CHAPTER 15 人生の節目・記念
小学校の入学祝いに長く使えるもの|学用品と重ならない7つの候補
小学校の入学祝いに長く使えるものを、学用品と重ならない7つの候補から選びます。腕時計、目覚まし時計、国語辞典、図鑑、地球儀、本棚、名前の銀行印を、授業で出番が来る学年と使える期間で比べました。ご両親に確かめること、予算ごとの組み合わせ、表書きと渡す時期も説明します。
公開日: 2026年9月28日
お孫さんや姪御さん・甥御さんの小学校入学に、何か記念になるものを贈りたい。そう思って探し始めると、ランドセルも学習机も、もうご両親が用意していることに気づきます。鉛筆やノートは学校から指定されることが多く、贈っても重なってしまいがちです。当店にも、「学用品以外で、長く使えるものはありませんか」というご相談が毎年届きます。
小学校の入学祝いには、学年が進むと授業で出番が来るものか、大人になっても使うものを選ぶと、長く使ってもらえます。授業で出番が来るのは、腕時計や目覚まし時計(1年生の算数)、国語辞典(3・4年生の国語)、地球儀(5年生の社会)です。大人になっても使うのは、本棚と、お子さんの名前で作る銀行印です。学校の決まりや家にすでにある品はご家庭ごとに違いますので、贈る前にご両親に確かめてください。
ランドセルと学用品は、入学の前に家庭と学校で揃います
小学校の学年は4月1日に始まり、入学の準備はその前の年から少しずつ進みます。市区町村の教育委員会は、翌春に1年生になる子の学齢簿を作り、就学時の健康診断を行います。1月末までには、入学の期日が知らされます。ランドセル選びは、それよりずっと早く始める家庭が多いです。文房具や上ばきなどの学用品は、入学説明会で学校の指定を聞いてから揃えるのが一般的です。
入学までの1年と、学用品が揃う時期
- 前の年の春〜夏ランドセルを選ぶ家庭で決める
- 10月末まで学齢簿が作られる市区町村の教育委員会
- 11月末まで就学時の健康診断入学の前に受ける
- 1月末まで入学期日の通知入学する学校と日が決まる
- 2〜3月学用品を揃える学校の指定に合わせて
- 3月中入学祝いを贈る入学式の前に
- 4月1日1年生の学年が始まる入学式は4月上旬
学齢簿、健康診断、通知の時期は、学校教育法施行令と学校保健安全法施行令で決められた期限です。実際の日程は市区町村によって違います。
学用品は、学校の指定とご両親の考えで決まります。お祖父様・お祖母様や親戚から贈るなら、学用品とは別の方向で「長く使えるもの」を探すと、重なる心配がありません。
「長く使える」には、2つの意味があります
小学校の入学祝いで「長く使える」というと、6年間使えるものを思い浮かべる方が多いかもしれません。ただ、学年が進んでから出番が来るものや、卒業したあとも大人まで使い続けるものもあります。文部科学省の小学校学習指導要領では、1年生の算数で「日常生活の中で時刻を読むこと」を学びます。3・4年生の国語では「辞書や事典の使い方」を習い、5年生の社会では「地図帳や地球儀」を使って調べます。入学のときに贈っておけば、その学年になったときには、もう手元にあるというわけです。
入学祝いの候補を使う時期
「時刻」「辞書」「地球儀」の印は、小学校学習指導要領でその内容を学ぶ学年です。使える期間は一般的な目安です。
図で印の付いた腕時計、目覚まし時計、国語辞典、地球儀は、授業で出番が来る品です。贈った日から少し先に、使いどきが待っています。下の2つ、本棚と名前の銀行印は、小学校を卒業しても役目が終わりません。どちらの方向で選ぶかを決めておくと、候補をぐっと絞れます。
学用品と重ならない7つの候補
小学校の入学祝いによく贈られる品から、学校の指定と重なりにくく、長く使えるものを7つ挙げました。価格は一般的な目安です。
腕時計
1年生から中学まで
数字が大きく、長い針と短い針を見分けやすいアナログ式がおすすめです。ベルトを替えれば、中学生になっても使えます。
- 学校では
- 1年生の算数で時刻を読む
- 価格の目安
- 3,000〜10,000円
- ご両親に聞くこと
- 学校に着けていけるか
目覚まし時計
1年生から高校まで
自分で起きる習慣をつけるのに役立ちます。登校の時刻に合わせて、針を読む練習にもなります。
- 学校では
- 1年生の算数で時刻を読む
- 価格の目安
- 2,000〜6,000円
- ご両親に聞くこと
- 子ども部屋があるか
