CHAPTER 15 人生の節目・記念
友人への結婚祝いに印鑑はあり?親族と重ならない贈り方
友人の結婚祝いに印鑑を贈ってよいか迷っている方へ。印鑑は友人から贈っても喜ばれる品ですが、ご両親やごきょうだいと重ならない工夫が要ります。種類をずらす・本人に聞く・連名で贈る3つの方法と、友人の相場、向いている印鑑と価格、新しい姓の確かめ方、のしの書き方を説明します。
公開日: 2026年9月27日
「友人の結婚祝いに印鑑を贈りたいけれど、親御さんがもう用意しているのでは」「実印なんて重すぎないか」。いざ贈ろうとすると、こんな迷いが出てきます。印鑑はご両親やごきょうだいも選びやすい品なので、重なってしまわないかが気になるところです。この記事では、重ならない贈り方と相場、向いている印鑑と価格、新しい姓の確かめ方、渡す時期とのしの書き方を順に説明します。
友人の結婚祝いに印鑑を贈るのは「あり」です。ご両親が贈りやすい実印は避けて、毎日使う認印か名だけの銀行印にすれば、重なりにくくなります。本人に「印鑑はもう揃えた?」と一言聞くか、友人数人の連名で夫婦2人分を贈る方法もあります。1人で贈るなら、5,000〜10,000円で認印か銀行印を1本選びます。連名なら、1人5,000円前後でも4〜5人集まれば、実印・銀行印の2本セットが贈れます。新しい姓の字は入籍後に本人から文字で受け取り、迷うなら名だけで作ります。のしは紅白の結び切りに「御結婚御祝」、渡すのは式の1週間前までか、式のあと1か月以内です。
友人から印鑑を贈るのが「あり」な理由と、気をつける点
- 法務省の案内によると、令和6年に結婚した夫婦の94.1%が夫の氏を選んでいます。多くの新婦にとって、結婚は旧姓の印鑑を新しい姓で作り直すきっかけになります
- 姓が変わると、銀行で口座の名義を変える手続きがあります。全国銀行協会の案内でも、窓口に持っていく品として「これまでの印鑑」と「今後お使いになる印鑑」が挙がっています。新しい印鑑は、もらって困ることの少ない品です
- 名前を彫るので、ほかの友人からのプレゼントと同じ品にはなりません。食器やタオルと違って、いくつも重なって困ることが起きにくいのも利点です
- 職人が作る印鑑が1本6,400円から選べ、友人の相場に収まります
- 「結婚する娘に新しい姓の印鑑を」と、ご両親が実印や3本セットを用意することがあります。友人が同じ種類を選ぶと、重なってしまいます
- 入籍前に新しい姓で作ると、予定が変わったときに使えなくなります。姓を彫るなら、入籍して姓が決まってから注文します
- 実印は、本人が市区町村で印鑑登録をして初めて実印として使えます。友人から贈るなら、届いた日から使える認印か、口座の名義を変えるときに届け出られる銀行印のほうが、受け取る側も気軽です
誰が、どの印鑑を贈りやすいか
重なりを避けるには、誰がどの印鑑を選びやすいかを先に知っておくと早道です。贈る人ごとの傾向をまとめると、次のようになります。
姓が変わるお子さんに、実印・銀行印の2本セットか、認印まで入った3本セット。「新しい姓で一式揃える」と考えるご家庭がよくあります
高いお祝いは現金が中心です。品を添えるときは、ご両親と相談して、実印など一生ものの1本を選びます
相談して選んでいれば低い夫婦2人分の実印や、実印・銀行印の2本セット。ご両親が贈らないときに、代わりに用意することがあります
中くらい毎日使う認印、名だけで作る銀行印、夫婦お揃いの認印。連名なら、実印・銀行印の2本セットや夫婦2人分の実印
認印・名だけの銀行印なら低い親御さんが用意する印鑑の中身は、結婚する娘に親から印鑑を贈る|新姓で作る時期・名前・本数で説明しています。実印を軸に考えるご家庭が多いので、友人は認印か名だけの銀行印を選ぶと、種類がぶつかりにくくなります。
重ならない3つの方法
種類をずらして、認印か名だけの銀行印にする
親族が贈りやすい実印は避けて、届いた日から使える認印か、姓が変わる前でも後でも使える名だけの銀行印にします。すでに3本セットをもらっていても、認印なら2本目があって困ることはまずありません。宅配の受け取り用、職場用と、置き場所ごとに1本ずつ使い分けられるからです。
聞かずに贈るなら、この方法本人に、さりげなく聞く
「新しい姓の印鑑、もう揃えた?」の一言で分かります。ご両親から贈られる予定があれば本人が知っていますし、まだなら「じゃあ贈らせて」と伝えられます。名前の字も同時に確かめられるので、いちばん確実な方法です。
親しい友人なら、この方法友人数人の連名で、2人分を贈る
