CHAPTER 12 開運印鑑・姓名判断
大安・一粒万倍日・天赦日の違い|印鑑を買う日と使い始める日の選び方
大安は旧暦の日付、一粒万倍日は月と日の十二支、天赦日は季節と日の干支で決まる、別々の吉日です。1年に何日あるか、2027年の天赦日の日付と曜日、仏滅や不成就日と重なる日の考え方、印鑑の注文・登録・使い始め・贈る日に合わせる吉日をまとめました。
公開日: 2026年10月5日 更新日: 2026年10月7日
カレンダーや手帳を見ると、大安のほかに、一粒万倍日や天赦日と書かれた日があります。印鑑を買うなら縁起のよい日に、と考えたとき、どれを優先すればよいのか迷う方は多いと思います。3つとも「吉日」とひとくくりにされるので、違いが分かりにくいところです。この記事では、3つの違いを比べたうえで、印鑑の注文や使い始めにどう合わせるかをご説明します。
3つは、もとになる暦の決まりがそれぞれ違う吉日です。大安は旧暦の日付から、一粒万倍日は月と日の十二支から、天赦日は季節と日の干支から決まります。大安と一粒万倍日は1年に約60日ずつありますが、天赦日は5〜6日しかありません。2027年は6日あり、そのうち5日が土日か祝日です。役所や銀行の手続きより、注文する日や初めて押す日に合わせるほうが現実的です。
3つの吉日は、決まり方がまったく違います
大安、一粒万倍日、天赦日は、同じ暦に並んで書かれていても、もとになる決まりが別々です。そのため、3つが同じ日に重なることもあれば、大安なのに一粒万倍日ではない、という日もあります。
旧暦の日付で決まります
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6つを順に当てる「六曜」の1つです。旧暦の毎月1日にどれが来るかが決まっていて、2日からは順番どおりに続きます。万事に吉とされ、結婚式の日取りによく選ばれます。
おおむね6日に1回月と日の十二支で決まります
1粒のもみが万倍に実る、という意味の日です。月ごとに決まった2つの十二支の日が、一粒万倍日になります。仕事始めや開店など、何かを始めるのによい日とされます。借金には向かない日ともいわれます。
ひと月に4〜6回季節と日の干支で決まります
天がすべての罪を許す日とされ、暦のうえで最上の吉日といわれます。春は戊寅(つちのえとら)、夏は甲午(きのえうま)、秋は戊申(つちのえさる)、冬は甲子(きのえね)の日です。季節は立春・立夏・立秋・立冬で区切ります。干支は60日でひとめぐりするので、1つの季節に1回か2回しかありません。
1年に5〜6回六曜が広く使われるようになったのは、幕末以降のことです。もともとは日ではなく、時刻の吉凶を占うものでした。意味の解釈もさまざまで、国立国会図書館の「日本の暦」は「どれが正しいという基準はありません」と述べています。大安・一粒万倍日・天赦日のどれを大事にするかにも、決まった正解はありません。
大安と一粒万倍日は1年に約60日、天赦日は5〜6日だけ
めぐってくる回数を1年分で数えると、違いがはっきりします。
大安と一粒万倍日は、どちらも6日に1日ほどの割合です。ひと月に何度もあるので、仕事の休みや印鑑の届く日と合わせやすい吉日です。天赦日はその10分の1ほどしかありません。年の初めに日付を確かめておかないと、気づいたときには過ぎていることもあります。
2027年の天赦日は6日。そのうち平日は1日だけです
2027年の天赦日を、決まりに沿って数えると次の6日になります。
2027年の天赦日(色の濃い月)
- 1月
- 2月28日日曜
- 3月
- 4月29日木曜・祝日
- 5月15日土曜
- 6月
- 7月14日水曜
- 8月
- 9月26日日曜
- 10月
- 11月
- 12月11日土曜
金色の枠は、一粒万倍日とも重なる日です。2026年の残りでは、12月16日(水曜)が天赦日です。この日も一粒万倍日に当たります。日付は暦によって違うことがあります。
6日のうち4日は土曜か日曜で、4月29日は祝日です。役所や銀行の窓口が開いている平日は、7月14日だけです。実印の登録や口座の開設を天赦日にしたいなら、2027年はこの日に合わせることになります。
一方、ウェブで注文する日や、届いた印鑑を初めて押す日なら、土日でも祝日でもかまいません。天赦日は、こうした窓口に行かなくてよい場面に合わせるのが向いています。
天赦日と一粒万倍日が重なる日、仏滅や不成就日と重なる日
3つの吉日は別々の決まりなので、重なる日があります。同じ理由で、吉日が凶日と重なる日もあります。
天赦日と一粒万倍日が重なる日
2027年は、7月14日、9月26日、12月11日の3日です。1年に数日しかないため、特に縁起のよい日として知られています。印鑑なら、注文する日や使い始める日の候補になります。
一粒万倍日や天赦日が仏滅と重なる日
