CHAPTER 16 印鑑の贈り物・マナー

印鑑の贈り物に鑑定書を添える|書かれている内容と、渡すときの説明・配慮

開運印鑑を贈り物にすると、相手の姓名を鑑定した鑑定書が一緒に届きます。鑑定書には何が書かれているのか、贈る側が注文のときに決めた内容が相手にどう見えるのか、「半吉相」のような見立てを相手にどう説明するか、本人だけに読んでもらう渡し方、印影が載る書面としての保管まで、贈る前に知っておきたい配慮をまとめました。

公開日: 2026年9月24日

深い紫色の絹の風呂敷の上に、無地の厚い和紙をはさんだ生成りの紙ばさみが開かれ、その横に紫の房ひもを結んだ桐箱、黒い革の印鑑ケース、黒水牛の彫刻前の印材、黒い扇子、白梅の小枝が並んでいる写真
鑑定書を添えて贈る 鑑定書は、相手の名前のことが書かれた書面です。だからこそ、渡し方にひと工夫を

開運印鑑を贈り物にすると、印鑑と一緒に鑑定書が届きます。相手の姓名を鑑定し、その結果を印影にどう反映させたかをまとめた書面です。「この印鑑は、あなたの名前を見て作ってもらったもの」と伝えられる、贈り物としての説得力になります。一方で、鑑定書には相手の名前についての見立てが書かれています。受け取った方が内容をどう感じるかは、渡すときの説明で大きく変わります。この記事では、鑑定書に書かれている内容と、贈る前に考えておきたい配慮を説明します。

結論

鑑定書は、桐箱に収めたまま本人に渡し、本人に読んでもらうのが基本です。渡すときは「名前の良し悪しを占ったもの」ではなく、「名前に合わせて、印影をこう整えましたという設計の記録」だと説明してください。鑑定書には、贈る側が注文のときに選んだ運気も載ります。相手が見て「自分のことを考えて選んでくれた」と思える運気を選んでおくことが、いちばんの配慮です。

鑑定書には、何が書かれているのか

当店の開運印鑑には、単品にもセットにも、鑑定書、桐箱、下鴨神社でご祈祷いただいた印鑑お守りが付きます。鑑定書に書かれているのは、大きく3つのことです。紙面の体裁や項目の並びは折々で変わりますが、この3つは変わりません。

お名前の鑑定姓名の画数から出した五格と、「吉相」「半吉相」といった見立てです。生年月日をお知らせいただいた場合は、生まれ年から出す本命星の傾向も入ります。
印鑑ごとの記載印材、彫る文字の画数、職人が加えた接点の数、そして注文のときに選んだ運気です。贈り物の場合、ここに載るのは贈る側が選んだ運気です。
できあがった印影印鑑ごとの印影が載ります。印鑑本体と同じ扱いの書面だとお考えください。

中心にあるのは「彫る文字の画数に、職人が加える接点の数を足して、吉相の数に合わせる」という考え方です。名前の画数は変えられませんので、印影の側で数を足します。それぞれの項目の読み方は、開運印鑑の鑑定書には何が書かれる?画数と印影の読み方でくわしく説明しています。

贈る前に考えておきたい、3つの配慮

1. 名前の見立てを、相手がどう受け取るか

五格の欄には、5つの格それぞれに見立てが付きます。5つすべてが吉相という名前は多くなく、いくつかが半吉相になるのは珍しいことではありません。何も説明せずに渡すと、「私の名前はあまり良くないの?」と受け取る方もいらっしゃいます。

開運印鑑の考え方は、名前の良し悪しを決めることではありません。名前の傾向を読み取り、控えめなところを印影の設計で補う、というものです。鑑定書の見立ては、職人が接点をいくつにするかを決めるための下調べにあたります。親からもらった名前を大切にしている方ほど、この順番で説明してあげてください。

