸ばす印相体で彫ることが多く、線が込み入った印影になります。白檀は、そうした印影を彫るのにも向いています。
白檀の香りはいつまで続きますか
正直にお答えすると、届いた日の香りがそのまま何十年も続くわけではありません。表面の香りは、空気に触れるうちに少しずつおだやかになっていきます。
-
届いてから1〜2年
ケースを開けるたびに香ります
削りたての木肌から、いちばんはっきり香る時期です。ケースの内側にも香りが移ります。
-
数年後
手に取って近づけると香ります
表面の香りは落ち着いてきます。それでもケースの中には香りがこもるので、開けた瞬間はまだ感じられます。
-
10年以降
香りはかすかになり、色が深まります
香りが弱まるかわりに、木肌の色が濃くなり、つやが出てきます。白檀の扇子や数珠と同じ変わり方です。
香りを長く楽しむこつは、使い終わったらすぐにケースへしまうことです。机の上に出したままにすると、香りが早く飛ぶうえに、乾燥で木が傷みます。また、香りが弱くなっても、香水やアロマオイルを付けるのはおやめください。油分が木にしみ込み、印面を傷める原因になります。
白檀の印鑑の価格
当店の白檀は、お名前の画数を鑑定し、その結果をもとに印影を設計する開運印鑑の印材です。価格には、鑑定と印影の設計、鑑定書、下鴨神社でご祈祷いただいた印鑑のお守り、桐箱が含まれています。
白檀の開運実印|直径ごとの価格
開運銀行印は12mmが19,800円、13.5mmが24,200円です。開運認印は10.5mmが13,200円、12mmが19,800円です。いずれも印鑑ケースが付き、送料は無料です。
実印、銀行印、認印を同じ白檀で揃えると、桐箱を開けたときに3本分の香りが立ちます。1本ずつ買うより安くなりますので、これからひととおり揃える方には3本セットをおすすめしています。
3本セット実印・銀行印・認印
- 13.5・12・10.5mm59,500円
- 15・13.5・12mm76,200円
- 16.5・15・12mm95,000円
- 18・16.5・13.5mm122,200円
2本セット実印・銀行印
- 13.5・12mm47,000円
- 15・13.5mm57,400円
- 16.5・15mm76,200円
- 18・16.5mm99,200円
2本セット実印・認印
- 13.5・10.5mm40,700円
- 15・12mm53,200円
- 16.5・12mm65,800円
- 18・13.5mm80,400円
たとえば実印13.5mm、銀行印12mm、認印10.5mmを1本ずつ買うと、合計62,700円です。3本セットなら59,500円で、3,200円安くなります。セットは3本を1つの桐箱に納めてお届けしますので、しまう場所も1か所にまとまります。
ほかの印材との違い|薩摩本柘・黒水牛・白水牛・本象牙
開運印鑑で選べる主な印材を、安い順に並べました。比べているのは、実印15mmと3本セット(実印15mm・銀行印13.5mm・認印12mm)の価格です。白檀は黒水牛より高く、白水牛より少し手頃です。
| 印材 | 開運実印15mm | 開運3本セット | 見た目 | 手入れ |
|---|---|---|---|---|
| 薩摩本柘 | 20,900円 | 46,900円 | 淡い黄色の木。香りはありません | 朱肉を拭く。乾燥を避ける |
| 黒水牛 | 27,500円 | 60,300円 | つやのある黒 | 乾燥と虫を避ける |
| 白檀 | 36,300円 | 76,200円 | 薄茶色の木。甘い香りがあります | 朱肉を拭く。乾燥を避ける |
| 白水牛 | 43,000円 | 95,900円 | 乳白色から飴色 | 乾燥と虫を避ける |
| 本象牙(標準) | 66,000円 | 135,800円 | 温かみのある白 | 朱肉を拭く |
同じ木の印材である薩摩本柘とは、手入れの仕方は変わりません。違うのは香りと色、そして価格です。「木の印鑑がよいけれど、贈り物や節目の1本として、もう少し特別な品にしたい」という方に、白檀が選ばれています。薩摩本柘については、薩摩本柘の印鑑とは?で詳しく説明しています。
白檀の印鑑は、実印にも銀行印にもできます
市区町村の印鑑登録で断られるのは、ゴム印のように形が変わりやすいものや、大量生産された同じ印影の既製品などです。白檀の印鑑は職人が1本ずつ彫刻するオーダーメイドですので、実印として登録でき、銀行の届出印にもできます。
九星から印材を選ぶ場合|白檀と相性がよいとされる5つの星
開運印鑑には、生年月日から九星(きゅうせい)を調べ、印材選びの参考にする考え方があります。当店の鑑定でも、九星ごとに相性がよいとされる印材をお知らせしています。そのなかに白檀が入るのは、次の5つの星です。
- 一白水星
- 二黒土星
