CHAPTER 15 人生の節目・記念

七五三祝いに長く使えるプレゼント|3歳・5歳・7歳で選ぶ実用品と記念品

七五三のお祝いに、長く使えるプレゼントを贈りたい方へ。着物や千歳飴のようにその日だけの品、数年使う実用品、大人まで残る記念品の3つに分け、3歳・5歳・7歳のそれぞれで使い始められる品を紹介します。贈る前に気をつけたいことと、お子様の名前で作る銀行印の価格もまとめました。

公開日: 2026年10月5日

銀杏の黄葉が見える窓辺の木の机に、木箱に入った子ども用の塗り箸、茶色い革のがま口、鉛筆を入れた木のペンケース、深緑の布張りの本、金のひもで束ねた紅白の千歳飴、桐箱に入ったえんじ色の印鑑ケース、銀杏の葉を並べた写真
七五三祝いに長く使える品 3歳・5歳・7歳で使い始められる実用品と、大人まで残る記念品を紹介します

七五三のお祝いは、着物を着てお参りをし、写真を撮って、ご家族で食事をすれば、1日で終わります。着物はレンタルで済ませる家もあり、千歳飴は食べればなくなります。お孫さんや姪御さん・甥御さんには、お祝いの日が過ぎても使える品を贈りたい。そう考えて探し始めると、3歳・5歳・7歳で使える品がまったく違うことに気づきます。この記事では、七五三のプレゼントを使える年数で3つに分け、年齢ごとに使い始められる品をご紹介します。

先に結論

七五三祝いに長く使えるプレゼントは、その年齢でちょうど使い始められる実用品か、大人になるまで残る記念品です。3歳なら子ども用の箸や食器、5歳なら自転車や図鑑、7歳なら腕時計や目覚まし時計が、贈ったその日から使えます。大人まで残るのは、写真を収めるアルバムと、お子様の名前で作る銀行印です。体の大きさに合わせる品は数年で買い替えるので、サイズのない品ほど長く使えます。

七五三の品は、使える期間で3つに分かれます

神社本庁の案内によると、七五三は、子どもが無事に育ったことを皆で祝い、これからの成長を祈る行事です。3歳の「髪置」、5歳の「袴着」、7歳の「帯解」という古くからの儀式に由来します。七五三に関わる品を、使える期間の長さで3つに分けました。

その日だけの品

お祝いの日を彩りますが、ふだんの暮らしでは使いません

  • 着物・袴・髪飾りレンタルなら当日だけです。購入しても、体が大きくなると着られなくなります
  • 千歳飴・祝い膳お参りのあとに、ご家族で味わいます
数年使う品

使い始める年齢があり、大人になる前に役目を終えます

  • 子ども用の箸・食器箸は、手の大きさに合わせて長さを替えていきます
  • 自転車・図鑑・腕時計自転車は身長に合わせて替えます。図鑑と時計は、10年ほど使えます
大人まで残る品

サイズがなく、成長しても替える必要がありません

  • 写真・アルバム晴れ着姿を残しておけば、成人や結婚の節目に見返せます
  • 名前の銀行印ご両親が口座の管理に使い、いずれ本人に渡ります

その日だけの品にも、意味があります。小学館の日本大百科全書は、千歳飴を健康長寿の縁起飴と説明しています。そのうえで、あとに残る品も1つ贈りたいと考えるなら、「数年使う品」か「大人まで残る品」から選びます。

3歳・5歳・7歳で、使い始められる品が違います

七五三で祝う3歳から7歳までの4年のあいだに、お子様のできることは大きく変わります。贈ったその日から使える品を、年齢ごとに並べました。

  1. 3歳 箸を持ち始める入園の前後

    男の子・女の子

    スプーンから箸へ移り始める時期です。自分の名前が入った持ち物を、喜んで使う子もいます。

    使い始められる品子ども用の箸と食器、傘、絵本
  2. 5歳 外で遊ぶ範囲が広がる年中・年長

    男の子

    自転車に乗り始め、虫や乗り物など、好きな分野がはっきりしてきます。ひらがなを読める子も増えます。

    使い始められる品自転車とヘルメット、図鑑
  3. 7歳 時刻を読み、自分で支度をする小学1〜2年生

    女の子

    小学校では、1年生の算数で時刻の読み方を学びます。お小遣いをもらい始める子もいます。

    使い始められる品腕時計、目覚まし時計、財布

いまは、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳に祝う家が多くあります。数え年で祝うか満年齢で祝うかは、家によって違います。お参りをする年を、先にご両親に聞いておいてください。