「名前を占ってもらったよ。半吉がいくつかあったみたい」

「あなたの名前に合わせて、印影を設計してもらったよ。どこをどう整えたかが、この紙に書いてあるんだって」

「この印鑑を使えば、運が良くなるから」

「新しい生活がうまくいくように、願いを込めて作ってもらったよ」

「鑑定の結果、あなたは金運が弱いらしいよ」

「これから一人暮らしだから、お金に困らないようにと思って、蓄財運をお願いしたよ」

開運印鑑は縁起物です。使えば必ず何かが起こる、というものではありません。お守りを渡すときと同じように、「あなたのこれからを思って用意した」という気持ちを伝える品だと考えてください。この点は開運印鑑は効果がある?科学的根拠と縁起物としての考え方でも説明しています。

2. 贈る側が選んだ運気が、鑑定書に載る

注文のときには、8つの運気の中から1つから3つまでを選びます。選んだ運気は鑑定書の強化運の欄に載りますので、相手は「この人は、私にこれを願ってくれたのだな」と読み取ります。相手が見てうれしい運気を選んでください。決めかねるときは「おすすめ」を選んでいただければ、鑑定の結果から鑑定士が判断します。

就職する子へ成功運、才能運、社交運仕事で力を出せるように、職場の人に恵まれるように、という願いです
結婚する子や友人へ家族運、愛情運、住居運新しい家庭が穏やかであるように。2人それぞれに贈るなら、同じ運気で揃える方法もあります
一人暮らしを始める子へ蓄財運、住居運、希望運暮らしの土台が整うように、という願いです
開業する方へ成功運、蓄財運、社交運事業が続き、良い取引先に恵まれるように
還暦の親へ家族運、住居運、希望運これからの暮らしが穏やかであるように

気をつけたいのは、相手が気にしていそうなことを突くような選び方です。結婚の予定がない方に愛情運を第1希望にして贈ると、励ましのつもりでも、相手は催促されたように感じるかもしれません。迷ったら、どなたにも当てはまる成功運、家族運、希望運の中から選ぶと安心です。

3. 生年月日と性別は、分かる範囲でかまいません

注文画面には、鑑定のための情報として、お名前、生年月日、性別の欄があります。鑑定の土台は姓名の画数ですので、相手の生年月日が分からなくても、鑑定と制作は進められます。その場合、鑑定書に九星気学の欄が入らないだけです。贈り物のために、相手の生年月日を無理に聞き出す必要はありません。くわしくは生年月日なしで開運印鑑を贈れる?鑑定に必要な情報を確認をご覧ください。

鑑定書の渡し方は、3通りあります

鑑定書を誰が先に読むのか、どこまで一緒に見るのかを、相手との関係に合わせて決めておきます。

  1. 箱に収めたまま渡し、本人が読む 友人、親戚、目上の方に 鑑定書は相手の名前についての書面ですので、本人が最初に読むのが自然です。「中に鑑定書が入っているから、あとで読んでみて」とひとこと添えます。相手の住所へ直接届ける場合も、この形になります。
  2. その場で一緒に読む 自分の子ども、配偶者に 成人や就職のお祝いの席で、箱を開けて一緒に読みます。「人格というのは名前のまん中の数でね」と話しながら読むと、名付けの思い出話にもつながります。
  3. 贈る側が先に読み、要点を話してから渡す まだ若い子ども、孫に ご自宅で受け取り、先に目を通しておきます。難しい言葉をかみくだいて、「名前に合わせて作った印鑑だよ」と伝えてから、鑑定書ごと渡します。先に読んだことは、相手に伝えておきましょう。

先に中身を確かめたい方は、包装を「通常梱包」にしてご自宅で受け取ってください。青や赤の包装を選ぶと、包みを開けないかぎり鑑定書は読めません。

鑑定書は、印鑑と一緒にしまっておいてもらいます

鑑定書には、相手の姓名と鑑定の内容に加えて、できあがった印鑑の印影が載ります。印鑑本体と同じ扱いの書面だとお考えください。人目につかない場所にしまっておいてもらうよう、渡すときに一言添えてください。

