CHAPTER 05 印材・素材
金運を願う天然石の印鑑|石の意味と銀行印にするときの選び方
金運と結びつけて語られる天然石から、タイガーアイ(虎目石)、黄メノウ、アベンチュリン、水晶の意味と成り立ちを紹介します。天然石の印鑑を銀行印にしてよいか、硬い石でも欠ける理由、欠けを防ぐ選び方としまい方もまとめました。
公開日: 2026年10月1日
金運を願って、銀行印を天然石で作りたい。通帳と一緒に使う印鑑だから、お金にまつわる石を選びたい。そう考える一方で、石の印鑑を銀行に届け出てよいのか、落として割れないかも気になるところです。この記事では、金運と結びつけて語られる4つの石の意味と、天然石を銀行印にするときに確かめておきたいことをまとめました。
当店が扱う天然石のうち、金運と結びつけて語られるのは、タイガーアイ、黄メノウ、アベンチュリン、水晶の4つです。全国銀行協会が届出印に使えない例として挙げる印鑑に、天然石は入っていません。4つとも石英の仲間で傷はつきにくいものの、落としたときの衝撃では欠けることがあります。銀行印は、届け出た印影と照らし合わせて使う印鑑です。石の意味と同じくらい、落とさない扱い方と、しまう場所にも気を配ってください。
金運と結びつけて語られる4つの石と、その意味
天然石にはそれぞれ、色や模様にちなんだ言い伝えがあります。お金にまつわるものは、金色や黄色、緑の石によく見られます。当店が運営するパワーストーン印鑑の専門サイト「Stone Seals」で扱っている石から、4つをご紹介します。
タイガーアイ虎目石
- 成り立ち
- 繊維のような鉱物が、その形のまま石英に置き換わってできた石です。光を当てると、金色の縞がゆらいで見えます
- 言い伝え
- 金色の輝きから金運の石とされ、とくに住まいや不動産にまつわる運気と結びつけて語られます。判断力を高める石ともいわれます
黄メノウイエローアゲート
- 成り立ち
- 石英のごく細かい粒が集まった塊を玉髄といい、そのうち縞模様のあるものがメノウです
- 言い伝え
- やわらかな黄色から、財を蓄える運気と結びつけられます。新しい発見や仕事の広がりを願うときの石ともいわれます
アベンチュリン印度翡翠
- 成り立ち
- 石英が主な成分の緑色の石で、細かなきらめきが入ります。色合いがヒスイに似ていることから、「印度翡翠」とも呼ばれます
- 言い伝え
- 森を思わせる緑から、健康と財産を守る石とされ、新しい門出にも向くといわれます
水晶クリスタル
- 成り立ち
- 石英が、透き通った結晶の形に育ったものです。天然石の中でも広く知られています
- 言い伝え
- 調和をもたらす石とされ、仕事の成功や、財を築くことを願う方に選ばれています
各カードの下にある札は、Stone Sealsがそれぞれの石に結びつけている運気です。
言い伝えは、石の色や模様から生まれたものです。石を持つと金運が上がることが、科学的に確かめられているわけではありません。好きな色の石を選んで、印鑑を手に取るたびに願いを思い出す。天然石の印鑑は、そんな楽しみ方がいちばん自然だと当店は考えています。開運と名のつく品についての当店の考え方は、開運印鑑は効果がある?科学的根拠と縁起物としての考え方にまとめています。
天然石の印鑑は銀行印にできる?
銀行に届け出る印鑑を、届出印といいます。全国銀行協会は、届出印として使えないものに2つの種類を挙げています。キャラクターものなど、多くの人が同じ印影を持つものと、ゴム印のように変形しやすい素材のものです。天然石の印鑑は、そのどちらにも入っていません。ただ、取扱いは銀行によって違いますので、気になる方は口座のある金融機関に確かめてください。
銀行印でいちばん困るのは、印影(押した跡)の形が変わってしまうことです。窓口では、届け出た印影と照らし合わせて手続きを進めます。印面(文字を彫った面)の縁が欠けると照合がうまくいかず、届出印の変更が必要になることがあります。石の印鑑で気をつけたいのは、この「欠け」です。
「硬い」と「割れにくい」は、別の性質です
石の硬さを表すときは、モース硬度というものさしがよく使われます。10種類の鉱物を基準に、ひっかき傷のつきにくさを1から10の段階で比べる方法です。
モース硬度|傷のつきにくさを比べる10段階
- 1滑石
- 2石膏
- 3方解石
- 4蛍石
- 5燐灰石
- 6長石
- 7石英石英の仲間|タイガーアイ、メノウ、水晶、アベンチュリン
- 8トパーズ
- 9コランダム
- 10ダイヤモンド
数の大きい鉱物は、それより数の小さいものでひっかいても傷がつきません。数字は硬さの順番を表すもので、差の大きさまでは表していません。
金運の石として挙げた4つは、どれも7の石英の仲間です。ケースの中でこすれたり、朱肉を拭いたりしても、印面に傷はつきにくいといえます。ただし、割れにくさは、傷のつきにくさとは別の性質です。
石英の仲間は、傷がつきにくい
