CHAPTER 16 印鑑の贈り物・マナー
父の日に印鑑を贈る|父の持ち物を確かめて選ぶ、実用的な1本
父の日に、ネクタイやお酒以外の実用的な品を贈りたい方へ。お父様の印鑑が何十年も見直されない理由と、既製品・浸透印・兼用・欠けなど点検したい5つのことをまとめました。気づかれずに確かめる聞き方、働き方で変わる贈る1本、定番の品と予算で比べた表、6月の第3日曜日に間に合う注文の時期まで説明します。
公開日: 2026年9月29日
父の日の贈り物は、ネクタイ、お酒、名入れのグラスと、毎年同じような候補の中で迷いがちです。「欲しいものはない」と言うお父様には、なおさら選びにくいものです。そんなとき、持ち物を見直すきっかけとして選ばれているのが印鑑です。ネクタイや財布はご自身で買い替えますが、印鑑は欠けても、既製品のままでも、何十年と同じものを使い続けていることがよくあります。壊れないからこそ、替える機会がないままになっている道具です。
父の日に印鑑を贈るなら、まずお父様が今使っている印鑑を確かめ、傷んでいる1本か、足りない役目の1本を贈ります。既製品の認印を毎日使っているお父様には職人が彫った認印を、1本で実印と銀行印を兼ねているお父様には3本セットを。1人で贈るなら認印か銀行印を1本で10,000円前後、きょうだいで出し合うなら2本セットや3本セットが選べます。父の日は6月の第3日曜日です。2週間前までにご注文ください。
父の印鑑は、何十年も見直されていないことが多い
就職したときに作った印鑑、結婚したときに文具店で買った印鑑。お父様の印鑑は、壊れるまで使うのが当たり前の道具です。ネクタイや財布のように、自分から買い替えることはほとんどありません。そのため、縁が欠けていても、既製品のままでも、「まだ押せるから」と使い続けられています。
父の日に印鑑を贈るのは、そうしたお父様の道具を、家族がいったん確かめて新しくするということです。欲しいものを聞いても「特にない」と返ってくるお父様にも、「この印鑑、そろそろ替えない?」なら話が通じます。持ち物の買い替えから贈り物を探す考え方は欲しいものがない人へのプレゼントでも紹介しています。
父の印鑑で、確かめておきたい5つのこと
お父様の印鑑を見る機会があったら、次の5つを確かめます。1つでも当てはまれば、父の日に贈る1本が決まります。
お父様の印鑑を点検する
既製品の認印を、仕事や宅配便で毎日使っていないか文具店や100円ショップの既製品は、同じ名字の人なら誰でも同じものを買えます。毎日押す認印こそ、職人が彫った1本に替えると、押すたびに気持ちよく使えます。
認印を新しくインク内蔵の浸透印(シャチハタ)だけで済ませていないか浸透印は便利ですが、ゴムでできているため、銀行の届出印や実印には使えません。全国銀行協会も、ゴム印は届出印に使えないと案内しています。
朱肉で押す認印を1本1本の印鑑で、実印と銀行印を兼ねていないか1本をなくすと、印鑑登録と口座の届出印の両方で手続きが要ります。持ち出す回数が多いほど、なくす心配も増えます。
3本セットで分ける印面の縁が欠けたり、字がすり減ったりしていないか欠けたまま押すと、届け出た印影と見比べにくくなります。銀行印を新しくするときは、今の印鑑と新しい印鑑、通帳、本人確認書類を持って、銀行の窓口で届け出を変えます。
作り直すどれが実印で、どれを銀行に届けたか分かっているか似た印鑑が引き出しに何本も入っていて、お父様ご自身も覚えていないことがあります。分かっていれば、足りない役目の1本だけを贈れます。
確かめる既製品の印鑑と浸透印の違いや、それぞれが使える場面は三文判とは?と認印にシャチハタは使える?で詳しく説明しています。
父に気づかれずに確かめる聞き方
贈り物を内緒にしたいなら、まずお母様に聞くのが近道です。お母様が知らなければ、手続きの話のついでに、お父様へ軽く聞いてみます。返ってきた答えごとに、贈る1本が決まります。
「会社で押してるのは、文房具屋で買ったやつだよ」
毎日使う認印を、欠けにくい黒水牛で。13.5mmは9,500円です。名字を縦に彫れば、今の既製品と同じ使い方ができます。
「銀行も役所も、この1本で全部済ませてる」
役目を1本ずつに分けます。黒水牛の3本セット(実印16.5mm・銀行印15mm・認印12mm)は37,400円で、きょうだいで出し合うと選びやすい金額です。
「印鑑? 引き出しのどれかじゃないか」(お母様に聞いても分からない)
実印18mm・銀行印16.5mm・認印13.5mmと1段ずつ小さくすると、手に取っただけでどれか分かります。新しい実印は、お父様に市区町村で登録し直してもらいます。
「若いころに作ったのを、大事に使ってるよ」
状態のよい実印はそのままに、銀行印か認印を素材をそろえて贈ります。すべてそろっているなら、無理に印鑑にこだわらず、ほかの品を選ぶという考え方もあります。
父の働き方で、贈る1本が変わります
同じ父の日でも、会社に勤めているお父様、自営業のお父様、退職したお父様とでは、印鑑を使う場面が違います。お父様の今の暮らしに合わせて選ぶと、贈ったその週から使ってもらえます。
書類と宅配便の認印を、毎日の道具に
認印か2本セット社内の書類は電子化が進んでも、雇用契約や手当の申請、宅配便の受け取りで認印を使います。机に置いておく1本を、職人が彫った認印に替えます。
確かめること職場で浸透印しか使っていないか
