CHAPTER 16 印鑑の贈り物・マナー

還暦祝いのプレゼント予算1万・2万・3万円|金額別に選ぶ実用品

還暦祝いのプレゼントを、予算1万円から3万円で探している方へ。贈る人数で決まる品の予算、10,000円・20,000円・30,000円で選べる実用品、同じ金額で本数を増やすか素材を上げるかの比べ方、印鑑の素材と本数ごとの価格、ケースや包装を含めた見積もり例を説明します。

公開日: 2026年10月5日

障子のある座敷の、黒い漆の座卓。奥には、ふた付きの朱塗りの椀、白い湯のみ、箸置きに載せた箸が並び、祝いの席の用意ができている。手前には深い赤の風呂敷が広げてあり、赤い布を敷いた桐箱に、赤い革の印鑑ケースが収まっている。箱の横に、太さの違う黒い印材が2本と、蝶結びにした紅白の水引がある
還暦祝い 予算1万〜3万円 金額が変わると、選べる品はこう変わります

お父様やお母様の還暦祝いに、10,000円から30,000円ほどの品を考えている。きょうだいと出し合うか、1人で贈るかは、まだ決めていない。金額が変わると、選べる品はどう変わるのでしょうか。10,000円、20,000円、30,000円の3つに分けて、ご本人が使える品を並べます。

先に結論

10,000円なら毎日使う小さな品を1つ、20,000円なら2つ1組の品、30,000円ならひとそろいの品が選べます。名前を彫った印鑑なら、黒水牛の認印が9,500円、銀行印と認印の2本セットが18,000円です。実印も入った3本セットは30,200円です。

品に使う金額を、先に決めます

還暦には、親戚や親しい方が集まって祝いの席を設け、贈り物をする習わしがあります。食事会を開くなら、その費用と品の予算を分けて考えます。食事にかかる金額を先に見積もっておくと、品を選ぶ段階で足りなくなりません。

品に使える金額は、贈る人数で変わります。

1人で贈る10,000円前後です。毎日使う小さな品を1つ選べます
ご夫婦や、きょうだい2人で贈る10,000円ずつ出すと20,000円です。2つ1組の品に手が届きます
きょうだい3人や、お孫さんも一緒に贈る10,000円ずつ出すと30,000円です。ひとそろいの品を選べます

金額は一例です。出し合う額は、それぞれの暮らしに合わせて決めて構いません。

10,000円・20,000円・30,000円で選べる品

ご本人が使える品を、金額ごとに並べました。色の付いた行は、名前を彫った印鑑です。

10,000円前後

  • 湯のみと急須毎日のお茶の時間に使えます。ご夫婦で使うなら、湯のみを2つにします5,000〜10,000円
  • 革の小銭入れ、キーケース毎日持ち歩く小さな品です。色は、今お使いの財布に合わせます5,000〜10,000円
  • 折りたたみ傘軽くて骨の丈夫な傘は、外出のたびに使えます5,000〜10,000円
  • 認印を1本 黒水牛直径13.5mmです。届け出が要らないので、受け取った日から使えます9,500円

20,000円前後

  • 革の財布長財布か折りたたみか、色は何色かを、先に確かめておきます20,000円前後
  • 万年筆、金属の軸のボールペン手紙や日記を書く方に向いています。芯やインクを替えながら使えます10,000〜20,000円
  • 軽い旅行鞄1泊か2泊の旅行に使える大きさです。持ったときの重さを確かめます15,000〜25,000円
  • 銀行印・認印の2本セット 黒水牛銀行印15mm・認印12mmです。桐箱か化粧箱に入れてお届けします18,000円

30,000円前後

  • 腕時計文字盤の大きさとバンドの素材に、好みが出ます。今お使いの時計を見てから選びます30,000円前後
  • 鉄瓶、鋳鉄の鍋手入れを続ければ、何十年も使えます。重さがあるので、売り場で持ってみます20,000〜30,000円
  • 3本セット 薩摩本柘実印16.5mm・銀行印15mm・認印12mmです。軽い木の印材でそろえます28,600円
  • 3本セット 黒水牛実印15mm・銀行印13.5mm・認印12mmです。黒く艶のある角の印材です30,200円

印鑑以外の価格は、一般的な売り場の目安です。財布や腕時計は、色や形の好みを聞いてから選ぶ品です。印鑑は、名前の字と、今お持ちの印鑑が分かれば用意できます。お父様の過ごし方に合わせた品は、父の還暦祝いに実用的なプレゼントで紹介しています。

同じ30,000円でも、本数を増やすか素材を上げるかで変わります

印鑑には、予算の使い方が2通りあります。本数を増やすか、1本の素材を上げるかです。30,000円を例に比べます。

本数を増やす素材を上げる

3本セット 薩摩本柘 28,600円

選ぶ品

実印を1本 白水牛15mm 30,000円

実印・銀行印・認印の3本と、桐箱か化粧箱

届く品

乳白色の角の実印が1本と、牛革のケース

1本の印鑑を、実印にも銀行印にも使ってきた方

向く方

銀行印と認印は今のままで、実印だけを替えたい方

実印の登録と、銀行印の届け出を変えます

受け取ったあと

実印の登録をし直します

どちらが合うかは、今の印鑑の使い方で決まります。お父様やお母様が1本で済ませているなら、3本セットをおすすめします。1本を兼用していると、なくしたときに印鑑登録と口座の両方で手続きが要るためです。実印を替えたときは、ご本人が市区町村の窓口で登録をし直します。

