CHAPTER 16 印鑑の贈り物・マナー
お正月に子どもへ贈る銀行印|お年玉と一緒に渡す準備と年齢別の選び方
お正月に、お子様やお孫さんへ銀行印を贈りたい方へ。贈る前に親御さんへ聞くこと、彫る名前と直径、年齢ごとの渡し方、元日に間に合わせる12月の注文日、銀行の窓口が開く日、カードに書くひとこと、価格を説明します。
公開日: 2026年10月5日
お正月には、お孫さんやお子様にお年玉を渡します。現金は、おもちゃやゲームに替わって、その年のうちになくなることも珍しくありません。何か残る形にしたいと考えて、銀行印を添える方がいらっしゃいます。年末に間に合わせる注文の日と、年齢に合わせた選び方、元日の渡し方を説明します。
お正月に贈る銀行印は、お子様の下の名前で彫り、直径は12mmか13.5mmにします。元日に渡すなら、12月14日ごろまでの注文が目安です。2027年は、銀行の窓口が1月4日に開きます。すでに口座をお持ちの場合は、届出印を替える手続きが要ります。祖父母やおじ・おばの立場で贈るなら、先に親御さんへ聞いてください。
お年玉は、もともと新年に贈る品のことでした
「年玉」は、新年を祝って人に贈る品を指す言葉です。辞書には、「年の賜物」から来たという説明があります。贈る品は、時代とともに移り変わってきました。
お年玉に品を添えるのは、昔の年玉に近い贈り方です。金融広報中央委員会が小学生から高校生に聞いた調査では、お年玉をくれた相手は、祖父母がいちばん多くなっていました。次が親戚、その次が親です。
銀行印を添えると、お年玉を貯める口座が始まります
毎年のお年玉を入れる場所ができます
お年玉は、毎年のお正月に入ってきます。お子様の名義で口座を作っておけば、家計と混ざらずに貯まっていきます。
届出印が、お子様自身の名前になります
親御さんの印鑑で口座を作ると、通帳を本人に渡すときに届出印を替えることになります。はじめから本人の名前で作っておけば、そのまま渡せます。
大人になるまで使えます
下の名前で彫った銀行印は、進学や就職で口座が増えても届け出られます。おもちゃと違って、年齢が上がっても役目が変わりません。
口座の作り方や、通帳と印鑑のしまい方は、お年玉を子ども名義で貯める方法で説明しています。親御さんの印鑑と共用している場合に起きることは、子どもの銀行印は親と同じでいい?をご覧ください。
祖父母やおじ・おばから贈るなら、先に親御さんへ聞きます
口座を作るのも、通帳を預かるのも、親御さんです。黙って用意すると、すでにある届出印と重なることがあります。11月のうちに、メッセージで聞いておきます。
娘さんや息子さんに送る、メッセージの例
今度のお正月、陽太の名前で銀行印を作って、お年玉と一緒に渡そうと思うの。どうかしら何を贈るつもりかを、最初に書きます
ありがとう。陽太の口座はまだ作っていないから、助かる
名前は「陽太」の2文字で彫るつもり。字はこれで合っている?名前の字は、文字で送ってもらって確かめます
合ってるよ。本人は青が好きだから、ケースは青だと喜ぶと思う
聞くことは、口座がもうあるか、名前の字、好きな色の3つです。返事によって、次のように分かれます。
贈った銀行印が、そのまま届出印になります
いちばん進めやすい場合です年が明けてから、親御さんがお子様の口座を作りに行きます。そのときの届出印に使えます。
贈る側がすること名前の字を確かめて、年内に用意します
届出印を替えるかどうかを、親御さんが決めます
窓口での手続きが要ります届出印を替えるときは、通帳、今の届出印、新しい印鑑、本人確認書類を窓口へ持っていくのが一般的です。金融機関によって違うので、行く前に確かめます。
贈る側がすること手続きの手間をかけてよいかを、先に聞きます
銀行印は贈らず、別の品を考えます
同じ役目の印鑑が2本になります出産祝いや入学祝いで、すでに作ってあるご家庭もあります。届出印は1本あれば足ります。
