CHAPTER 16 印鑑の贈り物・マナー
プレゼントした印鑑の保証は誰が使える?受け取った人が相談する方法
プレゼントした印鑑の5年保証を、受け取った方が使えるかどうかを説明します。保証で直せる破損と対象外の相談、期間を渡した日ではなく購入日から数えること、保証書の見方、欠けたときの相談の流れ、彫り直したあとの実印・銀行印の手続き、贈る側が渡す前にしておくことをまとめました。
公開日: 2026年9月30日
印鑑を贈るとき、商品ページの「5年保証」を見て安心される方は多いと思います。ただ、その印鑑を何年も使い続けるのは、受け取った方です。何年かたって枠が欠けたとき、注文した本人でなくても相談できるのか。保証の5年は、いつから数えるのか。この記事では、当店の保証の中身と、受け取った方が相談するときに用意するものをお話しします。
当店の5年保証は、贈り物として印鑑を受け取った方からのご相談もお受けしています。期間は渡した日ではなく、購入した日から5年です。ご相談の際は、保証書を見て、どの注文で作った印鑑かを確かめます。贈る側は、保証書を箱に入れたまま渡してください。
当店の5年保証で相談できること
当店の保証は、購入から5年以内に印鑑が欠けたり割れたり、字がはっきり写らなくなったりしたときのためのものです。印鑑の状態を確かめたうえで、修理か彫り直しをご案内します。壊れていないのに作り直したいときや、なくしたときは、保証とは別の扱いになります。
欠けた、割れた、写らなくなった
購入から5年以内印面の枠が欠けた、胴にひびが入った、押しても字の一部が写らない。こうした破損や不具合が対象です。
用意するもの印鑑と保証書
名字が変わった、書体を変えたい
保証とは別印鑑は壊れていないけれど、結婚で名字が変わった。もう少し読みやすい書体にしたい。この場合は保証の修理ではなく、新しく印鑑を作るご相談になります。
作り直したら新しい印鑑にも5年の保証が付きます
なくした、盗まれた
保証では直せない手元に印鑑がなければ、直すことはできません。銀行印なら取引銀行へ、実印なら役所へ、まず連絡します。
そのあと新しい印鑑を作って届け出ます
全国銀行協会は、届出印をなくしたと気づいたら、すぐに取引銀行へ連絡するよう呼びかけています。通帳での取引を止めてもらい、後日、窓口で新しい印鑑を届け出ます。実印をなくしたときも、住んでいる市区町村に届け出て、新しい印鑑で登録し直します。
保証の5年は、購入した日から数えます
数え始めは、受け取った日ではなく、当店で購入した日です。贈り物は買ってから渡すまでに間があくことがあり、そのぶん受け取った方が保証を使える期間は短くなります。
購入した日から数えた、受け取った方が保証を使える期間
当店はご注文から3〜7営業日で発送します。渡す日の3週間ほど前に注文すれば、保証をほぼ5年残したまま渡せます。
早めに買って、渡す日まで引き出しにしまっておく。贈り物の準備としては安心な方法です。ただ、保証だけを考えるなら、渡す日の近くに注文したほうが、受け取った方の使える期間は長くなります。誕生記念の印鑑のように、作ってから何年もしまっておいて渡す場合は、保証の期間よりも、その間の保管のしかたが大切です。素材ごとの注意点は子どもの印鑑を大人になるまで保管する方法|素材別の注意点で説明しています。
保証書の見方と、確かめておく5つの欄
保証書は、印鑑と一緒に箱に入っているカードです。受け取った方からご相談があったとき、当店はこの保証書で、いつ、どなたの注文で作った印鑑かを確かめます。見本で、どこに何が書いてあるかを見ておきましょう。
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- 保証期間右上に「保証期間5年」とあります。2のご購入日と合わせて見ると、いつまで保証が続くかが分かります期限の確認
- ご購入日5年を数え始める日です。贈り物の場合は、受け取った日と違うことがあります数え始めの日
- ご注文者名・ご住所・電話番号注文した方の欄で、贈り物なら贈ってくださった方のお名前と連絡先が入ります。当店は、このお名前をもとに注文を探します注文を探す手がかり
- 彫刻文字と書体印鑑に彫った字と書体の欄です。彫り直すときは、この欄で元の字と書体を確かめます彫り直すときの見本
- 印影の欄右の四角い枠は、印影を押す欄です。押してあれば、保証書も印影の分かる書類になりますしまい方に注意
全国銀行協会は、届出印を、通帳や印影の分かる書類とは別に保管するようすすめています。受け取った方が銀行印として届け出たら、保証書は印鑑とも通帳とも別の引き出しへ移しておくと安心です。
受け取った方が相談するときの流れ
