CHAPTER 07 サイズ・形・選び方
印鑑の印面直径はどう測る?印影での測り方と「分」表記の見方
印鑑のサイズ「13.5mm」は、紙に当たる印面の直径です。紙に押した印影を定規で測る方法と、測った値に近い直径を探す早見表をまとめました。「4分5厘」「φ13.5」「全長60mm」といった表記の読み方もお伝えします。
公開日: 2026年10月6日 更新日: 2026年10月7日
「今の銀行印に合わせて、実印の大きさを決めたい」「親からもらった印鑑が何mmなのか分からない」。買い足すときや買い替えるときに、よくいただくご相談です。印鑑のサイズは「13.5mm」「15mm」のような数字で表します。ただ、この数字がどこの長さなのかは、意外と知られていません。持ち手の太さなのか、押した跡の大きさなのか、文字の大きさなのか。測る場所を間違えると、1サイズ違う印鑑を注文してしまうことがあります。
印鑑のサイズの数字は、紙に当たる面(印面)の寸法です。丸い印鑑なら直径、角印なら正方形の1辺の長さを表します。お持ちの印鑑は、白い紙に押した印影で測ってください。定規を当てるのは外枠の線の外側どうしで、文字の端から端ではありません。測った値が13〜14mmなら13.5mm、14.5〜15.5mmなら15mmと、近い直径に読み替えます。
「13.5mm」は、印鑑のどこを測った数字か
「13.5mm」は、印面の直径を表しています。印面とは、文字が彫られていて、朱肉を付けて紙に押す面のことです。印鑑の長さ(高さ)とは関係ありません。測る位置を、丸印・角印・印影の3つに分けて図にしました。
図は測る位置を示したもので、印面の文字は描いていません。外枠は印面の縁ぎりぎりに彫ってあります。そのため、紙に写った外枠の端から端までが、そのまま印面の直径になります。
この3つのうち、ご家庭で確かめやすいのは印影です。小さな印面に定規を当てるより、紙に押した跡を測るほうが目盛りを読みやすくなります。測るときは、朱肉を薄めに付けて、白い紙にまっすぐ押してください。
印面・印影・持ち手で、直径がわずかに違う理由
同じ印鑑でも、印面、印影、持ち手のどこで測るかによって、値が0.2〜0.5mmほど違うことがあります。買い替えのときに迷わないよう、ずれる理由を先にお伝えします。
この程度のずれは、どの測り方でも出ます。大切なのは、測った値をぴったりの数字として扱わないことです。「13〜14mmなら13.5mm」のように、当店で選べるサイズのどれに近いかを見てください。当店の直径は、1.5mm以上の間をあけて並んでいます。0.5mmほどずれても、隣のサイズと取り違えることはまずありません。
家にある道具で測る4つの方法
専用の道具がなくても測れます。おすすめの順に4つ並べます。
- 01白い紙に押して、印影の外枠を定規で測る朱肉を薄めに付けて白い紙に押し、外枠を線の太さも含めて定規で測ります。0の目盛りを、枠の片側の端にぴったり合わせてください。
- 02ノギスで印面を挟むノギスをお持ちなら、印面の縁を軽く挟みます。強く挟むと印材を傷めるので、触れる程度で止めます。面取りのぶん、印影より0.2mmほど小さく出ることがあります。
- 03定規を印面に直接当てる定規は、印面の中心を通るように当てます。中心を外すと短く読めるので、少しずつずらして何度か測り、いちばん長い値を使います。
- 04印鑑登録証明書の印影を測る実印なら、印鑑登録証明書に印影が原寸で載っています。印鑑が見つからなくても、証明書があれば直径が分かります。
どの方法でも、測るのは印面か印影の、縁から縁までです。よくある測り方が正しいかどうかを、丸印と角印に分けて並べます。
印影の外枠の、外側から外側までいちばん確かな測り方です
正しい正しい印影の文字の、端から端まで枠と文字の間に余白があるので、小さく出ます
小さく出る小さく出る持ち手の太さ上から下まで同じ太さの印鑑なら、印面と同じ値になります
同じ太さなら正しい同じ太さなら正しい角から角への対角線角印は1辺で表すので、対角線では1.4倍ほど大きく出ます
丸印にはありません大きく出る印鑑ケースの内側の幅ケースは印鑑より少し大きく作られています
大きく出る大きく出る持ち手の太さで測れるのは、当店で作る印鑑のように、上から下までまっすぐな円柱の形をしている場合だけです。既製の認印やキャップ付きの印鑑は、持ち手の途中が太くなっていたり、上部が丸く削られていたりすることがあります。その場合は、印面か印影で測ってください。
測った値を、当店で選べる直径に当てはめる
当店で選べる直径は、個人の印鑑が10.5〜18mmの1.5mm刻み、会社の印鑑が16.5〜27mmです。測った値が目盛りの間に来たら、次の表で近い直径を探してください。
測った値から、当店の直径を探す早見表個人の印鑑は1.5mm刻みです
10.5mm定規では「10と11の間」に見えます
