CHAPTER 12 開運印鑑・姓名判断
仏滅に印鑑を作ってもいい?注文・届く日・使い始めの考え方
仏滅に印鑑を注文しても、仏滅に届いても、印鑑登録や銀行への届け出に差し支えはありません。仏滅がもとは「物滅」と書かれ、仏教とは関係がないことや、6日に1度巡る仕組みを説明します。注文する日・届く日・使い始める日・登録する日ごとの考え方と、気になる方が1日ずらす方法もまとめました。
公開日: 2026年10月5日 更新日: 2026年10月7日
印鑑を注文しようとカレンダーを見たら、その日は仏滅だった。届いた荷物を開ける前に、今日が仏滅だと気づいた。印鑑は家や車の契約に押し、何十年も使います。そう思うと、日取りが気になるのも無理はありません。この記事では、まず仏滅がどういう日なのかを確かめます。そのうえで、印鑑の注文から使い始めまでの考え方を、場面ごとにお伝えします。
仏滅に注文しても、仏滅に届いても、差し支えありません。六曜は暦の言い伝えで、印鑑の登録や銀行への届け出とは関係がないからです。それでも気になる方は、初めて押す日だけを別の日にしてください。注文を1日遅らせる方法もあります。仏滅の翌日は、たいてい大安です。
仏滅とは|もとは「物滅」と書き、仏教とは関係がありません
仏滅は、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順に巡る「六曜」の1つです。国立国会図書館の「日本の暦」は、仏滅の一般的な解釈を「万事凶。葬式や法事は構わない」と紹介しています。
「仏」の字が入るので、お釈迦様が亡くなった日と結びつけて考える方もいます。けれども百科事典によると、この日の呼び名は時代とともに変わってきたもので、仏教とは関係がありません。
- 空亡(くうぼう)六曜が中国から伝わった室町時代の初めごろの呼び名です。もとは日ではなく、時刻の吉凶を占うものでした
- 虚亡(こもう)1688年の暦注の解説書に、悪日としてこの名前が見えます
- 物滅(ぶつめつ)1747年に編まれた書物では、「物が滅ぶ」と書く「物滅」の字が使われています
- 仏滅のちに「物」に「仏」の字が当てられました。六曜がいまの名前と順番に落ち着いたのは、天保年間(1830〜1844年)とされています
六曜が広く使われるようになったのは、幕末より後のことです。国立国会図書館の同じページには、六曜の意味の解釈はさまざまで、どれが正しいという基準はない、とも書かれています。百科事典には、仏滅に病気になると長引くといった言い伝えについて、根拠はないとする説明もあります。
仏滅は、6日に1度巡ってきます
六曜は、旧暦の日付から機械的に決まります。毎月1日(ついたち)の六曜は月ごとに決まっていて、そこから6つを順に繰り返します。1日が仏滅になるのは、旧暦の4月と10月です。
六曜が巡る順番と、一般的な解釈
- 先勝急ぐことは吉。午前は吉、午後は凶
- 友引祝い事は良い。葬式などは忌む
- 先負控えめに過ごす日。午後は吉
- 仏滅万事凶。葬式や法事は構わない
- 大安万事大吉。特に婚礼に良い
- 赤口凶日。正午だけは吉
解釈は国立国会図書館「日本の暦」によります。旧暦の月が替わるところでは、順番が飛びます。
6日に1度なので、仏滅は1年に60日ほどあります。そのすべてを避けて予定を組むのは、簡単ではありません。また、この順番のとおり、仏滅の翌日は大安です。例外は、旧暦の月が替わるときだけです。
印鑑には4つの「日」があります|仏滅と重なったらどうするか
「印鑑を作る日」といっても、実際には4つの日があります。注文する日、届く日、初めて押す日、役所や銀行で手続きをする日です。仏滅と重なったときの考え方は、日によって違います。
注文する日
自分で選べますご注文を受けて、制作が始まる日です。彫刻は、そのあと何日かかけて進めます。気になる方は、翌日に注文すれば仏滅を外せます。
ずらすと届く日もそのぶん遅れます
届く日
指定すれば選べます配達希望日は、ご注文の9日後から30日後まで選べます。指定しない場合は、発送の日と配送の日数で決まります。
仏滅に届いたら中身の確認だけ早めに済ませます
初めて押す日
自分で選べます契約書や書類に、初めて押す日です。届いた日に押す必要はありません。日取りにこだわる方は、この日を大安などに合わせます。
4つのなかでいちばん自由に決められます
登録や届け出の日
