CHAPTER 16 印鑑の贈り物・マナー
印鑑を贈る前に印影を確認するには?本人の印影を扱うときの注意
贈る印鑑の印影を、渡す前に確かめたい方へ。注文のときに「印影のご確認」を選ぶと、彫る前のデザインがご注文の2〜3日後にメールで届きます。デザインで見る3か所、本人との確認の分け方、内緒で贈るときの確かめ方、画像や試し押しの紙の扱い方を説明します。
公開日: 2026年9月30日
印鑑を贈るなら、どんな印影になるのかを渡す前に見ておきたい。名前の字が合っているかも確かめたい。そう考える方は多いでしょう。ただ、その印鑑は、相手の実印や銀行印として使われることもあります。贈る側は印影をどこまで見てよいのか、画像や押した紙はどう扱えばよいのか。この記事では、確かめる方法と扱うときの注意を順にお話しします。
注文のときに「印影のご確認」で「確認する」を選ぶと、彫る前のデザインがご注文者のメールに届きます。贈る側は、名前の字と並び、向きを見ます。画像は本人とだけやりとりし、見終わったら消してください。
「印影のご確認」を選ぶと、彫る前のデザインが届きます
当店の商品ページには、「その他」の欄に「印影のご確認」という項目があります。「確認する」を選ぶと、職人が名前の字を配置したデザインを、ご注文から2〜3日後にメールでお送りします。気になるところがあれば、メールの返信かお電話でお伝えください。直してから彫刻に入ります。
確認にかかる日数のぶん、発送は通常の3〜7営業日より遅くなることがあります。渡す日が決まっているなら、早めのご注文をおすすめします。デザインでは、次の3か所を見てください。
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- 名前の字1字ずつ、本人の住民票やマイナンバーカードの表記と見比べます。「髙(はしご高)」と「高」、「﨑(たつさき)」と「崎」のような細かな違いにも気をつけますいちばん大切
- 字の並びと向きフルネームなら、右の列に姓、左の列に名前が入るのが基本です。姓だけ、名前だけのときは、縦書きか横書きかを確かめます配置の確認
- 書体の雰囲気と外枠線の太さや、字が外枠にどう接しているかを見ます。実印や銀行印に多い吉相体は、字が枠に接するように配置します好みの確認
デザインは、画面上の画像です。彫刻と仕上げで線の縁を整えるので、紙に押した印影とは細かな部分が少し異なります。字の形と配置を確かめるためのもの、と考えてください。
贈る側が見ること、本人に見てもらうこと
確認用のデザインは、ご注文者のメールアドレスに届きます。相手の住所へ直送する注文でも、最初に目を通すのは贈る方です。そのうえで、本人にも見せるかどうかを決めます。
- 贈る側がすること
- 本人がすること
- 贈る側注文で「確認する」を選ぶ名前は、本人の書類で表記を確かめてから入力します
- 贈る側届いたデザインで、字と並びを見る入力した名前と1字ずつ照らし合わせます
- 本人名前の字に誤りがないかを確かめる戸籍に載っている字の形は、本人がいちばんよく知っています
- 本人書体や向きの好みを伝える「もう少し読みやすく」「横書きがいい」といった希望を、贈る側に知らせます
- 贈る側直したい点を当店に伝える確認メールに返信するか、電話で連絡します
- 2人で届いたら、一緒に試し押しをする押した紙は本人が持ち帰ります
内緒で贈りたいときは、本人に見せる手順を省き、ご自身だけで確かめます。その場合でも、名前の字だけは注文の前に確実に調べておいてください。ご家族に住民票の字を聞く、年賀状ではなく公的な書類で確かめる、といった方法は印鑑はサプライズで贈れる?で紹介しています。旧字や異体字の見分け方は印鑑のプレゼントで名前の漢字を間違えないにまとめました。
印影は、本人の大切な情報として扱います