5歳のお祝いに自転車を贈るなら、ヘルメットも一緒に用意します。道路交通法でも、自転車に乗るお子様にヘルメットをかぶらせることが、保護者の努力義務になっています。7歳の候補には、小学校の入学祝いと重なる品が多くあります。腕時計や辞典、地球儀などの選び方は、小学校の入学祝いに長く使えるもので詳しく紹介しています。

何歳の七五三で贈ると、いつまで使えるか

上で挙げた品を使う時期を、使い始める年齢から使い終えるころまで、帯で表しました。帯に「替えながら」とあるのは、体の大きさに合わせて買い替えていく品です。右端の「大人」の欄まで帯が届いていれば、成人してからも使えます。

箸や自転車は、帯のなかで何度か買い替えます。箸は手の大きさに、自転車は身長に合わせて選ぶ品だからです。贈った1つを使い続けられる期間は、2〜3年ほどになります。一方、図鑑や時計にはサイズがないので、中学生のころまで使えます。アルバムと名前の銀行印は、3歳で贈っても7歳で贈っても、大人になるまで替える必要がありません。

候補ごとの価格の目安と、ご両親に聞いておくこと

ここまでに挙げた品を、同じ1つを使える年数、贈るときの特徴、価格の目安で並べました。あわせて、購入の前にご両親へ聞いておきたいことも書き添えました。

品同じ1つを使える年数贈るときの特徴価格の目安と、聞いておくこと
子ども用の箸と食器
2〜3年

名前を入れられる手の大きさで長さが変わる

3,000〜8,000円ほど。いま使っている箸の長さを聞きます
自転車とヘルメット
2〜3年

身長に合わせて選ぶ置く場所が要る

20,000〜40,000円ほど。大きさと色、置く場所を聞きます
図鑑
10年ほど

サイズがない家にある巻と重なることがある

1冊2,000円前後。好きな分野と、すでに持っている巻を聞きます
腕時計・目覚まし時計
8〜10年

ベルトや電池を替えて使える学校に着けていけないことがある

3,000〜10,000円ほど。学校の決まりを聞きます
アルバム
大人になっても

サイズがない写真をデータで残す家もある

3,000〜10,000円ほど。写真館のアルバムと重ならないかを聞きます
名前の銀行印
大人になっても

サイズがない名前が入る

黒水牛12mmで7,000円。すでに銀行印を持っていないかを聞きます

印鑑以外の価格はおおよその目安で、商品によって変わります。一般的に、七五三祝いの金額は、お祖父様・お祖母様からなら10,000〜50,000円ほどです。おじ・おばにあたる方からなら、5,000〜10,000円ほどです。ご自分の立場の金額と見比べながら、品を選んでください。

成長の早い時期に贈るとき、気をつけたい4つのこと

01

体に合わせる品は、すぐに小さくなります

服や靴、自転車は、七五三の年にぴったりの大きさを選ぶと、翌年には合わなくなることがあります。

決め方長く使ってほしいなら、サイズのない品を選びます。自転車を贈るときは、大きさをご両親に決めてもらいます。

02

本人の好みが、はっきりしてきます

5歳や7歳になると、自分で色や柄を選びたがる子が増えます。キャラクターの品は喜ばれますが、好きなものは数年で変わることがあります。

決め方長く使う品は、無地や落ち着いた色にします。色を選べる品なら、本人に好きな色を聞いてから決めます。

03

きょうだいの間で、差がつきやすくなります

きょうだいがいると、七五三は年をずらして何度もめぐってきます。上のお子様に何を贈ったかを覚えていないと、金額や品に差が出てしまいます。

決め方贈った品と金額を控えておきます。同じ種類の品を、色や柄を変えて贈ると、比べられても困りません。

04

着物や写真の費用と、重なることがあります

着物のレンタルや写真撮影の費用を、お祖父様・お祖母様が出す家もあります。品まで贈ると、ご両親が気を遣うことがあります。

決め方「着物の費用を出そうか、それとも何か残る品がいい?」と、先にご両親に聞きます。

大人まで残る品に、名前の銀行印が選ばれる理由

七五三のころになると、出産祝いやお年玉、入園祝いなど、お子様宛てのお金がまとまってきます。全国銀行協会の案内によると、お子様名義の口座は、ご両親が代わりに開設できます。窓口には、親子それぞれの本人確認書類と届出印を持っていきます。七五三に贈った印鑑は、この届出印としてすぐに使えます。

印鑑には、成長に合わせて替えるサイズがありません。3歳で贈る場合も、子ども用に小さくせず、大人の銀行印と同じ12mmや13.5mmで作ります。彫る名前を下の名前だけにしておけば、結婚で名字が変わっても使い続けられます。ご両親が通帳とは別の場所にしまっておき、進学や就職のころに本人へ渡します。晴れ着の写真と一緒に渡せば、七五三のときにもらった印鑑だと伝わります。

