CHAPTER 15 人生の節目・記念
出生体重貯金のやり方|通帳に誕生の記録を残す口座・入金・銀行印
出生体重貯金は、赤ちゃんの出生体重と同じ金額(3,120gなら3,120円)をお子様名義の口座に入金し、通帳に誕生の記録を残す記念の貯金です。始める手順と、紙の通帳・端数の硬貨・印字される日付の注意点を、ゆうちょ銀行の例で説明します。誕生日などの節目に続ける方法と、口座に届け出るお子様の銀行印の作り方もまとめました。
公開日: 2026年9月28日
出生体重貯金は手軽に始められますが、実際に銀行へ行ってから戸惑う方もいます。「紙の通帳が出ない口座だった」「端数の硬貨に料金がかかった」「印字された日付が誕生日ではなかった」などです。どれも、前もって知っておけば慌てずに済みます。この記事では、始める手順と銀行で気をつけたいこと、誕生日などの節目に続ける方法を説明します。口座に届け出るお子様の銀行印の作り方も、当店に寄せられるご相談をもとにまとめました。
手順は、出生届を出してお子様名義の口座を作り、生まれたときの体重と同じ金額を入金して、記帳するだけです。気をつけることは3つあります。紙の通帳が出る口座を選ぶことと、1円単位の端数を窓口か振込で入れることです。もう1つは、通帳に印字される日付が誕生日ではなく、入金した日になることです。口座に届け出る銀行印をお子様の名前で作っておけば、いつか通帳と一緒に本人へ渡せます。
出生体重貯金は、生まれた重さを通帳に残す記念の貯金です
母子手帳に書かれた出生体重は、いずれ記憶から薄れていく数字です。その数字を金額にして口座に入れておくと、何年たっても通帳を開くだけで、生まれた日の重さが分かります。金額は数千円なので、気軽に始められます。お子様が大きくなってから、「これが生まれたときの重さだよ」と通帳を見せる楽しみもあります。
銀行が通帳に印字するのは、日付と「現金」「振込」といった摘要、金額、残高です。「出生体重」とは印字されないので、入金した行の横に鉛筆で書き添えておきましょう。あとで見返したとき、何の記録かがすぐに分かります。金額は体重のグラム数そのままが基本です。10倍にして31,200円にしたり、身長のミリ数も一緒に入れたりと、家ごとのルールで楽しむ方もいます。
出生体重貯金のやり方は、4つの手順です
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生まれてから14日以内
出生届を出す
戸籍法第49条で、出生届は14日以内に出すと決められています。届け出がすむとお子様が住民票に載り、口座開設に使う本人確認書類をそろえられるようになります。
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生後1か月ごろ
お子様名義の口座を作る
全国銀行協会の案内では、親が代理人として銀行へ行きます。持っていくのは、親子それぞれの本人確認書類と届出印です。必要な書類は銀行ごとに違うので、事前に確かめておくと窓口へ行くのが1回で済みます。
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口座ができたら
体重と同じ金額を入金する
口座を作ったその場で、続けて入金するのがいちばん手軽です。端数の硬貨の入れ方は、このあと説明します。
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入金した日
記帳して、余白にメモを残す
通帳に印字されたら、その行の横に「出生体重」と書き添えます。通帳と銀行印は、別々の場所にしまいます。
赤ちゃんの口座開設に持っていくものや、どの銀行を選ぶかは赤ちゃんの口座開設に印鑑は必要?で詳しく説明しています。
口座は、紙の通帳が出るものを選びます