欠けに気づいたら、まずは慌てずに状態を確かめます。朱肉が溝に詰まっているだけで、字がかすれて見えることもあるからです。
- 01試し押しで状態を見る白い紙に押して、枠の欠けや字のかすれを確かめます。朱肉が詰まっているだけなら、やわらかい布や歯ブラシで落とすと元に戻ります
- 02保証書を用意する印鑑の箱の中や、ケースをしまっていた引き出しを探します。見つからないときは、贈ってくださった方に、注文に使った名前とおおよその時期を聞いておきます
- 03当店へ連絡するお電話(075-611-2622)か、お問い合わせのページから連絡します。「贈り物として受け取った印鑑です」と伝えてください
- 04直し方の案内を受ける修理で済むか、彫り直しになるかは、印鑑の状態によって変わります。当店から進め方をご案内します
- 05届け出た印鑑なら、手続きをし直す彫り直すと、印影は元と同じにはなりません。実印は役所で登録し直し、銀行印は銀行で届出印を変えます
5つめの届け出のし直しは、忘れやすいところです。京都市の例では、本人の申請で今の登録を抹消して新しい印鑑に替えると、印鑑登録証の再交付で400円かかります。銀行印を変えるときの持ち物は、全国銀行協会の案内では4つです。これまでの印鑑と新しい印鑑、通帳、本人確認書類を窓口に持っていきます。彫り直すと、これまでの印影は残りません。印鑑を当店へ預ける前に、届け出ている銀行に進め方を聞いておくと安心です。
欠けやすり減りの見分け方は、印鑑の買い替え時期の目安で説明しています。届け出をし直す順番は、人生の節目に印鑑を新調する|実印・銀行印を変える手続きと順番をご覧ください。
贈る側が、渡す前にしておくこと
保証を使うのは受け取った方でも、そのための準備ができるのは贈る側です。渡す前に、次の4つを済ませておきます。
渡す前に済ませること
- 保証書と京印章証明書は、箱から出さずに渡す手紙を入れるために包みを開けたときも、保証書は箱の中に残します。どこにしまうかは、受け取った方が決めます
- 注文確認メールを消さずに残しておくメールには注文番号と注文日が書いてあります。受け取った方に「保証書が見当たらない」と言われても、これを伝えれば当店で注文を探せます
- 直送なら、保証書が入っていることを伝えておく当店から相手の住所へ送ると、印鑑は贈る側の目に触れないまま届きます。「箱に保証書が入っているから取っておいてね」と、電話かメッセージで伝えます
- 保証がいつまで使えるかを伝える「再来年の春まで」のように具体的な時期で伝えると、覚えてもらいやすくなります
「箱の中の保証書は捨てないでね。5年のうちに欠けたら、お店で直してもらえるから」。保証があると知らないまま欠けてしまうと、受け取った方は新しい印鑑を自分で買い直すことがあります。ひと言添えておくと、欠けたときに買い直す前に相談してもらえます。直送の手順は印鑑のプレゼントを相手へ直送する方法をご覧ください。
よくある質問
保証書をなくしてしまいました。相談できますか
贈ってくださった方に、注文に使った名前とおおよその時期を聞いてから、当店へご連絡ください。それをもとに当店でお探しします。注文確認メールが残っていれば、注文番号ですぐに確かめられます。
贈ってくれた人に知らせずに、自分で相談してもいいですか
受け取った方から直接ご連絡いただいて構いません。保証書が手元にあれば、それを見ながらお話しいただくと、注文をすぐに確かめられます。
5年を過ぎたら、もう直してもらえませんか
5年を過ぎた印鑑の彫り直しも、お問い合わせからご相談いただけます。欠けが大きかったり本体にひびが入っていたりすると、新しく作るほうが長く使えることもあります。印鑑の状態を伺ってからご案内します。
ほかのお店で買ってもらった印鑑も、保証で直せますか
5年保証は、当店でお作りした印鑑が対象です。ほかのお店で作った印鑑は、まずそのお店の保証の内容をご確認ください。
まとめ|注文から保証の相談までの順番
贈る側が最初に決めるのは、いつ注文するかです。5年の期間を減らしたくなければ、渡す日の3週間ほど前が目安です。注文確認メールは消さずに残し、保証書は箱に入れたまま渡して、期限がいつまでかを伝えます。欠けたときは、受け取った方が試し押しで状態を見てから、保証書を手元に置いて当店へ連絡します。彫り直したあとは、実印は役所、銀行印は銀行で届け出をし直します。
受け取った方が長く使える印鑑を、職人が1本ずつ
京都の職人が、お名前の字に合わせて印面を設計し、彫刻します。印鑑には保証書と京印章証明書を添え、2本セット・3本セットは桐箱か化粧箱に収めてお届けします。ご注文から3〜7営業日で発送、送料は全国無料。相手の住所への直送もできます。
贈った印鑑、受け取った印鑑の保証や彫り直しのご相談はお問い合わせからどうぞ。