仏滅は六曜の1つで、この2つとは別の決まりです。どちらを優先するかに、決まった答えはありません。ふだんから六曜を気にする方は、仏滅の日を避けておくと安心です。気にしない方なら、一粒万倍日や天赦日として使ってかまいません。
不成就日と重なる日
不成就日は、何をしても成就しない日とされ、何かを始めるのには向かないといわれます。旧暦の日付をもとに、8日ごとにめぐってきます。吉日と重なることも珍しくありません。気になる方は、凶日まで載っている暦で確かめてから日を決めてください。
ご家族や贈る相手が暦を気にする方なら、その方が大事にしている吉日に合わせておくと、あとで気まずい思いをせずに済みます。
印鑑の注文・登録・使い始めに、どの吉日を合わせるか
印鑑の日取りを考える場面は、注文する日、届く日、登録や届け出をする日、初めて押す日、プレゼントなら渡す日です。場面ごとに、合わせやすい吉日を表にしました。
| 場面 | 合わせやすい吉日 | 理由 |
|---|---|---|
| ウェブで注文する日 | 天赦日、一粒万倍日 | 土日や祝日でも注文できます。数の少ない天赦日にも合わせやすい場面です |
| 印鑑が届く日 | 大安、一粒万倍日 | 配達希望日は、ご注文の9日後から30日後まで選べます。回数の多い吉日なら、この間に何日もあります |
| 実印を登録する日、口座を開く日 | 大安、一粒万倍日 | 手続きは、窓口が開いている平日に限られます。回数の多い吉日なら、候補の日を見つけやすくなります |
| 初めて押す日 | 一粒万倍日、天赦日 | 一粒万倍日は、何かを始めるのによい日とされます。ご自宅で押すなら、土日や祝日でもかまいません |
| プレゼントとして渡す日 | 大安 | 広く知られた吉日なので、相手にも意味が伝わります。お祝いの席の日取りにもよく使われます |
全部の場面を吉日にそろえる必要はありません。いちばん大事にしたい場面を1つ決めて、その日だけを合わせれば、日取りに振り回されずに済みます。注文日と届く日の合わせ方は、印鑑を作るのに縁起のいい日は?で説明しています。使い始めの日については、印鑑の使い始めはいつがいい?をご覧ください。
日を決める前に確かめる3つのこと
どの吉日にするかは、この3つを確かめてから決めます
- その日に窓口が開いているか 印鑑登録は市区町村の役所で、銀行印の届け出は銀行の窓口で行います。たとえば京都市の区役所は、土日祝日と年末年始が休みです。
- 印鑑がその日までに届くか 当店の印鑑は、ご注文から3〜7営業日で発送します。使いたい吉日が決まっているなら、3週間ほど前までにご注文ください。
- 期限のある手続きを後回しにしていないか 住宅の契約や会社の設立など、日が決まっている手続きがあるなら、そちらが先です。吉日を待って間に合わなくなっては、元も子もありません。
よくある質問
3つのうち、いちばん縁起がよいのはどれですか
暦のうえでは、天赦日が最上の吉日とされています。ただ、3つは別々の決まりで、もともと順位を比べるためのものではありません。特別な1日にしたいなら天赦日、何かを始める日なら一粒万倍日、相手にも意味が伝わりやすいのは大安です。
吉日ではない日に注文した印鑑は、縁起が悪いのでしょうか
そのようなことはありません。吉日は、気持ちよく始めるための日取りの目安です。必要な日に間に合うように注文することのほうが大切です。気になる方は、初めて押す日だけを吉日にする方法もあります。
一粒万倍日に実印を作ってローンを組むのは、よくないと聞きました
一粒万倍日は何でも万倍に増える日とされるため、借金も増えると考えて、借り入れには向かないとされています。気になる方は、印鑑の注文や使い始めだけを一粒万倍日にする方法があります。借り入れの契約日は、金融機関との予定に合わせて決めてください。
天赦日に届くように注文できますか
天赦日がご注文の9日後から30日後までの間にあれば、注文画面で配達希望日に指定できます。お住まいの地域や天候によっては、配達が前後することがあります。
まとめ|吉日を印鑑の日取りに合わせる順番
まず、住宅の契約や会社の設立など期限のある手続きがあれば、その日程を先に押さえます。次に、注文する日、届く日、登録する日、初めて押す日のうち、吉日にしたい場面を1つ決めます。役所や銀行に行くなら、平日に当たる大安か一粒万倍日を探します。土日でもかまわない場面なら、天赦日も候補に入ります。日が決まったら、その3週間ほど前までに印鑑を注文します。
吉日に合わせて、職人が作る印鑑を注文する
京都の職人が、お名前の字に合わせて1本ずつ彫刻します。ご注文から3〜7営業日で発送し、配達希望日は9日後から30日後まで選べます。ウェブでのご注文は、土日祝日も受け付けています。送料無料、5年保証です。
お名前を鑑定して作る開運印鑑の3本セット(40,900円〜)は、鑑定と印影の設計の工程が加わります。日数に余裕を持ってご注文ください。