認印既製の認印に多い太さ。薩摩本柘 5,800円
12mmちょうど12の目盛りに重なります
認印・銀行印認印の人気1位。銀行印ではいちばん小さい直径です
13.5mm「13と14の間」に見えます
実印・銀行印・認印女性の人気は実印で2位、銀行印で1位。3種類すべてにある直径です
15mmちょうど15の目盛りに重なります
実印・銀行印・認印女性の実印と男性の銀行印で人気1位。フルネーム4〜5文字が収まります
16.5mm「16と17の間」に見えます
実印・銀行印・認印・会社印男性の実印で人気2位。会社の実印・銀行印ではいちばん小さい直径です
18mmちょうど18の目盛りに重なります
実印・銀行印・会社印男性の実印で人気1位。個人の印鑑ではいちばん大きい直径です
21mm50円硬貨(直径21mm)とほぼ同じ大きさです
会社実印・会社銀行印・角印・開運実印会社の実印と角印で人気1位の大きさ
24mm10円硬貨(直径23.5mm)より少し大きめです
会社実印・会社銀行印・角印・開運実印会社の3本セットでは、角印の定番の大きさです
27mm500円硬貨(直径26.5mm)より少し大きめです
角印当店でいちばん大きい角印。賞状や証明書にも押す会社に向いています
19mmや20mmのように、どの直径にも当てはまらない値が出ることがあります。海外製や古い既製品に見られる大きさです。買い替えるときは、用途に合わせて近いほうの直径を選んでください。硬貨の直径は、通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律施行令に定められた値です。
個人の印鑑の直径を、用途・性別・文字数ごとに見比べたい方は、印鑑サイズ一覧をご覧ください。会社の角印は、社名の文字数に合う選び方を角印のサイズは21・24・27mmのどれ?にまとめています。
サイズ表記の見方|mm・φ・分・全長
印鑑のサイズは、お店や商品によって書き方が違います。どれも印面の直径か、持ち手を含めた長さのどちらかを表しています。見かける表記と、その意味を並べます。
見かける表記表している寸法
「13.5」とだけ書かれていて単位がない場合も、たいていはmmで表した直径です。「4.5」のように小さな数字だけなら、分で表した直径だと読み取れます。迷ったときは、印面の直径が何mmかをお店に問い合わせてください。
なぜ1.5mm刻みなのか|「分」という単位の名残
当店の個人の印鑑は、直径が10.5、12、13.5、15、16.5、18mmと、1.5mm刻みで並んでいます。半端に見えるこの刻みは、印鑑の大きさが長いあいだ尺貫法の「分(ぶ)」で呼ばれてきた名残です。計量法施行法では、1尺を10/33メートル、1分を1尺の100分の1と定めていました。1分は約3.03mmです。分で数え直すと、きれいに5厘(0.5分)刻みで並びます。
「分」で呼ぶと、印鑑の大きさは5厘刻み1分は約3.03mm。下の数字はmmに直したおよその値です
- 3分5厘10.5mm
- 4分12mm
- 4分5厘13.5mm
- 5分15mm
- 5分5厘16.5mm
- 6分18mm
- 7分21mm
- 8分24mm
- 9分27mm 角印
4分5厘をmmに直すと約13.6mm、5分は約15.2mm、6分は約18.2mmです。印鑑の業界では、これを13.5mm、15mm、18mmと切りのよい数字に丸めて呼んでいます。尺貫法の単位は、計量法施行法によって1958年12月31日まで法定の計量単位とみなされました。いまは印鑑の大きさもmmで表すのがふつうです。
年配の方から「5分(ごぶ)の実印」「6分の印鑑」と聞いたら、15mm、18mmのことです。お父様やお祖父様の印鑑を測って13.6mm前後なら、4分5厘で作られた、いまの13.5mmにあたる1本です。
実印・会社印として登録できる大きさの決まり
直径を測るのは、買い替えのためだけではありません。実印の登録にも、会社の印鑑の届け出にも、大きさの決まりがあります。測れば、登録できるかどうかの見当がつきます。
お祖父様やお祖母様の印鑑を引き継いだときは、この決まりが関わってきます。古いものには、7mm台の小さな認印や、30mmを超える大きな印鑑もあります。実印にしたい1本を測って、8mm以下か25mmを超えていたら、京都市の決まりでは登録できません。お住まいの市区町村の案内で、大きさの条件を確かめてください。印鑑登録の流れは、実印とは?銀行印・認印との違いと登録までの流れにまとめています。
測った直径を、次の1本に生かす
直径が分かったら、それを基準に次の印鑑を決めます。実印・銀行印・認印は、手に取っただけで見分けられるように、1段(1.5mm)ずつ直径をずらして持つのが基本です。よくある3つの場面で、測った値の使い方を並べます。