出生体重貯金は、通帳に印字された数字を残すのが目的です。ところが最近は、紙の通帳を発行しない口座を用意している銀行もあります。たとえばゆうちょ銀行では、お子様の口座をスマートフォンのアプリでも開設できます。ただし、アプリで作れるのは通帳のない口座だけです。紙の通帳がほしい場合は、郵便局やゆうちょ銀行の窓口か、通帳繰越機能付きのATMで、通帳のある口座に切り替えます。開設から2か月以内の初回なら、切り替えの手数料はかかりません。2か月を過ぎると、所定の手数料がかかります。
銀行によっては、通帳のない口座を基本にしていたり、紙の通帳に手数料がかかったりします。窓口では「紙の通帳を発行したい」と伝え、条件を確かめてから開設すると、あとから切り替えずに済みます。
1円単位の端数は、窓口か振込で入れます
出生体重をそのまま金額にすると、3,248円のように1円単位の端数が出ます。千円札で入れられない248円は、硬貨で入れることになります。ところが、ATMで硬貨を入金すると料金がかかる銀行があります。ゆうちょ銀行を例に、入れ方ごとの違いを並べました。
3,248g→3,248円
- 千円札3枚
- 100円2枚
- 10円4枚
- 5円1枚
- 1円3枚
硬貨は合わせて10枚です
ゆうちょ銀行のATMで硬貨を入金すると料金がかかり、その分が残高から引かれます。出生体重の行のすぐ下に、料金の行が印字されることがあります。硬貨を扱えないATMもあり、扱えるATMでも入金できるのは平日7時から18時までです。
ゆうちょ銀行の窓口では、2024年4月から硬貨100枚までは料金がかかりません。端数が999円でも硬貨は15枚で足りるので、出生体重貯金なら無料の範囲に収まります。
ご自身の口座からお子様の口座へ、体重と同じ金額を振り込みます。摘要に振り込んだ人の名前が印字されるので、「誰が入れたか」も記録に残ります。振込の手数料は銀行や方法によって異なります。
硬貨の料金や扱いは銀行ごとに違います。ゆうちょ銀行以外で口座を作る場合は、ATMや窓口での入金に料金がかかるかを、その銀行で確かめてください。
印字される日付は、入金した日です
出生体重貯金で思い違いをしやすいのが、日付です。通帳に印字されるのは入金した日で、生まれた日ではありません。お子様の口座は出生届を出したあとでないと作れないため、生まれた日の日付で入金することはできません。そのかわり、入金する日は選べるので、家族のお祝いの日に合わせる方法があります。
入金する日の選び方
- 1口座を作ったその日に
いちばん手軽です。窓口で開設と入金を続けて済ませれば、通帳の最初の1行が出生体重になります。
- 2お宮参りやお食い初めの日に
お宮参りは生後1か月ごろ、お食い初めは100日ごろです。その日に入金すれば、通帳の日付がお祝いの日になります。窓口が平日しか開いていない銀行が多いので、お祝いが週末なら、前の金曜日や次の月曜日に行く方もいます。
- 31歳の誕生日に、出生体重と1歳の体重を続けて入れる
口座を作ってもすぐには入れず、1歳の誕生日まで待つ方法です。通帳に「生まれた日」と「1年後」の重さが2行並んで残ります。
手軽さを優先するなら口座を作った日、日付も記念に残したいならお祝いの日か1歳の誕生日を選びます。
続けるなら、誕生日などの節目ごとに、その日の体重を入れます
出生体重貯金を1回で終わらせず、節目ごとにその日の体重を入金していくと、通帳がお子様の成長の記録になります。体重1gを1円にするルールは、出生体重のときと同じです。
- 誕生3,120円出生体重3,120g。最初の1行
- 1か月4,480円1か月健診の日
- 100日6,300円お食い初めの日
- 1歳9,050円1歳の誕生日
- 3歳14,000円七五三のころ
- 6歳20,000円小学校に入学するとき
- 12歳40,000円小学校を卒業するとき
体重と金額は一例です。成長するほど金額が大きくなるので、1歳からは1kgを100円にするなど、ご家庭で無理のないルールを決めてください。