- 三碧木星
- 四緑木星
- 五黄土星
- 六白金星
- 七赤金星
- 八白土星
- 九紫火星
色の付いた星の方に、白檀をお知らせしています。九星はあくまで手がかりの1つですので、ほかの星の方が白檀を選んでも差し支えありません。長く使う印鑑ですから、ご自身が気に入った印材を選ぶのがいちばんです。
ご自分の九星は、無料の簡易鑑定にお名前と生年月日を入れるとすぐに分かります。鑑定の内容や印材の決め方は、開運印鑑の選び方でまとめています。
白檀の印鑑の手入れ|苦手なのは朱肉の油、乾燥、水
白檀も木ですので、苦手なものは柘と同じです。水牛の角やチタンに比べると、押したあとのひと手間が大切になります。
朱肉の油が木にしみ込むと、印面の縁がもろくなります。ティッシュや柔らかい布で、軽く押さえるようにして拭いてください。
乾燥と衝撃から守れるうえ、香りも長持ちします。直射日光が入る窓際や、エアコンの風が当たる場所は避けてください。
彫った溝に朱肉が詰まると、線が太って見えます。乾いた柔らかい歯ブラシで、軽くかき出してください。
水は木をふくらませ、ひびのもとになります。アルコールや香水は、香りの成分と木肌の両方を傷めます。
押したら拭いて、ケースにしまう。この扱いを続けていれば、白檀の印鑑は10年、20年と使えます。当店の印鑑には5年間の保証が付いており、ご購入から5年以内の破損は、状態を確認したうえで修理や彫り直しをご案内します。枠の欠けやすり減りの見分け方は、印鑑の買い替え時期の目安をご覧ください。
白檀が向いている方、ほかの印材をおすすめする方
白檀が向いている方
- お香や白檀の扇子の香りが好き印鑑を使うたびに、ほのかな香りを楽しめます
- 木の印鑑がよいが、柘よりも特別な1本にしたい結婚、出産、還暦など、節目に作る印鑑として選ばれています
- 動物の角や牙を使わない印材がよい植物の印材で、薩摩本柘より上の品を探している方に
- 落ち着いた色の印鑑を、贈り物にしたい桐箱を開けた瞬間に、ほのかな香りも一緒に届きます
ほかの印材をおすすめする方
- 香りのあるものが苦手、または職場で気になる香りのない薩摩本柘や、黒水牛をおすすめします
- 押したあとに拭く習慣を、続ける自信がない油に強い黒水牛や白水牛のほうが、気を使わずに済みます
- 毎日何十回も押す仕事で使う押す回数が多いほど、朱肉の油が木にしみ込みやすくなります。そうした使い方なら、水牛の角のほうが扱いやすくなります
よくある質問
白檀の香りは、書類や通帳に移りますか
押した印影から香ることはありません。同じ引き出しに長くしまっておくと、中の書類や通帳にかすかに香りが移ることはあります。ただ、染みが付いたり、色が移ったりすることはありません。
色や木目は、1本ずつ違いますか
天然の木ですので、色の濃さや木目の出方は1本ごとに違います。セットでも、3本がまったく同じ色にそろうことはありません。どれも使ううちに、だんだん深い色に変わっていきます。
白檀は柔らかい木だと聞きました。欠けやすくありませんか
白檀は、木のなかでは目が詰まった硬めの材です。だからこそ、仏像や扇子の細かい彫刻に使われてきました。水牛の角ほどの粘りはありません。それでも、落としたり朱肉を付けたまま放っておいたりしなければ、実印や銀行印として長く使えます。
開運印鑑ではない、通常の印鑑で白檀を選べますか
当店の白檀は、開運印鑑だけでご用意しています。開運印鑑は、お名前を鑑定して印影を設計し、鑑定書とお守りを添えて桐箱でお届けする印鑑です。鑑定にこだわりのない方が、「白檀で作りたい」という理由でお選びいただいても構いません。
贈り物にする場合、相手の生年月日が分からなくても注文できますか
ご注文いただけます。画数の鑑定はお名前で行いますので、生年月日が分からない場合は、備考欄にその旨をお書きください。
まとめ|白檀の印鑑を選ぶときの順番
白檀にするかどうかは、まず香りで決めます。お香のような香りが好きで、職場でも気にならないなら、白檀が候補になります。香りが苦手な方は、香りのない薩摩本柘か黒水牛から選んでください。
次に、押したら拭いてケースにしまう、という手入れを続けられるかを考えます。続ける自信がなければ、黒水牛か白水牛のほうが気楽に使えます。生年月日も参考にしたい方は、ここで無料の簡易鑑定を使い、ご自分の九星を確かめておきます。
白檀に決めたら、本数とサイズを選びます。実印・銀行印・認印をこれから揃えるなら、1本ずつ買うより安い3本セットがおすすめです。サイズは、価格表に添えた男女別の人気を目安にしてください。
白檀の開運印鑑を選ぶ
お名前を鑑定して印影を設計し、鑑定書とお守りを添えて、桐箱に納めてお届けします。送料無料、5年保証。3本を同じ白檀で揃えるセットが、いちばん割安です。
白檀 開運3本セット(実印・銀行印・認印)59,500円〜 →