確認用のデザインは、完成後に相手の実印や銀行印の印影となる図柄です。実印は市区町村に登録し、印鑑登録証明書とあわせて本人であることを証明するものです。京都市の印鑑事務取扱要領は、登録原票など、登録に関する書類を公開しないと定めています。理由は、印鑑や証明書の偽造、盗用を防ぐためです。全国銀行協会も、届出印は通帳や印影が分かる書類とは別に保管するようすすめています。
贈る側の手元に残る画像や試し押しの紙も、同じ考え方で扱います。扱い方と避けたいことは、次のとおりです。
- 画像は本人とだけやりとりする見せるときは、相手あてのメールや1対1のメッセージで送ります。確認が済んだら、送った側も受け取った側も画像を消します
- 印刷した紙は、細かく裁断する印刷したデザインは、用が済んだらシュレッダーにかけます
- 試し押しの紙は、本人に渡す記念に残すかどうかは受け取った方に任せ、いらなければ細かく破って処分してもらいます
- 家族のグループトークやSNSに載せる「こんな印鑑を作ったよ」と投稿すると、本人の知らないところで印影が広まります
- 印面を写真に撮って送る印面は字が左右反対に彫られた面で、写真を反転すれば印影と同じ形になります。見せるときは、実物を手渡しします
- 試し押しの紙を置いたままにする机の上やごみ箱に、そのままの形で残さないようにします
とくに気をつけたいのは実印と銀行印です。認印は登録も届け出もしない印鑑ですが、書類に押して使う点は同じなので、印影を広める理由はありません。どの種類でも、確認が済んだ画像は消しておきます。
印鑑が届いたら、試し押しは本人と一緒に
贈る前に1度だけ押して、名前の字を確かめておくと安心です。朱肉を薄く付け、白い紙にまっすぐ当てます。その紙は、印鑑に添えて渡します。
渡す場では、相手と一緒に押してみるのもおすすめです。受け取った方にとっては、自分の印影を初めて目にする場面になります。押した紙は、そのまま持ち帰ってもらいます。
開運印鑑は、制作の途中で字の配置を調整していくため、原則として彫る前の印影の確認を承っていません。贈るときは注文の前に名前の字を念入りに確かめ、届いたら試し押しの印影と注文した名前を見比べてください。
よくある質問
確認のメールを、贈る相手のアドレスに直接送ってもらえますか
確認用のデザインは、ご注文者のメールアドレスにお送りしています。贈る相手にも見てもらいたいときは、ご注文者から転送してください。見終わったら画像を消してもらうよう、ひと言添えておくと安心です。
注文のときに選び忘れました。あとから確認を頼めますか
彫刻に入る前でしたら、お電話でご相談ください。日がたつほど作業が進んでいる可能性が高くなるので、気づいたらすぐにご連絡ください。
本人が確認の画像を保存しておくのはかまいませんか
保存するかどうかは、受け取った方ご自身が決めることです。ただ、完成した印鑑があればいつでも押して確かめられるので、画像を残しておく理由はあまりありません。人に見せる予定がなければ、消しておくほうが安心です。
デザインを見て、書体を別のものに変えてもらえますか
彫る前でしたら、ご相談ください。書体が違えば字の配置も変わるため、新しいデザインをあらためてお送りしてから彫刻に入ります。そのぶん、発送はさらに遅くなることがあります。
まとめ|贈る印鑑の印影を確かめる手順
まず、内緒で贈るのか、本人にもデザインを見てもらうのかを決めます。名前の字は、デザインを見せるなら本人に、内緒ならご家族に聞き、住民票などの書類の字で確かめます。次に、渡す日から逆算して注文日を考えます。「確認する」を選ぶと発送が遅くなることがあるため、日にちに余裕をもたせてください。最後に、試し押しを渡す場で一緒にするか、先に1度押して紙を添えるかを選んでおきます。
名前の字を確かめてから、職人が彫る贈り物を
京都の職人が、お名前の字に合わせて1本ずつ配置を決めて彫刻します。注文のときに「印影のご確認」を選べば、彫る前のデザインをご注文者のメールにお送りします。セットは桐箱か化粧箱入りで、朱肉と押印マット、保証書を添えます。送料無料、5年保証。
実印・銀行印・認印の3本セットを見る(21,700円〜)