贈る側がすること中学生や高校生なら、書類に押す認印が候補になります
子どもの銀行印は、下の名前で彫ります
銀行印に彫る名前は、名字でも、下の名前でも、フルネームでも構いません。お子様には、下の名前をおすすめしています。
- 文字の向き
- 当店の銀行印は、タテ書きとヨコ書きのどちらかを選べます。決まりはないので、好みで決めてください
- 直径
- 12mmか13.5mmにします。大人になってからも、そのまま届出印として使える太さです
- 書体
- 銀行印では、篆書体と吉相体がよく選ばれています。どちらも線が入り組んでいて、形をまねしにくい書体です
- 素材
- 木の薩摩本柘は、軽くて手ごろな価格です。黒い角の黒水牛は、艶があって欠けにくい素材です
- ケース
- 黒と赤の牛革は、追加料金がかかりません。ブルーやピンク、イエローなどの色は、12mmなら950円で替えられます
男の子と女の子それぞれの選び方は、男の子の銀行印を作るならと女の子の銀行印を作るならで説明しています。
お年玉と銀行印の渡し方は、年齢で変わります
通帳と銀行印は、親御さんが預かります
- お年玉本人はまだ金額が分かりません。親御さんが、そのまま口座に入れます
- 銀行印小さな品を口に入れる年齢のうちは、手の届かない場所にしまいます
- 残しておくことポチ袋とケースを並べて、写真を撮っておきます
渡し方本人にケースを見せてから、親御さんに手渡します。「大きくなったら使ってね」とひとこと添えます
本人に手渡して、通帳を一緒に見ます
- お年玉使う分と貯める分を、本人と相談して分けます
- 銀行印自分の名前が彫ってあると分かる年齢です。しまう場所は、親御さんと一緒に決めます
- 学校では小学校の家庭科は、5・6年生でお金の計画的な使い方を扱います
渡し方ポチ袋と一緒に、本人の手に渡します。年が明けたら、窓口やATMへ一緒に行きます
自分で管理する練習を始めます
- お年玉金額が大きくなります。貯める目的を、本人が決められる年齢です
- 銀行印高校生になると、アルバイト代の振込先として口座を使う場面が出てきます
- 口座15歳以上なら、本人だけで口座を作れる金融機関もあります
渡し方大人への贈り物として渡します。書類に押す認印と2本で贈る方もいらっしゃいます
元日に渡すなら、12月14日ごろまでに注文します
当店は、ご注文から3〜7営業日で発送します。配達希望日は、ご注文日の9日後から30日後までの間で指定できます。12月21日の注文でも、12月30日を指定できる計算です。ただ、年末は荷物が込み合います。1週間早めて、12月28日に受け取る日程にしておくと余裕があります。
2027年1月1日(金)に渡すために、2026年12月14日(月)に注文した場合の目安
- 12/14注文
- 15
- 16
- 17
- 18
- 19
- 20
- 21
- 22
- 23遅くともこのころ発送
- 24
- 25
- 26
- 27
- 28お届けの指定日
- 29
- 30
- 31銀行は休み
- 1/1元日に渡す
- 2銀行は休み
- 3銀行は休み
- 4銀行の窓口が開く
- 注文
- 制作と発送(3〜7営業日)
- お届けの指定日
- お年玉と一緒に渡す日
銀行の休日は、政令で決まっています。土曜、日曜、祝日と、12月31日から1月3日までです。2027年は1月2日が土曜、3日が日曜なので、窓口が開くのは1月4日の月曜になります。当店も、年始は定休日です。
元日の渡し方と、口座に入れるまでの流れ
-
大みそかまで
届いた印鑑の名前を確かめ、カードを書く
届いたら箱を開けて、名前の字が合っているかを確かめます。ポチ袋と、ひとことを書いたカードを用意します。
準備するとき -
元日
ポチ袋と並べて渡す