国語辞典
3年生から中学まで
小学生向けの辞典は、漢字にふりがなが付いています。入学のときに贈ると、読める字が増えるたびに開いてくれます。
- 学校では
- 3・4年生の国語で辞書の使い方を習う
- 価格の目安
- 2,000〜3,000円
- ご両親に聞くこと
- 学校が辞書を指定するか
図鑑
1年生から中学まで
昆虫、乗りもの、宇宙など、お子さんの好きな分野から選びます。絵を眺めて楽しむ低学年から、調べものに使う中学生まで役に立ちます。
- 学校では
- 生活科や理科の調べものに使う
- 価格の目安
- 1冊2,000円前後
- ご両親に聞くこと
- 家にある図鑑と重ならないか
地球儀
出番は5年生大人まで
ニュースに出た国を家族で探すうちに、自然と地理に親しめます。低学年のうちは、国の形と色を眺めるだけでも楽しめます。
- 学校では
- 5年生の社会で地図帳と地球儀を使う
- 価格の目安
- 5,000〜20,000円
- ご両親に聞くこと
- 置く場所があるか
本棚
1年生から大人まで
図鑑や辞典が増えると、置き場所が要ります。お子さんの背の高さに合う低いものなら、大人になってからも使えます。
- 学校では
- 教科書やプリントの置き場になる
- 価格の目安
- 10,000〜30,000円
- ご両親に聞くこと
- 学習机に本棚が付いているか
名前の銀行印
1年生から大人まで
子ども名義の口座の届出印にして、お年玉やお祝いを貯めていきます。本人が大きくなったら、通帳と一緒に渡します。
- 学校では
- 1・2年生の道徳で、お金や身の回りの品を大切にすることを学ぶ
- 価格の目安
- 6,400円〜
- ご両親に聞くこと
- お子さんの口座があるか
7つのうち、腕時計と目覚まし時計、国語辞典は、授業の内容と結びつけて渡せるのがよいところです。「もうすぐ時計の読み方を習うよ」「3年生になったら辞書を使うよ」と一言添えると、お子さんにも贈った理由が伝わります。地球儀と本棚は、家の広さや置き場所で向き不向きが分かれますので、先にご両親に聞いておくと安心です。
名入れの箸や食器、傘も入学祝いによく選ばれますが、毎日使う分だけ傷みやすく、成長に合わせて買い替える品です。長く残すことを考えるなら、7つの候補のどれかと組み合わせるのがおすすめです。
贈る前に、ご両親に3つだけ確かめておきます
入学祝いで気をつけたいのは、学校の決まりと、家にすでにあるものです。どちらも、ご両親に聞かなければ分かりません。電話やメッセージで、次の3つを聞いておきましょう。
2月のある日
入学祝い、ランドセル以外で長く使えるものを贈りたいんだけど、腕時計って学校に着けていける?
着けていっていいみたい。辞書は3年生で学校が決めたのを買うんだって
じゃあ時計にするね。あと、ゆいちゃんの口座ってある?
あるけど、私の印鑑で作ったままなの
- 腕時計や辞書など、学校で決まっているものはあるか
- 家にもうあるもの、ほかの人から贈られる予定のものは何か
- 子ども名義の口座はあるか。届出印は誰の印鑑か
口座のことは、お祝いの話のついでに聞いておくと、名前の銀行印を贈るかどうか決めやすくなります。上のやり取りのように、ご両親のどちらかの印鑑で口座を作ったままのこともあります。その場合は、お子さんの名前の銀行印を贈ると、届出印を本人の印鑑に替えるきっかけになります。
予算ごとの組み合わせ
飯田水引協同組合の案内によると、入学祝いの平均金額は5,000円から10,000円で、相手との関係によって変わります。お祖父様・お祖母様からは、10,000円から30,000円ほどを贈る方もいらっしゃいます。7つの候補から2つを組み合わせると、授業で使う品と大人まで残る品を一緒に贈れます。
5,000〜10,000円
好きな分野の図鑑1冊2,000円前後
名前の銀行印1本薩摩本柘12mm 6,400円
10,000円台
アナログの腕時計8,000円前後
名前の銀行印1本黒水牛12mm 7,000円
20,000〜30,000円
地球儀10,000円前後
銀行印・認印の2本セット黒水牛 13,000円〜、桐箱か化粧箱入り
分担するなら、授業で使う品はご両親から、大人まで残る品はお祖父様・お祖母様から、と分けると重なりません。現金を贈るときも、名前の銀行印を1本添えて「この口座に入れておいてね」と伝えましょう。お祝いのお金が、お子さんの通帳に残ります。