仕事の口座の銀行印と、毎日押す認印を
銀行印と認印請求書や領収書、取引先への書類で毎日のように印鑑を押します。家計の口座と仕事の口座で銀行印を分けておくと、1本なくしたときの手続きが片方で済みます。
確かめること家と仕事で同じ銀行印を使っていないか
住み替えや相続に備えて、実印を
実印か3本セット退職後は、住まいの住み替えや親の相続など、実印と印鑑証明書を使う手続きが続きます。若いころの既製品を実印にしているなら、新しく作って登録し直してもらいます。
確かめること実印として登録している印鑑はどれか
お父様が会社を経営されているなら、会社の実印や角印も候補になります。ただ、会社の印鑑は届け出や社内の決まりが関わります。父の日の贈り物としては、お父様個人の印鑑のほうが渡しやすくなります。お父様への実印の大きさや書体は男性の実印の選び方で詳しく説明しています。
父の日の定番と印鑑を、予算で比べました
父の日の定番の贈り物と、同じ予算で贈れる印鑑を並べました。定番の品の価格は一般的な目安です。
父の日の定番ネクタイ、名入れのグラス、ちょっと良いお酒
印鑑職人が彫った認印。薩摩本柘12mm 6,400円、黒水牛13.5mm 9,500円
父の日の定番革の小銭入れやキーケース、ポロシャツ
印鑑銀行印・認印の2本セット。薩摩本柘13.5mm・12mm 13,900円、黒水牛15mm・12mm 18,000円。桐箱か化粧箱付き
父の日の定番革の財布、名入れのボールペンと名刺入れのセット
印鑑実印 黒水牛18mm 24,000円。または、落としても欠けないチタンの認印13.5mm 23,700円
父の日の定番腕時計、ゴルフや釣りなど趣味の道具
印鑑実印・銀行印・認印の3本セット。黒水牛 37,400円(16.5mm・15mm・12mm)、46,500円(18mm・16.5mm・13.5mm)
1人で贈るなら認印か銀行印を1本、きょうだい2〜3人で出し合うなら2本セットか3本セット、という分け方が選びやすい組み合わせです。ネクタイやお酒はお父様の好みが強く出ますが、印鑑はお父様の名前を彫るので、好みで外しにくい贈り物です。
6月の第3日曜日に間に合わせる
父の日は6月の第3日曜日です。日本では、黄色いバラを添えて贈る習慣が広まっています。当店はご注文から3〜7営業日で発送します。2週間前までにご注文いただくと、余裕をもって間に合います。2027年の父の日(6月20日)を例に、逆算した流れを並べました。
- 15月30日ごろお母様に聞くか、お父様の引き出しをのぞいて、今の印鑑と名前の字を確かめる
- 26月6日ごろ贈る印鑑の種類、素材、大きさを決めて注文するここで注文
- 36月15日ごろ届いたら、名前の字とケースの色を確かめて、しまっておく
- 46月19日黄色いバラを1輪か小さな花束で用意する
- 56月20日 父の日「この印鑑、そろそろ替えない?」とひとこと添えて手渡す手渡す
離れて暮らすお父様には、当店からお父様の住所へ直接お送りできます。配達希望日は、ご注文日の9日後から選べます。当店の荷物には手紙を同封できませんので、手紙を添えたい場合は郵便で別に送ります。直送のときは、代金引換やあと払いを選ぶとお父様に代金の請求が届いてしまうため、贈る側で支払いを済ませる方法を選んでください。
よくある質問
父の日に印鑑を贈っても、喜ばれますか
毎日使う認印や、口座で使う銀行印は、お父様が自分では買い替えない道具です。今の印鑑が既製品だったり欠けていたりするなら、家族が気づいて替えてくれたということが伝わります。今の印鑑に愛着があるお父様なら、足りない1本を贈ります。
新しい実印を贈ったら、父は何をすればいいですか
住まいの市区町村の窓口で、印鑑登録をし直してもらいます。実印として登録できるのは1人1本です。京都市では、運転免許証などの顔写真付きの本人確認書類を持って本人が窓口に行けば、その場で登録できます。
義父への父の日に印鑑を贈ってもいいですか
贈ることはできます。名字の字が旧字体でないか、配偶者に確かめておきます。認印や銀行印なら、家族の手続きに深く関わらずに贈れるので、お義父様への1本にも向いています。
父の名字が旧字体です。そのまま彫れますか
彫れます。「髙」「﨑」「邊」のような字は、ご注文時の備考欄に字の形が分かるよう書いてください。実印の場合は、住民票のとおりの字で作ります。
まとめ|決める順番
父の日の印鑑は、3つを順に決めていきます。まず、お父様が今どんな印鑑を使っているかを確かめます。既製品の認印か、浸透印だけか、1本で兼用していないか、縁が欠けていないか。次に、その答えに合わせて贈る1本を決めます。傷んでいるものがあれば作り直し、役目が足りなければその分を足します。最後に、予算に合わせて素材と大きさを選びます。6月の第3日曜日の2週間前までにご注文いただき、黄色いバラを添えて手渡してください。
父の名前に合わせて、職人が1本ずつ彫る印鑑。毎日の書類から大事な手続きまで、何十年も使えます
京都の職人が、お名前の字に合わせて印面を設計し、1本ずつ彫刻します。旧字体の名字も備考欄でそのまま承ります。牛革ケース付き、包装は青か赤を選べます。お父様の住所への直送にも対応し、全国送料無料、5年保証付きです。
父の日の2週間前までのご注文で当日に間に合います。お急ぎの場合は、ご注文の前にお問い合わせください。