お子様名義の口座にお金を入れると、贈与税がかからないか心配される方もいます。国税庁の案内によると、贈与税には1年間で1,100,000円の基礎控除があります。記念に入れる数千円から数万円なら、税金がかかることはまずありません。お年玉やお祝い金もまとめて入れる口座にするなら、通帳と銀行印は親が預かり、お子様のためだけに使うようにします。
口座に届け出る銀行印は、お子様の名前で作っておきます
お子様の口座を作るときは、多くの銀行で届出印が要ります。ここで親の印鑑を届け出ると、通帳を本人に渡すときに、届出印を替える手続きが必要になります。はじめからお子様の名前で作っておけば、その手続きをせずに、通帳と一緒に渡せます。全国銀行協会の案内によると、キャラクターものの印鑑やゴム印は、口座の届け出に使えません。ゴム印は、銀行によって扱いが異なります。
- 彫る名前
- 下の名前だけ結婚などで名字が変わっても、そのまま使い続けられます
- 彫る向き
- 横書き縦書きが伝統的ですが、「お金が下に流れないように」と横書きを選ぶ方もいます
- 直径
- 12mm画数の多い名前や、3文字以上なら13.5mm
- 素材
- 黒水牛か薩摩本柘やさしい色合いがよければ白水牛
- ケース
- 牛革のケース付き黒と赤は無料です。ブルーやピンクなどは950円からの追加料金です
名前だけにするか名字も入れるかは赤ちゃんの印鑑は名前だけでいい?で、直径は赤ちゃんの銀行印サイズは?で、素材は赤ちゃんの銀行印におすすめの素材は?で比べています。すでに親の印鑑で口座を作ってしまった場合の替え方は子どもの銀行印は親と同じでいい?で説明しています。
よくある質問
出生体重貯金は、どの銀行でもできますか
お子様名義の口座を作れる銀行なら、どこでもできます。先に確かめておきたいのは、紙の通帳が出るか、硬貨の入金に料金がかかるか、窓口がいつ開いているかの3つです。
生まれた日の日付で入金できますか
生まれた当日の日付にはできません。口座は出生届を出したあとでないと作れず、通帳には入金した日が印字されるためです。誕生日の日付で残したいなら、1年待つ方法があります。1歳の誕生日に、出生体重と1歳の体重を続けて入金します。
ATMで入金したら、料金の行が印字されてしまいました
記録として困ることはありません。気になる場合は、その行の横にも「硬貨の料金」とメモしておきましょう。次からは窓口か振込で入金すれば、料金の行は増えません。
双子の場合は、どうすればいいですか
1人ずつ口座を作り、それぞれの出生体重を入金します。銀行印も1人に1本ずつ、本人の名前で作ってください。見分けやすくする工夫は双子の出産祝いに印鑑をで説明しています。
出産祝いに、出生体重貯金の通帳と銀行印を贈ってもいいですか
口座を作るのはご両親なので、通帳そのものは贈れません。届出印にする銀行印なら贈れます。「出生体重貯金の口座に使ってね」と添えれば、使い道がはっきりした出産祝いになります。赤ちゃんの名前の正しい字は、注文の前に確かめておいてください。
まとめ|銀行を選び、銀行印を用意してから、入金する日を決めます
出生体重貯金の準備は、次の順に進めます。まず、紙の通帳が出る口座を作れる銀行を選びます。次に、届出印にする銀行印を、窓口へ行く日までにお子様の名前で用意します。口座ができたら、入金する日を決めます。開設したその日にするか、お宮参りや1歳の誕生日などのお祝いの日にするかです。端数の硬貨は、窓口で入れるか振込にするかを選びます。最後に、記帳した行の横に何の記録かを書き添えます。
通帳と一緒に、いつか本人に渡せる銀行印を。お名前に合わせて職人がお作りします
京都の職人が、お子さまのお名前の字に合わせて印面を設計し、1本ずつ彫刻します。出産祝いとして贈る場合は、のしのご希望を注文の備考欄で承ります。全国送料無料、5年保証です。
口座を作る日に間に合わせるなら、窓口へ行く日の2週間前までのご注文が安心です。発送は3〜7営業日です。