CHAPTER 05 印材・素材
タイガーアイの印鑑|石の意味・光の帯と縞の個体差・丈夫さ・価格
タイガーアイ(虎目石)の印鑑について、光の帯が動いて見える理由、縞と色の個体差、青や赤の石との違い、傷と欠けへの強さをまとめました。価格は1本34,500円からです。実印・銀行印・認印のどれに向くかと、石の意味もご紹介します。
公開日: 2026年10月5日 更新日: 2026年10月7日
金茶色の縞が光るタイガーアイは、数珠やブレスレットでよく見かける石です。この石で印鑑を作ろうと調べはじめると、分からないことがいくつか出てきます。あの光り方は印鑑でも見えるのか。青や赤のタイガーアイは別の石なのか。石の印鑑は欠けやすくないのか。この記事では、石の成り立ちから価格までを順にご説明します。例にするのは、当店が運営するパワーストーン印鑑の専門サイト「Stone Seals」のタイガーアイです。
タイガーアイは、細い繊維の束が石英に置き換わってできた、金茶色の石です。繊維の並びが光を1本の帯にして返すので、印鑑を傾けると帯が動いて見えます。硬さは水晶と同じで、Stone Sealsの5段階では硬度4、耐久度4です。価格は1本34,500円から、3本セットは104,900円からです。商品ページのある10種類の中では、ラピスラズリと並んで高い価格帯になります。縞の幅と色の濃さは1本ずつ違います。
タイガーアイとは|繊維の束が石英に置き換わった石
タイガーアイは、和名を虎目石(とらめいし)といいます。日本大百科全書によると、もとは角閃石(かくせんせき)という鉱物の、針のように細い結晶が束になったものです。長い時間をかけて、その束が形を残したまま石英に置き換わりました。含まれていた鉄が酸化して、全体が黄褐色になっています。
- 石の種類
- 繊維の束が石英に置き換わった石Stone Sealsでは「タイガーアイ(虎目石)」の名前で扱っています
- 名前の由来
- 磨くと、虎の目のように光るためです虎眼石(こがんせき)とも書きます
- 色
- 黄褐色から茶褐色青や灰色が残る石もあります
- 硬さと重さ
- モース硬度7、比重2.65改訂新版 世界大百科事典の数値です。Stone Sealsの5段階では硬度4、耐久度4、人気度5です
- 産地
- 南アフリカ、オーストラリアなど主な産地は南アフリカです
- 価格
- 1本34,500円〜、3本セット104,900円〜税込。朱肉入りのケース、鑑定書、保証書が付き、5年保証です
改訂新版 世界大百科事典には、カフスボタンなど、おもに男性用の装身具に使われてきたと書かれています。もちろん、女性が持ってもおかしくない石です。
光の帯が動いて見えるのは、繊維が同じ向きに並んでいるから
タイガーアイのいちばんの特徴は、表面を横切る光の帯です。石の中では、細い繊維が同じ向きにそろって並んでいます。そこに光が当たると、繊維と直角の向きに、1本の明るい帯になって反射します。宝石のキャッツアイ(猫目石)と同じ仕組みです。
印鑑は円柱なので、指で回したり傾けたりすると、帯が側面を上下に動きます。ブレスレットの小さな玉より面が広いぶん、帯の動きがよく見えます。
縞の幅や帯の出方は、押した印影には影響しません。図は見え方の違いを示した見本で、実際の石の写真ではありません。
縞の幅と色の濃さは、1本ずつ違います
最新 地学事典によると、タイガーアイの黄褐色は、石に含まれる鉄が酸化してできた色です。酸化していない部分には、もとの鉱物の青色が残ります。黄色と茶色の割合も石ごとに違うため、色には明るい黄金色から暗い茶色まで幅があります。
タイガーアイの色の幅
- 明るい黄金色金色の縞が多く、華やかに見えます
- 金茶色金色と茶色が半々に混じります
- 暗い茶色茶色が多く、渋い色合いです
色の濃さや縞の幅は、注文画面では指定できません。希望があれば、注文の前にお問い合わせください。