3〜5人で出し合えば、実印・銀行印の2本セットや、夫婦2人分の実印も予算内に収まります。連名なら「友人一同から夫婦2人へ」という形になります。親御さんが新婦の分だけを用意していても、新郎の分は重なりません。
グループで贈るなら、この方法聞き方の例
「そういえば、名字変わると印鑑とか全部作り直しなんだよね。もう揃えた?」手続きの話として切り出すと、贈り物の相談だと気づかれにくくなります
「実印は親が作ってくれるって言ってた。銀行印はどうしようかなあ」ここで、親御さんからの贈り物の中身が分かります
「じゃあ銀行印、お祝いに贈らせてよ。下の名前で作れば、この先ずっと使えるし。字はふつうの『恵』でいい?」種類と名前の字を、その場で決められます
本人に聞いてよいこと、聞かないほうがよいことの線引きは結婚祝いに印鑑をもらうと困る?重複・名前・好みを先に確かめる方法で、受け取る側の目線から説明しています。
友人の相場と、連名の予算
友人から贈る結婚祝いの金額は、ご祝儀に品を添えるのか、品だけを贈るのかで変わります。式に出席してご祝儀を包むなら、添える品は3,000〜5,000円ほどで構いません。式に呼ばれていない場合や会費制の式なら、5,000〜10,000円が目安です。
連名では、人数と1人あたりの金額で、贈れる印鑑が決まります。1人6,000〜8,500円と相場より少し多めに出し合った場合、当店の価格では次のような組み合わせになります。
3人×6,000円=18,000円
新婦に、実印・銀行印の2本セット 黒水牛 実印13.5mm・銀行印12mm 17,900円。名だけで彫れば、入籍前でも注文できます4人×7,000円=28,000円
夫婦2人分の実印 黒水牛 新郎15mm 15,300円+新婦13.5mm 11,900円=27,200円。同じ素材で揃え、直径で2人の分を見分けます5人×8,500円=42,500円
夫婦2人分の、実印・銀行印の2本セット 黒水牛 新郎23,500円+新婦17,900円=41,400円。桐箱か化粧箱が付きます予算10,000〜30,000円で選べる結婚祝いの品は、結婚祝いのプレゼント予算1万〜3万円にまとめています。
友人が贈るのに向く印鑑と、当店の価格
1人で贈るなら、届いた日から使える認印か、名だけの銀行印を1本選びます。夫婦お揃いの認印を2本贈る方法もあります。新郎12mm・新婦10.5mmと直径を1段変え、ケースの色を2人で分けておくと見分けやすくなります。
| 贈り方 | 向いている場合 | 薩摩本柘 | 黒水牛 | 白水牛(柄) | チタン |
|---|---|---|---|---|---|
| 認印1本(12mm) | ご両親が何を贈るか分からないとき。届いた日から使えます | 6,400円 | 7,000円 | 11,900円 | 16,600円 |
| 銀行印1本(12mm)名だけで | 姓が決まる前でも作れます。入籍後もそのまま使えます | 6,400円 | 7,000円 | 11,900円 | 16,600円 |
| 夫婦の認印2本 新郎12mm・新婦10.5mm | 2人にお揃いで贈るとき。ケースの色を分けます | 12,200円 | 13,700円 | 22,200円 | 28,500円 |
| 銀行印・認印の2本セット 12mm・10.5mm | とくに親しい友人に。新しい姓の銀行印と認印をまとめて贈れます | 11,500円 | 13,000円 | 21,000円 | 27,000円 |
| 実印・銀行印の2本セット 13.5mm・12mm | 連名で贈るとき。ご両親が贈らないと分かっている場合に | 16,200円 | 17,900円 | 27,100円 | 43,600円 |
全国銀行協会の案内には、届出印に姓と名のどちらを彫るかの決まりは挙げられていません。届出印に使えない例として挙がっているのは、キャラクターものの印鑑やゴム印などです。扱いは銀行によって異なる、という注意書きもあります。書体は、認印なら読みやすい古印体や隷書体、銀行印なら篆書体か、文字が枠につながって欠けにくい吉相体がよく選ばれます。牛革のケースは黒と赤が無料で、ピンクやブルーなど10色は950円からの追加料金で選べます。結婚祝いの印鑑の種類・名前・素材をまとめて知りたい方は、結婚祝いに印鑑を贈る|新姓で作る実印・銀行印の選び方をご覧ください。
彫る名前の確かめ方|新しい姓は入籍後に、迷うなら名だけで
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入籍は済んでいますか
