CHAPTER 15 人生の節目・記念
高校卒業祝いに長く使えるプレゼント|進学・就職後も役立つ実用品
高校卒業祝いに長く使えるプレゼントの選び方を説明します。好みや進路が変わっても使える品の3つの条件、腕時計・財布・ボールペン・スーツ・印鑑が何歳ごろまで使えるか、自宅から進学・一人暮らし・就職の暮らし方別に向く品、18歳から出番が増える印鑑の本数と価格、贈る前に確かめることをまとめました。
公開日: 2026年10月4日
高校の卒業が決まると、進学や就職の準備が一気に始まります。お祝いを贈る側としては、すぐに使わなくなる品より、長く手元に残る品を選びたいところです。ただ、18歳は好みも進路もこれから変わっていく年ごろです。高校生向けに選んだ品が、数年後には合わなくなることもあります。この記事では、18歳から長く使える品の条件と、定番の候補、暮らし方ごとの選び方を説明します。
高校卒業祝いには、好みや進路が変わっても使え、手入れをしながら使い続けられる品を選びます。代表的な候補は、腕時計、革の財布、金属軸のボールペン、名前を彫った印鑑です。なかでも印鑑は、18歳から自分の名前で口座や契約の手続きをするようになるため、4月からすぐに出番があります。本人が既製品しか持っていないなら、実印・銀行印・認印の3本セットが向いています。
18歳への贈り物は「変わっても使える」ことが条件です
文部科学省の令和7年度学校基本調査(確定値)では、高校卒業者の61.4%が大学・短大へ進み、13.8%が就職しています。どちらに進んでも、暮らしはその後も変わっていきます。進学した人は数年後に社会に出ますし、働き始めた人も、転勤や引っ越しで住まいが変わることがあります。長く使える品かどうかは、次の3つで見分けます。
1
好みが変わっても使える
18歳のころに好きだった色や柄を、25歳でも好きとは限りません。黒、紺、茶などの落ち着いた色と、飾りの少ない形を選びます。
無地黒・紺・茶定番の形
2
進路が変わっても使える
学部や職種に合わせた専門の道具は、進路が変わると出番がなくなります。学生でも社会人でも使う品を選びます。
腕時計財布筆記具印鑑
3
手入れや修理をしながら使える
腕時計は電池を、ボールペンは芯を替えれば、同じ品を使い続けられます。革の財布も、ときどき磨けば長く持ちます。
電池交換替え芯革の手入れ
高校を卒業すると、持ち物を大人向けに替えていきます
高校生のあいだは、制服と学校指定の鞄があり、身の回りの品を自分で選ぶ機会は多くありません。卒業すると、持ち物を1つずつ自分で揃えることになります。このとき、本人がつい後回しにしてしまう品が、お祝いに向いています。
スマートフォンで時間を見るので、持っていない人もいます
試験や面接、仕事中など、スマートフォンを出せない場面で使います
10,000〜30,000円ナイロンや布の、二つ折りの財布
革の財布に替えると、手入れをしながら5〜10年使えます
10,000〜30,000円シャープペンシルと消しゴム
申込書や契約書には、消えないボールペンで書きます
3,000〜20,000円学校指定の鞄や、部活動のリュック
通学と通勤では形が違うので、進路が決まってから選びます
10,000〜30,000円自分用はなく、家にある既製品の認印を借りて使う
口座、アルバイト、部屋の契約で、自分の名前の印鑑を使います
11,500〜30,200円腕時計・財布・印鑑など定番の品は、何歳ごろまで使えるか
「長く使える」といっても、何年使えるかは品によって違います。18歳で贈った品が、その後どう使われていくかを並べました。
身につける品
腕時計
- 18歳入学式や入社式、試験の日に
- 22歳ごろ就職活動の面接や、仕事の場で
- 30歳ごろ電池やベルトを替えて使い続けます
身につける品
革の財布
- 18歳アルバイト代や仕送りの管理に
- 22歳ごろ革の色が深くなってくるころです
- 30歳ごろ角がすれてきたら買い替えます
書く道具
金属軸のボールペン
- 18歳入学や入社の書類に
- 22歳ごろ履歴書や契約書のサインに
- 30歳ごろ芯を替えれば、そのまま使えます
学ぶ道具
パソコン・タブレット
- 18歳授業のレポートや調べものに
- 22歳ごろ性能が足りなくなり、買い替えの時期です
着る品
スーツ
- 18歳入学式や入社式に
- 20歳成人式に
- 22歳ごろ体型が変わり、就職活動で買い直すこともあります
手続きの道具
名前を彫った印鑑
- 18歳口座の届出、アルバイトや入社の書類に
- 22歳ごろ就職先の書類や、部屋の契約に
- 30歳ごろ車や住まいの契約で、実印の出番が来ます
パソコンやスーツは4月からの暮らしに欠かせませんが、数年で買い替える時期が来ます。入学や入社の準備として、ご両親が用意することも多い品です。長く残るお祝いにしたい方は、腕時計、筆記具、印鑑から選ぶと、30歳を過ぎても使ってもらえます。
自宅から進学、一人暮らし、就職で向く品が変わります
4月からの生活は、自宅から通うのか、家を出るのか、働き始めるのかで大きく変わります。それぞれの場合に役立つ品を挙げます。
毎日の通学で使う品が向きます
卒業式の前後に渡す生活の場は変わらないので、家具や家電は要りません。通学で身につける腕時計や財布、学校と口座の手続きで使う印鑑が役に立ちます。
向く品腕時計、財布、銀行印・認印の2本セット
小さくて、手続きに使える品を選びます