先にお年玉を渡し、続けて印鑑のケースを渡します。何に使う品かを、その場で話します。
手渡すとき -
1月4日から
親御さんとお子様で、窓口へ行く
口座を作るときは、親御さんとお子様それぞれの本人確認書類と、届出印を持っていきます。必要な書類は、金融機関に確かめてください。
口座を作るとき -
次のお正月から
お年玉を入れて、通帳を一緒に見る
毎年、入金したあとの通帳を本人に見せます。数字が増えていくと、貯めることが分かってきます。
続けるとき
品だけを渡すと、小さなお子様には何の品かが伝わりません。カードを1枚添えます。
陽太へ
あけましておめでとう。今年は2年生になるね。
陽太の名前のはんこを作りました。お年玉をためる通帳に使ってください。
通帳の数字がふえていくのを、いっしょに見ようね。
2027年1月1日 おじいちゃん・おばあちゃんより
お正月に贈る銀行印の価格
お年玉に添える1本6,400〜13,000円
- 薩摩本柘の銀行印 12mm 6,400円 鹿児島産の柘を使った、木の印鑑です。軽いので、小さな手でも持てます。
- 黒水牛の銀行印 12mm 7,000円、13.5mm 9,500円 黒く艶のある角の印材です。大人になってからも、見た目が幼くなりません。
- 銀行印と認印の2本セット 黒水牛 13,000円 銀行印12mmと認印10.5mmです。中学生や高校生に向いています。桐箱か化粧箱に入れてお届けします。
お孫さんが3人いらっしゃる場合、黒水牛の12mmを3本で21,000円です。素材を同じにして、ケースの色を1人ずつ変えると、誰の印鑑かがすぐに分かります。
よくある質問
お年玉の代わりに、銀行印だけを渡してもよいですか
小学生くらいまでは、現金を楽しみにしているお子様が多いものです。金額を少し抑えてでも、ポチ袋は用意してください。
孫の年齢が離れています。同じ年に全員へ贈ったほうがよいですか
同じお正月にそろえると、受け取る側に差がつきません。下のお孫さんの分は、親御さんに預かってもらいます。
お年玉や印鑑に、贈与税はかかりますか
国税庁は、年末年始の贈答などで、社会通念上相当と認められるものには贈与税がかからないとしています。
年が明けてから注文しても、遅くありませんか
遅くありません。お年玉は元日に渡し、銀行印は口座を作りに行く日までに届けば使えます。
親が自分の子に贈る場合も、選び方は同じですか
同じです。親御さんが贈るなら、口座を作る日まで決めてから注文できます。
まとめ|親御さんに聞き、名前を確かめ、12月の前半に注文します
はじめに、お子様の口座がもうあるかどうかを、親御さんに聞きます。届出印になる印鑑がまだなければ、名前の字と好きな色を教えてもらいます。
次に、直径と素材、ケースの色を決めます。注文は12月14日ごろまでに済ませ、届いたら名前の字を見ておきます。元日にポチ袋と並べて渡し、1月4日からは窓口で口座を作れます。
お子様の名前に合わせて、京都の職人が1本ずつお作りします
彫る名前の字に合わせて職人が印面を設計し、彫刻します。黒と赤の牛革ケースは追加料金なし、色の付いた牛革ケースは950円からです。包装は青か赤を選べます。ご注文から3〜7営業日で発送、全国送料無料、5年保証です。
- 0歳から小学生に 下の名前で彫る銀行印 薩摩本柘12mm 6,400円、黒水牛12mm 7,000円。大人になっても届出印として使えます 銀行印を見る →
- 中学生・高校生に 銀行印・認印の2本セット 黒水牛 13,000円(12mm・10.5mm)。桐箱か化粧箱に入れてお届けします 2本セットを見る →
- きょうだいで色を変える 牛革のカラーケース ブルー、ピンク、イエローなど10色。見本と追加料金を載せています ケースを見る →
お孫さんそれぞれの銀行印を、まとめてご注文いただけます。年末の納期や名前の字のご相談は、お問い合わせからどうぞ。