はい新しい姓の字を、本人から文字で送ってもらいます。「髙」「﨑」「邊」のような字は、口頭では正しく伝わりません。送ってもらった字はそのまま注文画面に貼り付け、入らない字は備考欄に書きますまだ姓は彫らず、名だけで作ります。銀行印でも認印でも、名だけなら入籍前に注文でき、どちらの姓になっても使えます -
本人に名前の字を聞けますか
聞ける「新しい名字、漢字はどう書くの?」と聞けば済みます。結婚の話をしている流れなら、不自然になりません聞かずに贈りたい名だけの印鑑にします。名の字は、年賀状や招待状の差出人、共通の友人から確かめられます
京都市の案内のとおり、旧姓で登録していた実印は、氏が変わると登録が抹消されます。銀行でも口座の名義を変える手続きがあり、そのときに届出印を新しい姓の印鑑に替える方もいます。名だけの印鑑なら、入籍の前でも後でも同じ1本を使い続けられます。入籍前に注文するときの考え方は、結婚祝いの印鑑は新姓で作る?入籍前に確認したいことと結婚前に名前だけの印鑑を作るメリットと注意点で説明しています。
渡す時期と、のし・連名の書き方
当店では、注文画面の「包装」の欄で青か赤を選ぶと、和紙調の包装紙で包み、飾りひもを結んでお届けします。のしをご希望の場合は、表書きとお名前を備考欄に書くか、お問い合わせでご相談ください。新居へ直接お送りすることもできるので、遠方の友人にも式の前に届けられます。添える手紙の文例は印鑑のプレゼントに添える手紙にまとめています。
よくある質問
友人から実印を贈るのは、重すぎますか
重すぎることはありません。ただ、実印は本人が市区町村で登録して初めて使える印鑑で、ご両親が用意することも多い種類です。1人で贈るなら、届いた日から使える認印か名だけの銀行印のほうが、相手も気軽に受け取れます。連名で夫婦2人分を贈るなら、実印でも自然です。
新郎と新婦、どちらに贈ればよいですか
新婦と新郎のうち、あなたと親しいほうに贈れば大丈夫です。2人にお揃いで贈るなら、認印を2本にして、直径とケースの色を分けます。姓が変わらない側は、印鑑を作り直す必要がありません。夫の姓を選ぶ夫婦なら、新郎にはまだ持っていない種類を、新婦には新しい姓の1本を選ぶと、2人とも使ってもらえます。
聞いたら「もう全部揃えた」と言われました。どうすればよいですか
ほかの品に切り替えるのが無難です。それでも印鑑にしたいなら、夫婦2人分の認印を「宅配の受け取り用に」と一言添えて贈る方法があります。認印なら2本目があっても、置き場所を分けて使えます。10年後も手元に残る品の候補は、結婚祝いに長く使えるプレゼントにまとめています。
夫婦で同じ姓の認印を2本贈ると、同じ印影になりませんか
職人が1本ずつ彫るので、まったく同じ印影にはなりません。ただ、同じ姓を同じ書体で彫れば、見た目はよく似ます。新郎12mm、新婦10.5mmと直径を変え、ケースの色も分けておけば取り違えません。新婦の分を名だけで作れば、彫る字そのものが変わるので、ひと目で見分けられます。夫婦の印鑑で揃える部分と分ける部分は、結婚祝いに贈る夫婦の印鑑セットで説明しています。
名前を彫るのに時間がかかりそうですが、式に間に合いますか
当店では、ご注文から3〜7営業日ほどで発送しています。式の3週間前までにご注文いただければ、1週間前の手渡しに間に合います。新しい姓の字の確認に時間がかかりそうなら、名だけで先に注文する方法もあります。
まとめ|1人か連名かを決めてから、種類と名前を選ぶ
迷ったときは、次の順に決めます。まず、1人で贈るか、友人数人の連名で贈るかを決めます。1人なら認印か名だけの銀行印を1本、連名なら実印・銀行印の2本セットや夫婦2人分の実印まで選べます。
次に、本人に「印鑑はもう揃えた?」と聞けるかを考えます。聞ければ、ご両親が何を贈るのかと新しい姓の字が、一度に分かります。聞けないなら、実印は避けて認印か名だけの銀行印にします。最後に彫る名前を決めます。入籍が済んでいれば新しい姓で、まだなら名だけで作り、式の3週間前までに注文します。
新しい姓でも、名だけでも。友人の名前に合わせて職人が1本ずつお作りします
京都の職人が、お名前の字に合わせて印面を設計し、1本ずつ彫刻します。「髙」「﨑」のような字も備考欄でそのまま承ります。青か赤の包装、のし、新居への直送に対応。全国送料無料、5年保証です。
連名ののしや、新郎・新婦それぞれの分を1回のご注文でまとめて贈りたい場合は、備考欄かお問い合わせでお知らせください。