名前の銀行印は、小学校を卒業したあとも使います
名前の銀行印は、入学のときから大人になるまで、長く使える品です。小学生のうちは、ご両親が子ども名義の口座の届出印にして、お年玉やお祝いを貯めていきます。全国銀行協会の案内では、子ども名義の口座を作るときは、付き添うご両親とお子さんの本人確認書類、届出印を用意します。中学、高校と進んで、本人が自分でお金を管理する年齢になったら、通帳と一緒に渡します。
小学校の入学祝いで作るなら、下の名前だけを12mmか13.5mmで彫るのがおすすめです。下の名前だけなら、名字が変わっても使い続けられます。12mmと13.5mmは大人の銀行印にもある大きさなので、成長してからもそのまま使えます。かわいらしさは、印鑑そのものではなくケースの色で出しましょう。入学の記念に、ケースの色はお子さん本人に選んでもらってはいかがでしょうか。
お子さんが選べるケースの色 黒・赤は標準で無料。ほかの色は12mmで+950円、13.5mmで+1,100円
- 黒
- 赤
- ブルー
- イエロー
- オレンジ
- ピンク
- ライトグリーン
- グリーン
- パープル
- ネイビー
入学祝いに印鑑を贈るのは早いのでは、と迷う方もいらっしゃいます。年齢ごとの使い道と、贈ったあとの保管のしかたは入学祝いに印鑑は早い?小学校から大学まで年齢別の使い道と保管で詳しく説明しています。お年玉を子どもの口座に貯めていく方法はお年玉を子ども名義で貯める方法をご覧ください。
表書きと、渡す時期
名前を入れる品は、先にご両親に字を確かめておきます。「髙」と「高」、「﨑」と「崎」のように、似ていても違う字があります。当店の印鑑はご注文から3〜7営業日ほどで発送しますので、入学式の2週間前までなら間に合います。のしをご希望の場合は、ご注文の前にお問い合わせください。
よくある質問
学用品を贈ってはいけないのですか
いけないわけではありません。ご両親から「これが足りない」と頼まれたものなら、喜ばれます。ただ、学校から色や形を指定されるものが多いので、頼まれていないのに贈ると、重なったり使えなかったりすることがあります。
双子など、きょうだいが同じ年に入学するときは、どう贈ればよいですか
同じ品を2つ贈るなら、色を変えると取り違えにくくなります。名前の銀行印なら、1人に1本ずつ作り、ケースの色を分けておきます。名字だけで彫ると2本が同じ文字になりますので、下の名前で彫ってください。
入学祝いのお返しは要りますか
お子さんへのお祝いは、本人がお礼の電話をかけたり、手紙を書いたりして済ませる家庭が多いようです。お礼の手紙に入学式の写真を1枚添えると、贈った側にも喜ばれます。
小学1年生に、実印まで入った3本セットは早すぎますか
実印を使い始めるのは、まだ先になります。実印の登録ができるのは15歳からなので、それまではご両親が預かってしまっておきます。この先の入学祝いを毎回贈れるとは限らないからと、「贈れるうちに」3本セットを選ぶお祖父様・お祖母様もいらっしゃいます。黒水牛の3本セットは24,300円からで、桐箱か化粧箱に入れてお届けします。
まとめ|小学校の入学祝いを決める順番
まず、ご両親に3つのことを確かめます。学校の決まり、家にすでにあるもの、お子さんの口座と届出印です。次に、授業で出番が来る品にするか、大人まで使う品にするかを決めます。予算に余裕があれば、両方から1つずつ選んで組み合わせます。名前を入れる品は、2月中に字を確かめて注文します。渡すのは入学式の前の3月中で、表書きは「入学御祝」、水引は紅白の花結びにします。
小学校を卒業したあとも使える、名前の銀行印をお作りします
京都の職人が、お名前の字に合わせて印面を設計し、1本ずつ彫刻します。ご注文から3〜7営業日で発送、送料は全国無料、5年保証付きです。ケースの色は、お子さんと一緒にお選びください。
- 1 名前の銀行印を1本 黒水牛12mm 7,000円、薩摩本柘12mm 6,400円。子ども名義の口座の届出印に 銀行印を見る →
- 2 銀行印・認印の2本セット 黒水牛 13,000円〜。桐箱か化粧箱入りで、そのまま保管の箱になります 2本セットを見る →
- 3 実印・銀行印・認印の3本セット 贈れるうちにまとめて。黒水牛 24,300円〜、実印は15歳まで親が預かります 3本セットを見る →
きょうだいそれぞれの銀行印や、のしのご相談はお問い合わせからどうぞ。