CHAPTER 16 印鑑の贈り物・マナー
結婚10周年に実用的なプレゼントを|錫婚式に見直す毎日の品と印鑑
結婚10周年に、毎日使える品を贈りたい方へ。10周年を錫婚式と呼ぶ理由、結婚したときにそろえた品の点検のしかた、1段上の品に替える候補と価格の目安、錫の器を贈る前に知っておくこと、ご夫婦の印鑑を見直す3つの問いと、2人分の組み合わせの価格を説明します。
公開日: 2026年10月5日
結婚して10年になります。記念に何か贈りたいけれど、宝飾品よりも、毎日の暮らしで使える品がよい。子育てや仕事に追われて、相手が何を欲しがっているのかも聞けていない。そんな方に、10年目だからこそ役に立つ品の探し方を説明します。
10年目に役に立つのは、結婚したときにそろえた品を、質のよい品に替える贈り物です。箸や器、家電には、10年で傷みが出てきます。印鑑も、結婚の手続きに間に合わせて作った1本を見直す時期です。10周年の呼び名にちなんで、錫の器を選ぶ方もいらっしゃいます。
結婚10周年は「錫婚式」。錫は、さびにくくやわらかい金属です
結婚記念日の呼び名は、1年目の紙、5年目の木、7年目の銅、10年目の錫、25年目の銀、50年目の金と変わります。紙や木から金属へ、さらに銀や金へと、年を重ねるほど長もちする素材の名前になっていきます。
結婚から10年たつと、家の中の品も買い替えの時期を迎えます
迎える年齢の目安
- 夫の平均初婚年齢31.1歳
- 妻の平均初婚年齢29.8歳
- 初めて家を買った世帯主30代が最も多い
出典:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集(2026年版)」、国土交通省「令和7年度住宅市場動向調査」。初婚年齢は2024年の数字で、年齢の目安はそこに10年を足したものです。
国土交通省の調査では、初めて家を買った世帯主の年齢は30代が最も多くなっています。注文住宅で48.1%、分譲の戸建てで54.5%です。結婚してから10年の間に、家を買うご夫婦は少なくありません。
テレビと洗濯機は、10年ほどで買い替えられています。結婚のときに買った家電が、ちょうど替えどきを迎えるのが10周年です。箸や器、タオルも、同じ10年のあいだ毎日使われてきました。
結婚したときにそろえた品を、10年目に点検します
贈る品を探す前に、家の中を見回してください。新婚のころにそろえた品が、今どうなっているかを確かめます。
結婚10年目の、家の中の点検表
箸、茶碗、湯のみ箸の先の塗りがはげていないか、器の縁が欠けていないかを見ます。口に触れる品なので、傷みが出たら替えどきです。
替えるタオル、寝具洗濯を重ねて薄くなり、水を吸いにくくなっていないかを確かめます。
替える包丁切れ味が落ちているだけなら、研ぎ直せば使えます。刃が欠けているときは、新しい1本を考えます。
研いで使う洗濯機、テレビ結婚のときに買った品なら、上の調査の年数に届いています。音や映りに変わりがないかを見ます。
買い替えを考える結婚指輪細かい傷は、磨き直すと目立たなくなります。指の太さが変わっていたら、寸法を直します。
直して使う印鑑結婚の手続きに間に合わせて作った印鑑や、旧姓のままの印鑑が残っていないかを確かめます。
作り直す今使っている品を、1段上の品に替えます
点検で見つかった品が、そのまま贈り物の候補になります。同じ用途の品を、長く使える作りのものに替えます。置き場所は増えません。
漆塗りの夫婦箸と、焼きものの飯碗を2つ
箸の長さと、器を持ったときの重さです
5,000〜15,000円錫のタンブラーを2つ
入る量と、口に当たる縁の厚みです
10,000〜20,000円厚手のタオルを、ご家族の人数分
家の洗濯機で洗えて、乾きやすいかどうかです
5,000〜15,000円研ぎ直しながら使える包丁を1本
握りの太さと、刃の長さです
10,000〜30,000円名前に合わせて職人が作る実印を、お2人に1本ずつ
彫る名前、直径、素材の3つです
2本で39,300円から錫の器を贈る前に、知っておきたい3つのこと
錫のタンブラーや酒器を選ぶ前に
- やわらかいので、強い力でゆがみます 錫は、薄くのばせるほどやわらかい金属です。落としたり、かたい品とぶつけたりすると、へこむことがあります。