印鑑の価格を、素材と本数で並べます

3本セットまで30,000円前後でそろう素材は、薩摩本柘、彩樺、黒水牛の3つです。

個人用の印鑑の価格(税込)

素材認印13.5mm実印15mm2本セット3本セット
薩摩本柘8,300円11,900円15,100円25,200円
彩樺9,100円12,800円16,400円27,400円
黒水牛9,500円15,300円18,000円30,200円

2本セットは銀行印15mmと認印12mm、3本セットは実印15mm・銀行印13.5mm・認印12mmの価格です。薩摩本柘は、軽い木の印材です。彩樺は、樺の木を樹脂で固めた、赤みのある茶色の印材です。黒水牛は、粘りがあって欠けにくい角の印材です。

男性に人気の18mm・16.5mm・13.5mmの3本セットは、薩摩本柘で36,100円です。30,000円に収めるなら、ひとまわり小さい16.5mm・15mm・12mmが28,600円です。彩樺の色合いは、還暦祝いに赤い印鑑を贈るならで紹介しています。

ケースと包装は、予算の中に収まります

当店の印鑑には、牛革のケースが付きます。黒と赤は追加料金がかからず、ほかの色は直径によって950〜1,300円です。包装は青か赤から選べ、送料もかかりません。20,000円の予算で、お母様に2本セットを贈る場合の見積もりです。

予算20,000円の見積もり例銀行印・認印の2本セットを、お母様に贈る場合

銀行印・認印の2本セット 黒水牛銀行印15mm・認印12mm。桐箱か化粧箱に入れてお届けします
18,000円
銀行印のケースをピンクに替える15mmのケースの追加料金です
1,100円
認印のケースは赤にする黒と赤は追加料金がかかりません
0円
包装(赤)と送料どちらも無料です
0円
合計
19,100円

セットのケースは、1本ずつ色を選べます。色を変えておくと、引き出しの中で銀行印と認印を見分けられます。

還暦の赤を添えるなら、赤のケースと赤の包装で、追加の費用はかかりません。ケースの色の見本は、印鑑ケースについてでご覧いただけます。

注文の前に確かめる3つのこと

注文の前に確かめる3つのこと

  • 名前の字 年賀状や表札で確かめます。画面で入力できない旧字は、備考欄でお知らせください。
  • 今お持ちの印鑑 実印や銀行印を替えると、届け出をし直すことになります。替えたいかどうかを、先に聞いておきます。
  • 渡す日 ご注文から3〜7営業日で発送します。配達希望日は、ご注文日の9日後から30日後までの間で指定できます。

印鑑の種類と名前の彫り方は、還暦祝いに印鑑を贈るで説明しています。

よくある質問

10,000円の品では、還暦祝いとして見劣りしませんか

還暦祝いの金額に、決まりはありません。10,000円でも、毎日使う品を1つ選べます。食事会を開くなら、その席で渡すと、品と思い出の両方を贈れます。

きょうだいで、出す金額に差があっても構いませんか

構いません。働いている方と学生の方では、出せる額が違います。集まった合計の中で品を選び、カードには全員の名前を書きます。

選びたい印鑑が、予算を少し超えてしまいます

素材を薩摩本柘に替えるか、直径をひとまわり小さくすると、価格が下がります。黒水牛の3本セットは、13.5mm・12mm・10.5mmなら24,300円です。

父の還暦に合わせて、母にも贈りたいのですが、30,000円で足りますか

足ります。認印を1本ずつ贈るなら、黒水牛の13.5mmが2本で19,000円です。銀行印と認印の2本セットを1組ずつなら、薩摩本柘で27,800円です。

現金と品のどちらがよいでしょうか

現金は使い道を選べますが、手元には残りません。品を贈り、残りを食事会の費用に回す方法もあります。

まとめ|人数、金額、品、確かめること、注文の順に決めます

はじめに、誰と贈るかを決めて、品に使う金額を出します。食事会を開くなら、その費用は別に取っておきます。

次に、金額に合う候補を、お父様やお母様が今使っている品と見比べます。印鑑にするなら、今の印鑑を聞いて本数を決め、素材と直径を予算に合わせます。名前の字を確かめ、渡す日の2週間前までに注文してください。

還暦のお祝いに

お名前を彫る印鑑を、予算から選ぶ

お名前の字に合わせて京都の職人が印面を設計し、1本ずつ彫刻します。黒と赤の牛革ケースは追加料金なし、包装は青か赤を選べます。ご注文から3〜7営業日で発送、送料は全国無料、5年保証付きです。

3本セットと2本セットは、桐箱か化粧箱に入れてお届けします。納期のご相談は、お問い合わせからどうぞ。

SOURCES

出典

還暦の祝い方は日本大百科全書(ニッポニカ)を参照しました。印鑑以外の品の価格は、一般的な売り場の目安です。当店の価格は税込で、2026年10月時点のものです。

  1. 大藤時彦. 還暦. 日本大百科全書(ニッポニカ). 小学館. コトバンク. https://kotobank.jp/word/還暦-49781,(参照 2026-10-05).
  2. 京都市. 印鑑登録. 京都市情報館. https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000147302.html,(参照 2026-10-05).