CHAPTER 04 印鑑登録・各種手続き
実印として登録できるサイズは?8mm超25mm以内の決まりと選び方
実印として登録できるサイズは、丸い印鑑なら直径8mmを超え25mm以内です。役所の案内にある「正方形に収まる」という決まりの読み方、市区町村による違い、直径の選び方、お持ちの印鑑の測り方を説明します。
公開日: 2026年10月11日
これから実印を注文する方のなかには、「大きいほうが立派に見えるけれど、役所で断られないだろうか」と心配される方がいます。お手元の印鑑を実印にしたい方からは、「この大きさで登録できますか」というご質問をいただきます。役所の案内には「正方形に収まらないもの」のような、ひと目では分かりにくい書き方が並びます。この記事では、実印として登録できるサイズの決まりを図にして、直径の選び方までお話しします。
登録できるのは、印影が1辺8mmの正方形に収まらず、1辺25mmの正方形に収まる印鑑です。丸い印鑑なら、直径が8mmを超え、25mm以内です。当店の実印は13.5mmから18mm、開運実印でも24mmまでですので、どの直径もこの範囲に入ります。範囲のなかでは、彫る名前の文字数と、手になじむ太さで決めてください。
実印として登録できるサイズは、2つの正方形で決まっています
市区町村の決まりは、直径ではなく正方形で書かれています。京都市の案内には、こうあります。「印影が一辺の長さ8ミリメートルの正方形に収まらないで,一辺の長さ25ミリメートルの正方形に収まる大きさであること」。小さいほうの正方形からははみ出し、大きいほうには収まる印鑑なら登録できる、という意味です。
点線で描いた2つの四角は、外側が1辺25mm、内側が1辺8mmの正方形です。円は印影を表しています。図は実際の大きさではありません。
正方形を使う決まりなので、丸くない印鑑も同じように確かめられます。小判型や四角い印鑑も、2つの正方形に当てはめます。役所が見るのは印材の太さではなく、紙に押した印影の大きさです。
なぜ大きさに決まりがあるのかは、市区町村の案内には書かれていません。印鑑を作る立場から申し上げると、8mmより小さい印面は、名前の字を読める太さで彫るのがむずかしくなります。25mmを超える印影は、契約書の押印欄に収まりにくくなります。印鑑登録証明書にも、印影は縮小されずに、押したままの大きさで載ります。
登録できる大きさは、市区町村でほとんど変わりません
印鑑登録の決まりは、法律ではなく市区町村の条例で定められています。ただ、条例は国が示した事務処理要領をもとに作られていますので、大きさの数字はほぼそろっています。8つの市と区の案内を並べました。
「登録できる印鑑」の条件として示す市と、「登録できない印鑑」として示す市がありますが、意味は同じです。名古屋市だけは小さいほうの数字が7mmで、ほかの7つの市と区より1mm小さい印鑑まで登録できます。
ほかの市区町村へ引越すと、新しい住所の役所で印鑑登録をやり直します。直径13.5mmから18mmの実印なら、ここに挙げた8つの市と区のどこでも、範囲のまんなかあたりに入ります。引越し先で、大きさを理由に断られる心配はまずありません。
当店の実印は、どの直径も登録できる大きさです
登録できる範囲と、当店で選べる直径を、1本のものさしに並べました。
印鑑登録できる範囲と、当店で選べる直径数字は直径(mm)
- 13.5女性2位
- 15女性1位
- 16.5男性2位
- 18男性1位
- 21大きめ
- 24当店で最大
- 10.5当店で最小
- 12人気1位
開運実印には、実印と同じ13.5mmから18mmに加えて、21mmと24mmがあります。24mmは、25mmの正方形に1mmの余裕を残して収まります。認印も大きさは範囲に入りますが、実印は銀行印や認印と分けて持つことをおすすめしています。
当店でいちばん小さい実印は13.5mmで、小さいほうの基準の8mmを5.5mm上回ります。いちばん大きい18mmも、25mmの正方形に7mmの余裕を残して収まります。どの直径をお選びいただいても、大きさの条件は満たします。
登録できる範囲のなかで、実印の直径をどう選ぶか
範囲に入っていれば、どの直径を選んでもかまいません。目安になるのは、彫る名前の文字数と、手の大きさです。文字数が多いほど、また画数の多い字があるほど、直径の大きいほうが字を窮屈にせずに彫れます。
円は直径の比率を合わせて描いたもので、実際の印影より大きく表示しています。順位は、当店の実印の商品ページに表示しているものです。