3歳や5歳のお祝いなら、口座の届出印になる銀行印1本から贈れます。7歳は七五三の最後の年なので、認印を加えた2本セットや、実印までそろえた3本セットを選ぶ方もいます。どちらも、桐箱か化粧箱に入れてお届けします。何歳で何本贈るか、名前や直径をどう決めるかは、七五三祝いに贈る印鑑の名前・サイズ・本数の決め方で説明しています。長くしまっておくときの注意は、子どもの印鑑を大人になるまで保管する方法にまとめました。

よくある質問

七五三の着物を買って贈れば、長く使えるプレゼントになりますか

1人のお子様が袖を通すのは、お参りの日と前撮りくらいです。ただ、妹さんや弟さんの七五三、いとこのお祝いへと受け継げば、何度も出番があります。しまう場所と手入れが要るので、購入するかレンタルにするかは、ご両親に決めてもらってください。

3歳の孫に印鑑は早すぎませんか

お孫さんが自分で使うのはまだ先ですが、ご両親はすぐに使えます。お子様名義の口座を開くときの届出印になるからです。お参りの日にお孫さんへ「あなたの名前の印鑑だよ」と見せてから、ご両親に預けるとよいでしょう。

お祝いは、現金と品のどちらがよいですか

どちらでも構いません。着物や写真に費用がかかる行事なので、現金ならご両親がその支払いに充てられます。お金を包んだうえで、あとまで残る品を1つ添える贈り方もあります。

3歳のときに銀行印を贈りました。7歳では何を贈ればよいですか

同じ素材の認印を贈れば、3歳のときの銀行印と2本がそろいます。黒水牛の認印は10.5mmで6,700円です。印鑑以外なら、小学生になってから使う腕時計や目覚まし時計も候補になります。

お参りに間に合わせるには、いつまでに注文すればよいですか

当店の印鑑は、ご注文から3〜7営業日ほどで発送します。11月のお参りに渡すなら、10月中旬までにご注文いただくと余裕があります。前撮りの写真に一緒に写したいときは、撮影日の3週間前が目安です。

まとめ|長く使える七五三祝いを決める順番

はじめに、お参りをする年と日取りを、ご両親に聞きます。着物や写真の費用を受け持つかどうかも、このときに相談します。そのうえで、数年使う実用品にするか、大人まで残る記念品にするかを決めます。実用品なら、お子様の年齢で使い始められる品を選び、サイズと色をご両親や本人に確かめます。記念品なら、アルバムか名前の銀行印です。印鑑に決めたら、お子様の名前の字をメッセージなど文字で送ってもらい、11月のお参りなら10月中旬までに注文します。

晴れ着の記念に、大人まで残る品を

お子様の名前で、成長しても替えずに使える印鑑をお作りします

京都の職人が、お名前の字に合わせて印面を設計し、1本ずつ彫刻します。ご注文から3〜7営業日で発送、送料は全国無料、5年保証付きです。

ケースの色は印鑑ケースのご案内でご覧いただけます。のし紙や名前の字のご相談はお問い合わせからどうぞ。

SOURCES

出典

七五三の由来は神社本庁の案内を、七五三と千歳飴の説明は事典の記述を、時刻を学ぶ学年は文部科学省の小学校学習指導要領を、自転車のヘルメットは道路交通法の条文を、子ども名義の口座は全国銀行協会の案内を参照しました。各品を使い始める年齢と使える年数は一般的な目安で、お子様の成長や家によって変わります。当店の価格は税込で、記事作成時点の商品ページの金額です。

  1. 神社本庁. 七五三. おまいりする. https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/shichigosan/,(参照 2026-10-05).
  2. 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)ほか. 七五三. コトバンク. https://kotobank.jp/word/七五三-73827,(参照 2026-10-05).
  3. 沢史生. 千歳飴. 日本大百科全書(ニッポニカ). 小学館. コトバンク. https://kotobank.jp/word/千歳飴-96355,(参照 2026-10-05).
  4. 文部科学省. 小学校学習指導要領(平成29年告示). https://www.mext.go.jp/content/20230120-mxt_kyoiku02-100002604_01.pdf,(参照 2026-10-05).
  5. 道路交通法(昭和35年法律第105号)第63条の11. e-Gov法令検索. https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105,(参照 2026-10-05).
  6. 一般社団法人全国銀行協会. お子様の口座も開設できます!. 教えて!くらしと銀行. https://www.zenginkyo.or.jp/article/tag-f/7490/,(参照 2026-10-05).