窓口が開く日に実印は市区町村の役所で登録し、銀行印は口座のある金融機関に届け出ます。手続きできるのは、役所や銀行が開いている日です。
仏滅でもふだんどおり受け付けてもらえます
日取りを気にする方にとって、いちばん選びやすいのは初めて押す日です。注文する日や届く日は、制作や配送の都合で思いどおりにならないことがあります。注文日と届く日も吉日にそろえたい方は、印鑑を作るのに縁起のいい日は?をご覧ください。
仏滅を避けるかどうかは、ふだん六曜を見ているかで決めます
どちらが正しいという決まりはありません。目安になるのは、ほかの行事の日取りで六曜を見てきたかどうかです。次の3つの質問に、上から順に答えてみてください。
-
結婚式や引越しの日を決めるとき、六曜を見てきましたか
見てこなかった印鑑だけ特別に扱う理由はありません。都合のよい日にご注文ください見てきた印鑑の日取りも気になるかもしれません。次の質問で、日をずらせるかを確かめます -
印鑑を使う日は、もう決まっていますか
決まっている契約や登録に間に合わせることを先に考えます。仏滅でも注文し、初めて押す日を選んでください決まっていない注文を翌日に回すか、配達希望日を大安などに指定します -
ご自分で使う印鑑ですか、贈り物ですか
自分で使うご自分が納得できる日を選んでください贈り物にする相手やご家族が六曜を気にされるなら、渡す日を仏滅から外します
急ぐときは、仏滅でも注文して差し支えありません
当店の印鑑は、京都の職人が1本ずつ彫刻し、ご注文から3〜7営業日ほどで発送します。注文を1日遅らせると、届く日もそのぶん遅れます。定休日をはさむと、遅れは1日では済まないこともあります。
住宅ローンの契約や車の登録、会社の設立など、実印を押す日が決まっている方は、間に合うことを先に考えてください。印鑑が届いていなければ、印鑑登録も契約も進められません。仏滅に注文した印鑑でも、初めて押す日を選べば、気持ちの区切りはつけられます。使い始めの日の選び方は、印鑑の使い始めはいつがいい?でご説明しています。
贈り物にするときは、渡す日の六曜を確かめます
ご自分は気にしなくても、受け取る方が六曜を大切にしていることがあります。お祝いの席で渡すなら、お祖父様やお祖母様、ご両親が同席される場合もあるでしょう。その日が仏滅に当たらないかを見ておくと、余計な心配をかけずに済みます。
贈る相手の住所へ直接届ける場合も、配達希望日を指定できます。ご注文の9日後から30日後までの範囲で、仏滅ではない日を選んでください。
よくある質問
仏滅に届いた印鑑は、その日に開けないほうがいいですか
開けて、彫られた名前の字に間違いがないかを確かめてください。届いた日に確かめておけば、万一のときもすぐに対応できます。仏滅が気になる方は、初めて書類に押す日を別の日にしてください。
仏滅に実印を登録してしまいました。やり直したほうがいいですか
やり直す必要はありません。印鑑登録の効力は、手続きをした日の六曜に左右されません。気持ちの区切りをつけたい方は、次に実印を押す日を選んでください。
仏滅でも、午後なら縁起がよいと聞きました
午前と午後で吉凶が分かれるのは、先勝や先負です。百科事典は、仏滅を一日中凶とされる日と説明しています。ただ、六曜の解釈にはっきりした基準はありません。
開運印鑑は、仏滅に注文すると鑑定に影響しますか
影響しません。開運印鑑の鑑定には、お知らせいただいたお名前・生年月日・性別を使います。注文した日の六曜は、鑑定にも印影の設計にも使いません。
まとめ|仏滅と重なったときの決め方
まず、ふだん六曜を見ているかを思い出します。見ていなければ、日取りは都合のよい日で構いません。見ている方は、印鑑を使う日が決まっているかを確かめます。決まっていれば、仏滅でも注文して間に合わせます。決まっていなければ、注文を翌日に回すか、配達希望日を大安などに指定します。贈り物なら、渡す日も仏滅から外します。どの場合も、初めて押す日はご自分で選べます。
日取りを決めて、印鑑を注文する
京都の職人が1本ずつ彫刻し、ご注文から3〜7営業日で発送します。配達希望日は、ご注文の9日後から30日後まで選べます。3本セットは薩摩本柘 21,700円〜、黒水牛 24,300円〜。送料は無料で、5年間の保証が付きます。
- 使う日契約や登録の予定を確かめる
- 注文する日気になる方は仏滅の翌日に
- 届く日配達希望日で指定できます
- 初めて押す日ご自分で選べます