- 熱に弱いので、火にはかけません 錫は約232℃で溶けます。直火やオーブンには使えません。金属なので、電子レンジにも入れません。
- 2つそろえると、毎日の食卓で使えます お酒を飲まないご夫婦なら、お茶や水を飲むタンブラーを選びます。飾る品ではなく、使う品として贈れます。
結婚のときに急いで作った印鑑は、10年目が見直しどきです
結婚した年は、名字の変更や口座の手続きが重なります。印鑑は、間に合わせの1本で済ませた方もいらっしゃいます。10年目に、次の3つを確かめてください。
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実印は、お2人とも市区町村に登録してありますか
登録してある欠けや摩耗がなければ、そのまま使えます片方か、どちらもまだ住宅ローンを組むときや、車を買うときに要ります。1人に1本ずつ作っておきます -
銀行印は、ご夫婦で別々の印鑑ですか
別々にしているそのままで構いません1本を2人で使っているその1本をなくすと、お2人の口座すべてで手続きが要ります。この機会に分けます -
結婚で名字が変わった方の印鑑は、今の名前に合っていますか
今の名前で作ってあるそのまま使えます旧姓のまま使っている下の名前で作り直すと、名字に左右されない1本になります
ご夫婦で1本を使い回せない理由は、夫婦で印鑑を共有してもいい?で説明しています。お2人の印鑑の素材や名前のそろえ方は、結婚記念日に印鑑を贈るをご覧ください。
ご夫婦で1本ずつそろえる組み合わせと価格
ご主人の実印 黒水牛18mm24,000円
+奥様の実印 黒水牛15mm15,300円
ご主人の2本セット 黒水牛18mm・16.5mmで37,500円
+奥様の2本セット 黒水牛15mm・13.5mmで23,500円
ご主人の3本セット 黒水牛18mm・16.5mm・13.5mmで46,500円
+奥様の3本セット 黒水牛15mm・13.5mm・12mmで30,200円
セットは、同じ素材と直径の単品をそろえるより安くなり、桐箱か化粧箱に入れてお届けします。錫の銀色に合わせるなら、金属のチタンという選択肢もあります。チタンの実印は18mmが40,900円、15mmが31,800円で、2本で72,700円です。
ご注文から3〜7営業日で発送します。配達希望日は、ご注文日の9日後から指定できます。記念日の2週間前までに注文しておくと、届いた品を落ち着いて確かめられます。
よくある質問
宝飾品ではなく実用品を贈ると、がっかりされませんか
相手が宝飾品を楽しみにしているかどうかは、聞いてみないと分かりません。「記念に残る品と、毎日使う品のどちらがいい?」と、先にたずねてください。
贈り合うのと、2人で1つ買うのと、どちらがよいですか
箸や器、印鑑のように1人に1つ持つ品は、贈り合えます。家電や寝具のように2人で使う品は、家計から2人で買うほうが決めやすくなります。
妻は、旧姓の銀行印を今も使っています。替えたほうがよいですか
旧姓の印鑑をそのまま使える銀行もあります。困っていなければ、急いで替える必要はありません。作り直すなら、下の名前で彫っておくと、ご夫婦の印鑑を取り違えません。
子どもにも、何か用意したほうがよいですか
ご家族の記念にするなら、お子様の名前の銀行印を一緒に作る方もいらっしゃいます。お年玉やお祝いを入れる口座の届出印になります。
記念日まで、10日ほどしかありません
配達希望日は、ご注文日の9日後から指定できます。それより早く要るときは、ご注文の前にお問い合わせください。
まとめ|家の中を点検し、替える品を決めてから、2人分をそろえます
はじめに、結婚したときにそろえた品を点検表で見直します。替える品が決まったら、相手に「毎日使う品でよいか」をたずねます。印鑑なら、3つの問いで作り直す本数を決め、お2人の名前の字を確かめて、記念日の2週間前までに注文します。
次の10年も使える1本を、お名前に合わせて職人がお作りします
京都の職人が、お名前の字に合わせて印面を設計し、1本ずつ彫刻します。ケースの色は1本ずつ選べます。セットは桐箱か化粧箱に入れてお届けします。ご注文から3〜7営業日で発送、全国送料無料、5年保証です。
「妻は下の名前だけで」といったご希望は、お名前の欄にそのままご入力ください。2人分を1回のご注文でまとめてお届けできます。