3本セットにすると、縞の出方は3本とも違います。同じタイガーアイでそろえても、柄まではそろいません。天然の石ならではの違いで、3本を見分ける手がかりにもなります。
青や赤のタイガーアイとの違い|鷹目石と赤虎目石
お店によっては、ブルータイガーアイやレッドタイガーアイという名前の石も並んでいます。別の石ではなく、同じ虎目石の仲間です。違いは、鉄がどこまで酸化したかと、熱を加えたかどうかにあります。
このほか、酸で色を抜いた石や、そこに色を染めた石も作られています。米国宝石学会(GIA)によると、タイガーアイは色を明るくするために漂白されることもあります。色を整える加工は、宝石の世界では珍しいことではありません。天然のままの色かどうかを知りたい方は、注文の前にお問い合わせください。
印材としてのタイガーアイ|傷と欠けへの強さ
石の印鑑で気になるのは、傷と欠けです。タイガーアイは石英に置き換わった石なので、硬さは水晶やメノウと変わりません。Stone Sealsでは、石ごとに硬度と耐久度を5段階で示しています。タイガーアイは硬度4、耐久度4です。
石は、木や角のようにしなって力を逃がすことができません。持ち歩くときは必ずケースに入れ、鍵や小銭とぶつからないようにしてください。落としたときの確かめ方は、パワーストーン印鑑は割れやすい?でご説明しています。
タイガーアイの印鑑は実印・銀行印・認印のどれに向くか
タイガーアイは、3種類のどの印鑑にもお作りできます。太い印鑑ほど側面が広くなるので、光の帯を楽しむなら、いちばん太い実印が向いています。
契約の席に持って行く1本
- 直径 13.5〜18mmStone Sealsでは、女性には13.5mmか15mm、男性には16.5mmか18mmをおすすめしています
- 彫る名前はフルネームが一般的姓が変わる可能性のある方は、名だけで彫ることもできます
- 登録の条件京都市では、印影が8mmの正方形より大きく、25mmの正方形に収まることが条件です。条件は市区町村ごとに違います
向く理由太いぶん側面が広く、光の帯を大きく楽しめます。ふだんはしまっておく印鑑なので、欠けの心配も小さくなります
お金の出し入れに使う印鑑
- 直径 12〜16.5mm実印よりひと回り小さくして、見分けがつくようにします
- 彫る名前は姓か名結婚で姓が変わる可能性のある方は、名で彫ると作り直さずに済みます
- 持ち出すときはケースのまま窓口へ持って行くときは、ケースごと、かばんの内ポケットにしまいます
向く理由Stone Sealsでは、金色のタイガーアイを金運にまつわる石としてご紹介しています。金運への願いを込めて、銀行印にするという選び方もあります
3本とも金茶色でそろえる
- 5通りの直径の組み合わせ実印13.5mm・銀行印12mm・認印10.5mmの組から、実印18mmの組まであります
- 単品の合計より10%安いセットには、ケースを3つ収める収納ボックスが無料で付きます
- 認印は鑑定なしでも作れますふつうの篆書体で彫ってほしいという希望にも応じています
向く理由縞の出方が1本ずつ違うので、同じ石でそろえても3本を見分けられます。直径とケースの色も手がかりになります
ほかの石とも比べたい方は、金運を願う天然石の印鑑|石の意味と銀行印にするときの選び方もご覧ください。
タイガーアイの印鑑の価格
Stone Sealsでは、実印・銀行印・認印の区別なく、直径で価格が決まります。タイガーアイは10.5mmから18mmまで6つの直径があり、いちばん細い10.5mmは34,500円です。3本セットは単品の合計より10%、実印と銀行印の2本セットは5%安くなります。
タイガーアイの価格(税込、記事作成時点)