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銀行印を持っていて、実印を作りたい測った銀行印が15mmなら、実印は1段上の16.5mmか、2段上の18mmです。銀行印が13.5mmなら、実印は15mmが目安です。
実印は銀行印より1〜2段上同じ直径にすると取り違えやすい実印と銀行印を一度に作り直す方も多くいらっしゃいます2本セットは、実印15mm・銀行印13.5mmの組で薩摩本柘 19,100円、黒水牛 23,500円です -
認印しか持っていなくて、実印と銀行印を足したい測った認印が12mmなら、銀行印は13.5mm、実印は15mmにすると、1段ずつ大きくなります。認印が10.5mmなら、銀行印12mm・実印13.5mmの組み合わせです。
認印を基準に1段ずつ上げる実印15・銀行印13.5・認印12が定番3本まとめて作れば、初めから1段ずつ大きさが違います実印15mm・銀行印13.5mm・認印12mmの3本セットは薩摩本柘 25,200円。女性人気1位の組です -
家族の印鑑と同じ大きさで作りたいご主人の実印が18mmで、奥様も直径をそろえたいという場合です。直径が同じでも登録はできます。ただし、同じ世帯で同じ印影の印鑑は登録できないので、それぞれのフルネームか下のお名前を彫ります。
直径は同じでも印影は別ケースの色を変えると見分けやすい夫婦で直径をそろえるときは、彫る名前で見分けます決め方は夫婦で印鑑を共有してもいい?をご覧ください
実印の人気は、男性が18mmと16.5mm、女性が15mmと13.5mmです。それぞれの決め方は、男性の実印の選び方と女性の実印の選び方にまとめています。
よくある質問
定規で測ったら13.8mmでした。13.5mmと15mmのどちらですか
13.5mmです。印影は、朱肉のにじみで0.2〜0.3mmほど大きく写ります。13.5mmの印鑑を押して13.8mmになるのは、よくあることです。15mmの印鑑なら、印影は15mm前後か、それより少し大きく写ります。迷ったら、測った値にいちばん近い直径を選んでください。
印鑑が手元になく、通帳しかありません。銀行印の直径は分かりますか
いまの通帳には、届け出た印鑑の印影が載っていないので、直径は分かりません。銀行印が見つかったら、白い紙に押して測ってください。実印の直径なら、印鑑登録証明書に載っている原寸の印影で測れます。
持ち手の途中が太くなっている印鑑です。どこを測ればよいですか
印面か、紙に押した印影で測ってください。形が変わっている印鑑は、持ち手の太さと印面の直径が同じとは限りません。当店の印鑑は上から下まで同じ太さの円柱なので、持ち手を測っても印面と同じ値になります。
「15mm」と「5分」は同じ大きさですか
同じ大きさの印鑑を指しています。5分をmmに直すと約15.2mmですが、印鑑の業界では15mmと呼んでいます。4分5厘は13.5mm、6分は18mmにあたります。古い印鑑店の領収書や箱書きに「五分」「六分」と書かれていたら、15mm、18mmの印鑑です。
今の銀行印とまったく同じ直径で、実印を作ってもよいですか
登録はできますが、おすすめはしていません。同じ直径の印鑑が2本あると、ケースから出したときに見分けにくくなります。契約書に銀行印を押してしまうような、取り違えのもとです。実印は銀行印より1段以上大きくするのが基本です。銀行印が15mmなら、実印は16.5mmか18mmをご案内しています。
注文の前に、測った直径が合っているか確かめてもらえますか
はい。お問い合わせから、測った値と、今お持ちの印鑑の種類をお知らせください。どの直径が近いか、次に作る印鑑は何mmがよいかをご案内します。印影の横に定規を置いて写真を撮り、送っていただくと、より正確にお答えできます。
まとめ|印影の外枠を測り、いちばん近い直径に当てはめる
お持ちの印鑑から次の1本を決める手順は、3つです。はじめに、白い紙に印鑑を押し、印影の外枠を定規で測ります。次に、測った値にいちばん近い直径を早見表で探します。朱肉のにじみや面取りで0.2〜0.5mmはずれるので、ぴったりの数字でなくてかまいません。最後に、その直径を基準に、買い足す印鑑の大きさを決めます。実印は銀行印より1段上、認印は1段下にすると、3本を手に取っただけで見分けられます。通販サイトの「4分5厘」「φ13.5」「13.5×60mm」は、どれも直径13.5mmを表しています。
今お持ちの印鑑に合う直径で、次の1本を京都の職人がお作りします
お持ちの印鑑の直径と種類をお知らせいただければ、1段ずつ段差の付く直径をご案内します。印面は、お名前の文字数と画数に合わせて職人が1本ずつ設計し、彫刻します。朱肉と押印マット付き、送料無料、5年保証です。
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