桐箱と一緒にしまう桐箱、鑑定書、お守りをひとまとめにしておくと、あとで見返すときに迷いません
写真を載せるときは気をつける贈り物の写真をSNSに載せる方は多いものです。鑑定書には印影が載っていますので、名前とあわせて写り込まないようにしてもらいます。実印や銀行印の印影は、人に見せるものではありません
贈る側は、内容をほかの人に話さない「あの子の名前は半吉相が多くてね」といった話は、たとえ家族のあいだでも、本人のいないところではしないでおきます

相手が鑑定や縁起に関心のない方だったら

姓名の鑑定に興味のない方や、占いのようなものが苦手な方もいらっしゃいます。そうした相手には、鑑定書の話を前に出さず、印鑑そのものを贈り物の中心にしてください。京都の職人が名前に合わせて印影をデザインし、1本ずつ彫った印鑑であることは、鑑定への関心にかかわらず伝わります。鑑定書は箱の中に入れたままにしておき、相手が読みたくなったときに読めばよいのです。

相手の考え方が分からず迷う場合は、鑑定書の付かない通常の印鑑セットという選択肢もあります。桐箱入りの2本セットや3本セットは、お祝いの品として十分な品格があります。どちらが相手に合うかは、贈る方がいちばんよくご存じのはずです。

鑑定書付きの開運印鑑が合う相手

  • 縁起を大切にする方お守りや厄除けを身近に感じている方には、鑑定書も喜ばれます
  • 節目を迎える子どもや孫「あなたの名前で作った」という記録が、名付けた側の思いと重なります
  • 開業、独立をする方新しい挑戦への励ましとして、願いを込めた品が合います

通常の印鑑セットが合う相手

  • 占いや鑑定が苦手だと分かっている方素材と仕立ての良さで選んだ印鑑のほうが、素直に喜んでもらえます
  • 名前に複雑な思いのある方改名を考えている方などには、名前の見立てが載る書面は避けます
  • 仕事上のお付き合いの方好みが分からない相手には、鑑定の付かない品のほうが無難です

よくある質問

鑑定書に、価格は書かれていますか

書かれていません。金額の入った納品明細書も、ご注文手続きの画面で「不要」にしておけば同封されません。

鑑定書に、贈った人の名前は載りますか

鑑定書に載るのは、鑑定したお名前、つまり印鑑を使うご本人のお名前です。注文画面の鑑定情報の欄には、贈る相手のお名前を入力してください。

鑑定書を先に読みたいのですが、相手の住所へ直接届けることもできますか

直接届ける場合、贈る側が鑑定書を先に読むことはできません。内容を確かめてから渡したい方は、いったんご自宅で受け取ってください。ご自分の名前で鑑定の雰囲気を知りたい方は、開運印鑑のページにある無料の簡易鑑定をお試しいただけます。

夫婦やきょうだいに贈る場合、鑑定書は1人ずつ付きますか

鑑定はお1人ずつのお名前で行いますので、お1人分ずつご注文ください。それぞれに鑑定書が付きます。見立てを比べ合うものではないことを、渡すときにひとこと添えると安心です。なお1人の方に3本セットを贈る場合、鑑定書はお1人分で、3本それぞれの記載が並びます。

まとめ|鑑定書は、願いを込めた証として渡します

開運印鑑の鑑定書には、相手の姓名の五格と見立て、生まれ年から出した本命星の傾向、印鑑ごとの記載、注文のときに選んだ運気、そしてできあがった印影が書かれています。渡すときは、名前を占った結果としてではなく、名前に合わせて印影を整えた記録として説明してください。運気は、相手が見てうれしいものを選びます。鑑定書は桐箱に収めたまま渡して本人に読んでもらい、印影が刷られた書面として、印鑑と一緒にしまっておいてもらいましょう。