男性は18mm、女性は15mmを選ぶ方が多いというだけで、男女で決まりが分かれているわけではありません。女性が16.5mmを、男性が15mmを選んでも登録できます。直径と文字数の関係は実印のサイズはどう選ぶ?で、男女それぞれの比べ方は女性の実印サイズと男性の実印サイズで詳しく説明しています。
実印と一緒に銀行印や認印も作るなら、実印をいちばん大きくして、1段ずつ直径を下げていきます。引き出しのなかで並んでいても、太さで見分けがつきます。当店の3本セットは、どの組み合わせも実印、銀行印、認印の順に小さくなっています。
お持ちの印鑑を登録したいときの測り方
ご両親から譲られたり、以前に作ったりした印鑑を実印にしたい方は、窓口へ行く前に大きさを測っておきましょう。いちばん確かなのは、紙に押した印影を定規で測る方法です。
図は測る位置を示したもので、印面の文字は描いていません。測った長さが8mmを超え、25mm以内なら、大きさの条件は満たしています。
測ってみて12mmより小さかった印鑑は、認印として作られたものかもしれません。大きさの条件は満たしていても、このあとに挙げる理由で登録できないことがあります。
大きさが合っていても、登録できないことがあります
窓口では、大きさのほかにも確かめられる点があります。京都市の案内と事務取扱要領から、主なものを挙げます。
- 住民票に載っている氏名、氏、名のいずれかを表している
- 外枠があり、枠の形がはっきり分かる
- 印影がはっきり写り、文字が読み取れる
- ゴム印のように、押すたびに形が変わる材質ではない
- 同じ形の印鑑が大量に作られている既製品ではない
長く使った印鑑は、縁が欠けていたり、文字がすり減っていたりすることがあります。大きさが範囲に入っていても、枠の欠けたものは断られる場合があります。たとえば浜松市は、枠が4分の1以上欠けている印鑑を、登録できないものに挙げています。欠けやすり減りが見つかったら、登録する実印を新しく作る時期です。
会社の実印には、法務局の別の決まりがあります
ここまでは、個人が市区町村に登録する実印の話です。会社の実印は法務局に届け出る印鑑で、大きさの決まりも別にあります。商業登記規則では、1辺1cmの正方形に収まるものと、1辺3cmの正方形に収まらないものは届け出られません。mmに直すと10mmと30mmで、個人の8mmと25mmより、どちらも少し大きい数字です。会社の実印の選び方は、法人実印のサイズをご覧ください。
よくある質問
実印は大きいほど良いのですか
大きさで実印の効力が変わることはありません。13.5mmでも18mmでも、登録すれば同じ実印です。大きい直径には、文字数の多いお名前でも線を太く彫れるという利点があります。お名前と手に合う直径をお選びください。
認印として使っている10.5mmの印鑑は、実印にできますか
大きさの条件は満たしています。ただ、店頭で買った既製品は、同じ形のものが大量に作られているという理由で断られることがあります。登録できたとしても、宅配便の受け取りと大切な契約に同じ1本を使うことになります。実印は、ほかの印鑑と分けてお持ちになることをおすすめします。
24mmの開運実印は、登録できますか
直径24mmの丸い印影は、1辺25mmの正方形に収まりますので、大きさの条件は満たしています。当店の開運実印では、いちばん大きいサイズです。ただ、押印欄の小さい書類では、枠からはみ出すことがあります。書類に押す機会の多い方には、18mmまでの直径をおすすめします。
夫婦で同じ大きさの実印を登録できますか
直径が同じでも、彫ってある名前が違えば、それぞれ登録できます。断られるのは、同じ世帯のご家族がすでに登録している印鑑そのものです。ご夫婦で直径を1段変えておくと、しまうときに取り違えにくくなります。
引越したら、大きさの決まりは変わりますか
多くの市区町村は、8mmと25mmの同じ数字を使っています。名古屋市のように、小さいほうが7mmの市もあります。直径13.5mmから18mmの実印なら、この記事で挙げた8つの市と区のどこでも、大きさの条件を満たします。
まとめ|実印の直径を決める順番
はじめに、彫る名前を決めます。フルネームか、姓だけか、名だけかで文字数が変わります。次に、文字数と手の大きさから直径を選びます。銀行印や認印も一緒に作る方は、実印をいちばん大きくして、1段ずつ下げます。お持ちの印鑑を登録する方は、紙に押して印影を測り、枠の欠けがないかも見てください。迷ったときは、商品ページに表示している人気の順位を目安にしてください。
実印の直径を基準に、実印・銀行印・認印の3本セットを選ぶ
実印をいちばん大きく、銀行印と認印を1段ずつ小さくした組です。お名前の字に合わせて、京都の職人が1本ずつ彫刻します。書体とケースの色は1本ずつ選べます。桐箱か化粧箱入り、朱肉と押印マット付き、送料無料、5年保証。