ひっかいたときに傷がつくかどうかの性質で、モース硬度で表します。7の石英は、身の回りの品とこすれても傷みにくい硬さです。
印鑑では長く使っても、印面がすり減ったり、細かな傷で印影がかすれたりしにくい
硬い石でも、衝撃では欠けることがある
強い力がかかったときに、割れたり欠けたりしにくいかどうかの性質で、じん性とも呼びます。鉱物の中には、決まった向きに割れやすいものもあります。
印鑑ではタイルや石の床に落とすと、印面の縁や角が欠けることがある
いちばん硬いダイヤモンドも、割れにくさではヒスイに及びません。糸魚川市フォッサマグナミュージアムの講座テキストによると、傷のつきにくさはダイヤモンドがヒスイを大きく上回ります。それでも、割れにくさはヒスイのほうが上です。硬い石だからといって、落としても欠けないとは限りません。
木や牛の角の印鑑は石よりやわらかく、長く使ううちに印面が少しずつすり減っていきます。石の印鑑はすり減りにくい代わりに、落としたときの欠けに注意が要ります。どの印材にも、それぞれ気をつけるところがあります。
天然石で銀行印を作るときの選び方
石の種類が決まったら、銀行印として使いやすい1本にするために、次の5つを確かめます。
天然石の銀行印で確かめる5つのこと
- 実印とは別の印鑑にする 1本で兼ねると、なくしたときに印鑑登録と口座の届出印を両方とも手続きし直すことになります。
- 大きさは、実印よりひと回り小さくする 銀行印は13.5mmか15mmがよく選ばれます。実印と並べたときに、ひと目で区別できる差をつけておきます。
- 模様は1本ずつ違うと知っておく 天然石は、同じ種類でも色の濃さや縞の出方が違います。写真と同じ模様の石が届くとは限りません。
- 書体は、読みにくいものを選ぶ 銀行印には、篆書体や吉相体のように、ひと目では読みにくく、まねされにくい書体がよく選ばれます。
- ケースは、しっかり閉まるものにする かばんの中でふたが開いていると、取り出すときに印鑑を床に落としかねません。ふたの留め具が固いものを選びます。
銀行印の直径の選び方は、銀行印のサイズはどう選ぶ?直径と文字数を比較でくわしくご説明しています。
使うときと、しまうときに気をつけること
銀行印は、口座を開くときと、窓口での手続きのときに使います。押す回数は多くありませんが、そのぶん、しまっておく時間が長い印鑑です。
石のほかに、金運を願う方法
天然石の見た目に強いこだわりがなければ、印材は定番のものにして、印影に願いを込める方法もあります。当店の開運銀行印は、お名前の画数を鑑定し、伸ばしたい運気を選んで印影を設計します。選べる8つの運気のうち、お金にかかわるのは、健康と財産を表す「蓄財運」です。
印材は、薩摩本柘や黒水牛など、昔から印鑑に使われてきた素材から選びます。木や角は、落としたときの欠けを石ほど気にしなくて済みます。蓄財運の考え方と、開運銀行印に彫る名前の選び方は、開運銀行印とは?蓄財運の考え方と名前・サイズ・価格でご説明しています。
よくある質問
金運の石は、黄色や金色でないといけませんか
そんなことはありません。緑のアベンチュリンや無色の水晶も、財を築く願いと結びつけて語られています。言い伝えに決まった色はありませんので、長く持っていても飽きない、好きな色を選んでください。
天然石の印鑑で、実印も作れますか
京都市では、ゴム印のように変形しやすいものは登録できませんが、石の印鑑はその中に挙げられていません。登録の条件は市区町村ごとに違いますので、お住まいの役所で確かめてください。実印と銀行印を同じ石で作るなら、大きさを変えて見分けられるようにしておきます。
石の銀行印が欠けてしまいました
欠けたまま使い続けず、新しい印鑑で届出印を替えることをおすすめします。窓口には、今の届出印、新しい印鑑、通帳、本人確認書類を持っていきます。手続きは銀行によって違いますので、事前に確かめてください。
石の意味は気にせず、好きな石で作ってもいいですか
もちろんです。銀行印として大事なのは、欠けないように扱えることと、実印と見分けられることです。石の意味は、選ぶときの楽しみの1つです。
天然石の印鑑も、名前を鑑定して作れますか
Stone Sealsでは、お名前を鑑定した結果をもとに印影を設計し、鑑定書を添えてお届けしています。石の言い伝えに加えて、伸ばしたい運気を選ぶこともできます。
まとめ|好きな石を選び、欠けないように扱う
まず、タイガーアイ、黄メノウ、アベンチュリン、水晶の中から、言い伝えと色合いで好きな石を決めます。次に、実印とは別の1本として、直径はひと回り小さく、書体は篆書体や吉相体のような読みにくいものを選びます。届いたら、しっかり閉まるケースに入れ、通帳とは別の場所にしまいます。もし欠けてしまったら、早めに新しい印鑑で届出印を替えてください。
実印・銀行印・認印を同じ鑑定でそろえる開運3本セットは40,900円〜です。石の選び方のご相談はお問い合わせからどうぞ。