引っ越しの前に渡す部屋の契約、口座の開設、荷物の受け取りと、自分の名前で手続きをする場面が増えます。大きな品は、引っ越しのときにかさばります。
向く品実印・銀行印・認印の3本セット、ボールペン
職場でも休日でも使える品を選びます
入社の前に渡す入社の書類や、給与を受け取る口座の届出で、すぐに印鑑を使います。腕時計や筆記具は、職場の決まりを聞いてから選ぶと安心です。
向く品3本セット、腕時計、名前入りのボールペン
一人暮らしの準備で要る印鑑は一人暮らしを始める子どもに持たせる印鑑にまとめています。入社の手続きで使う本数は、新社会人に必要な印鑑は?をご覧ください。
印鑑は、18歳から年齢とともに出番が増えていきます
法務省によると、成年年齢は2022年4月から18歳になりました。18歳になれば、携帯電話や部屋の契約を、親御さんの同意がなくても自分の名前で結べます。京都市の案内では、印鑑登録ができるのは15歳以上の方です。高校を卒業する年齢なら、実印を持つこともできます。
認印と銀行印毎日の手続きに
学校や職場に出す書類、口座の届出、荷物の受け取りで使います。
- 銀行印は、給与や奨学金を受け取る本人名義の口座に届け出ます
- 認印は、アルバイト先や入社の書類に押します
銀行印口座が増える時期に
就職が決まると、給与の振込先として口座を新しく作ることがあります。
- 届出印には、認印とは別の印鑑を使います
- 全国銀行協会は、通帳と印鑑を別々に保管するよう呼びかけています
実印大きな契約に
普通自動車を登録するときや、住まいを買うときに、実印と印鑑証明書が要ります。
- 実印は、役所で印鑑登録をしてから使います
- 京都市の案内では、登録できる印鑑は1人1個です
腕時計や財布は、好みに合わなければ使われなくなります。印鑑は、好みに関係なく、手続きのたびに取り出す道具です。3本を一度に揃えておけば、実印が要るときに慌てて作らずに済みます。種類と名前の決め方は、高校卒業祝いに印鑑を贈るでくわしく説明しています。
高校卒業祝いに印鑑を贈るときの本数と価格
薩摩本柘は木の印材で、軽く、価格も抑えられます。黒水牛は深い黒色で、人気の高い印材です。白水牛(柄)は明るい色で、1本ずつ模様が違います。3本セットは、同じ3本を1本ずつ買うより、薩摩本柘で1,200円、黒水牛で1,300円安くなります。桐箱か化粧箱に入れてお届けするので、箱のまま渡せます。
贈る前に確かめること
注文の前に確かめること
- 本人がすでに持っている品を聞く 小さいころに作った銀行印を持っている人もいます。その場合は、実印・認印の2本セットで残りを揃えられます。ご親戚から贈るときは、先に親御さんに尋ねておくと確実です。
- 名前の字を確かめる 「高」と「髙」のように、ふだん書く字と住民票の字が違うことがあります。実印は住民票に載っている氏名で登録するので、その字で注文すると安心です。
- 成人祝いと分けるか、まとめるかを決める 成人のお祝いを18歳でするなら、高校卒業と時期が重なります。まとめて贈るなら、記念に残る品を1つ選びます。
- 卒業式の2週間前までに注文する 高校の卒業式は3月上旬に行う学校が多いため、名前を彫る品は2月中旬までに注文しておくと安心です。
成人祝いとまとめるときの予算やのしは、卒業祝いと成人祝いが重なるときは?で説明しています。
よくある質問
腕時計や財布を贈るなら、どのくらいの価格が合いますか
10,000〜30,000円が目安です。学生のうちは、高価な品を持ち歩くと気を使います。傷を気にせず毎日使える価格の品を選んでください。
本人に、欲しいものを聞いてもよいですか
構いません。「何が欲しい?」より、「時計は持っている?」「何色が好き?」と具体的に尋ねると、本人も答えやすくなります。
高校を卒業したばかりで、印鑑はまだ早くありませんか
早すぎることはありません。18歳は、自分の名前で口座を作り、契約を結べる年齢です。4月からアルバイトや入社の書類で使うので、卒業のときに揃えておくと、すぐに役立ちます。
進学先がまだ決まっていません。何を選べばよいですか
進路に関係なく使える品にします。ボールペンや印鑑は、進学でも就職でも出番があります。鞄やパソコンは、進路が決まるまで待つほうが無難です。
現金と品のどちらがよいですか
進学や引っ越しで出費が重なる時期なので、現金があると助かります。記念に残したい方は、予算の一部を品に回す方法もあります。分け方はお祝いに現金と印鑑を一緒に贈るで説明しています。
祖父母から贈る場合、親が用意する品と重なりませんか
先に親御さんに聞いておけば、重なるのを避けられます。パソコンやスーツはご両親、記念に残る品はお祖父様・お祖母様と、役割を分けておく方法もあります。
まとめ|暮らし方、3つの条件、持っている品の順に確かめます
まず、本人が4月から自宅で暮らすのか、家を出るのか、働き始めるのかを確かめます。次に、好み・進路・手入れの3つの条件で候補を絞ります。
品が決まったら、本人がすでに持っていないかを聞きます。名前を入れる品は、字を確かめてから注文してください。高校の卒業式に渡すなら、2月中旬までの注文が目安です。
高校卒業祝いの印鑑を、お名前に合わせて職人がお作りします
京都の職人が、本人のお名前の字に合わせて印面を設計し、1本ずつ彫刻します。2本・3本セットは、桐箱か化粧箱に入れてお届けします。ご注文から3〜7営業日で発送、全国送料無料、5年保証です。
高校の卒業式は3月上旬が多いので、2月中旬までのご注文が目安です。名前の字のご相談はお問い合わせからどうぞ。