13.5mmの単品で、ほかの石と比べてみます。水晶22,500円、ローズクォーツ28,500円、アベンチュリン33,500円です。ラピスラズリは44,500円、タイガーアイは45,500円で、10種類の中でいちばん高くなります。石ごとの価格差の理由は、パワーストーン印鑑の値段はいくら?石ごとの価格と品質の見方でご説明しています。
定番の印材と比べると、当店の薩摩本柘の3本セットは21,700円から、黒水牛は24,300円からです。タイガーアイの3本セットの価格には、お名前の鑑定と、その印鑑だけの鑑定書が含まれています。同じように鑑定をもとに作る開運印鑑なら、薩摩本柘の3本セットが40,900円からです。
タイガーアイの意味|言い伝えとの付き合い方
Stone Sealsでは、タイガーアイを成功運にかかわる石としてご紹介しています。虎の目のように先を見通す力にちなんだ言い伝えで、新しいことに挑戦する方におすすめしています。金色のタイガーアイは、金運、とくに住まいや不動産にまつわる運とも結びつけて語られます。
ただ、石を持つことで仕事や金運が変わることは、科学的に確かめられていません。当店では、言い伝えを「効く、効かない」で語ることはしません。独立や昇進の節目に、気持ちを新たにするきっかけとして選んでいただければと考えています。言い伝えと石そのものの性質をどう分けて考えるかは、パワーストーン印鑑に効果はある?言い伝えと科学的根拠の分け方をご覧ください。
よくある質問
光の帯がはっきり出る石を指定できますか
注文画面で指定する欄はありません。帯の出方や縞の幅は、1本ずつ違います。希望がある方は、注文の前にお問い合わせでお伝えください。
青や赤のタイガーアイでも作れますか
Stone Sealsで商品ページがあるのは、金茶色のタイガーアイです。青い鷹目石や赤虎目石をご希望の方は、ご用意できるかどうかをお問い合わせください。
タイガーアイを実印として登録できますか
Stone Sealsのタイガーアイは直径10.5〜18mmで、京都市の大きさの条件に収まります。石なので、ゴム印のように変形することもありません。条件は市区町村ごとに違うので、お住まいの役所で確かめてください。登録までの流れは、パワーストーン印鑑は実印にできる?印鑑登録の条件と確かめ方をご覧ください。
女性が持つには、地味すぎませんか
石の色に、男性向け、女性向けという決まりはありません。明るい黄金色の石は華やかに見えます。印鑑ケースの色で、印象を変えることもできます。Stone Sealsのケースは10種類あまりあります。
使っているうちに、色や光り方は変わりますか
光の帯は、石の中の繊維の並びから生まれます。使っているうちに消えるものではありません。側面に朱肉や手の脂が付くと、つやが鈍く見えることがあります。そのときは、やわらかい布で拭いてください。
まとめ|タイガーアイの印鑑を決める順番
はじめに、色の好みを考えます。明るい黄金色か渋い茶色か、希望があれば注文の前にお問い合わせで伝えます。次に、どの印鑑にするかを決めます。光の帯を楽しむなら、太い実印が1本目の候補です。続いて直径を選びます。13.5mmと15mmの価格差は3,000円です。迷ったときは、側面が広く光の帯が見やすい15mmにする手もあります。最後に本数を決めます。実印15mm・銀行印13.5mm・認印12mmの3本セットは117,500円です。
タイガーアイに、お名前を鑑定して彫刻します
金茶色の縞が光る石に、お名前を鑑定した結果をもとに京都の職人が印影を設計して彫刻します。朱肉付きの印鑑ケース、捺印マット、鑑定書、保証書付き。注文から7〜10日前後で発送、5年保証です。
タイガーアイの印鑑を見る1本 34,500円〜、3本セット 104,900円〜 →定番の印材で、お名前の鑑定をもとに作るなら、当店の開運印鑑3本セット(薩摩本柘40,900円〜)があります。色や縞のご相談はお問い合わせからどうぞ。